【神奈川の女子御三家】横浜雙葉中学校の学校情報・評判、学校行事や制服についても徹底解説!

横浜雙葉中学校は、神奈川県横浜市中区山手町にある、キリスト教カトリック系の私立女子中学校です。神奈川県内の私立女子校の中でも歴史が深く、創立は1900年に遡ります。

完全中高一貫校となっており、高校からの入学はできません。

県内でも屈指の難易度をほこり、フェリス女子学院、横浜共立学院とともに神奈川県の女子御三家として有名です。

今回は、そのような横浜雙葉中学校の、学校情報や評判についてご紹介します。

理念・校訓

横浜雙葉中学校は、キリスト教カトリック系の学校として、聖書の教えを基盤とした教育を行っています。

学校の校訓としては、「徳においては純真に 義務においては堅実に」という言葉を掲げています。

また、学校として以下のような教育理念を掲げています。

高い知性と豊かな感性を磨く

横浜雙葉の教育は、すべての人間がこの世でかけがえのない独自の価値を持った大切な存在であると考えるところから始まります。子どもたちに生きることの喜びや希望を与え、自分の夢に向かってチャレンジする力を育てます。
学園の精神の土台であるキリスト教は、子どもたちの豊かな可能性とその素晴らしさを次のように教えます。

  • 子どもたちは存在そのものが素晴らしいこと。
  • 子どもたちは素晴らしい才能を持っていること。
  • 子どもたちは違っているから素晴らしいこと。

ありのままの自分が愛される存在であることを実感する時、子どもたちは自分に自信と誇りを持って可能性に向かってチャレンジすることができます。学習は自分が与えられた能力を発見するための手段であり、それを磨くことによってこの世での独自のミッションを果たすことが出来るのです。人間の持つ能力は他者との深い関わりの中でさらに豊かに磨かれ真に完成されます。

「徳においては純真に 義務においては堅実に」の校訓には、神と人の前に素直な精神と品性を備え、自分の使命を最後まで貫く強さを持った女性を育てるという意味が込められています。

出典:教育理念|横浜雙葉中学高等学校

施設

横浜雙葉中学校は、神奈川県横浜市中区山手に所在する学校です。JR京浜東北・根岸線の石川町駅より徒歩13分、みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩6分桜木町駅からバス11分・徒歩2分の場所に立地しています。

山手の丘にそびえる2つの鐘塔は、横浜の港からも見上げることができます。

集会で使われる講堂や学年ごとのミサで使われる聖堂など、カトリック系の学校ならではの施設が多いです。

全体的に広々とした敷地が特徴的で、グラウンドや体育館は全校で行う運動会を実施できるほどの広さで、観覧席も設けられています。

そのほかにも、大型スクリーンとスピーカーを完備した教室や、生徒一人ひとりに1台のパソコンと2人に1台にセンターモニターが割り当てられるITワークショップルームが存在するなど、生徒の学習を支える設備が充実しています。

制服

正制服はブラウスにジャンパースカートです。その他にブレザーやPコートなどがあります。また、原則として6月から9月の夏季期間は、準制服として紺・チェックのスカートと、白・青のブラウスがあり、それらを自由に組み合わせて着用することができます。

出典:制服|横浜雙葉中学・高等学校

学費

2020年度の中学1年生の納入金・年間の学費は、以下のようになっています。

  • 入学金:300,000円
  • 施設設備資金:200,000円
  • 授業料:月額64,000円
  • 学園費:月額5,000円
  • 施設維持費:月額16,000円
  • 校納金:月額64,000円

※上記の納付金は、第1期5ヶ月分(4月)、第2期4ヶ月分(9月)、第3期3ヶ月分(1月)に分けて、銀行口座からの引き落としによって納付する。
その他、生徒に還元するものとして(共同購入費、保護者の会の会費、校外学習積立金等)、月額8,200円を納付する。

学校生活

学校行事

横浜雙葉中学校では、中学・高校の6年間を通して様々な学校行事が行われています。

6学年全体で参加する運動会、雙葉祭(学園祭)、中学生全体が参加する合唱コンクールといった、大規模な行事も活発に行われています。

キリスト教カトリック系ミッションスクールならではの、宗教講演会、カトリック球技大会、クリスマスミサといった活動も盛んです。

そのほかにも、校外学習の一環として中学3年生では奈良・京都に、高校2年生は広島・長崎に訪れるなど、宿泊行事も盛んです。

国際色豊かな行事も充実しており、韓国スタディーツアー、シンガポール・マレーシアスタディツアーといった、学校の外部にも積極的に目を向けることができるような機会がたくさん与えられています。

勉強だけではなく、学校行事も「全力で」取り組む経験が重要視されており、当校は特にキリスト教色の強い行事が多いことが印象的です。

部活動

横浜雙葉中学校では、22の文化系クラブと、5つのの運動系クラブがあり、生徒は自分に合ったクラブを自由に選ぶことができます。

クラブは、中学生では原則的に全員参加し、高校生は自由参加(希望制)となっています。中学生と高校生は合同で活動し、活動日はクラブによってそれぞれ異なります。

一般的に、運動部と比べると文化部の活動はあまり盛んではないイメージがありますが、当校では文化部も活発に活動を行なっていることが印象的です。

例えば、他の学校ではあまり見られないようなカトリック研究部、競技かるた部、THE EYESと呼ばれる奉仕活動グループは、クラブ目的で入学を希望する生徒がいるほどです。

カリキュラム

横浜雙葉中学校は、キリスト教カトリック系の完全中高一貫校です。

「すべての人に尊厳がある」というキリスト教の教えを受け継ぎ、生徒が自分自身の固有の役割や存在理由を見出していくことを目標として掲げています。

中学校の3年間では、学校生活を大切に過ごすことを通して注意深さを養います。

高校1年生では、校外学習を通して自分自身の声に耳を傾け、本格的に進路選択をし始めます。生徒たちはホームルームなどを通して大学のガイダンスや模擬授業に参加し、自分にとって適切な進路を見極めます。

中高の6年間を通して行われるカリキュラムは、2年間ごとの3段階で分けられます。中学1年・2年生は学習習慣の確立を目指し中学3年・高校1年生では、高校の学習を先取りしつつ基礎固めを行います。高校2年・3年生では、生徒の進路に合わせて演習科目など、幅広い選択科目が展開されており、定期的な学力テストや全国模試などの結果を振り返りながら、着実な学力向上を目指します

入試情報

基本データ

応募状況

満点・受験者平均点・合格者平均点・合格者最高点・合格者最低点

進学実績

  • 2020年度卒業生:180名  
  • 表示形式:合格者数(うち現役合格者数)

※信州大学、浜松医科大学、弘前大学、福井大学、防衛医科大学校、山形大学、横浜市立大学、昭和大学、東邦大学、北里大学、東海大学、聖マリアンナ医科大学、順天堂大学、帝京大学、東京医科大学、東京女子医科大学、国際医療福祉大学、東京慈恵会医科大学、埼玉医科大学、日本大学

試験時間・満点

学校説明会日程

◎2020年度開催日

  • 7月11日(土):土曜日学校案内
  • 9月4日(金):第2回学校説明会
  • 10月3日(土):校内見学会
  • 10月10日(土):校内見学会
  • 11月3日(火・祝):第3回 学校説明会
  • 11月14日(土):土曜日学校案内
  • 12月5日(土):土曜日学校案内

(会場:横浜雙葉中学・高等学校)

まとめ

今回は、横浜雙葉中学校の学校情報や評判についてご紹介しました。中学受験ナビでは、ほかにも様々な学校の情報についての記事を豊富に取り揃えています。

自分の気になる学校の記事は必ずチェックしましょう!

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参考

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こんにちは!ライターの福久はなです。
都内の中高一貫校出身で、大学受験を経て東京大学に入学しました。
塾講師や家庭教師のアルバイト経験があり、算数・数学・英語を中心に教えていました。
これらの科目に限らず、中学受験の経験を活かして理科・社会といった科目の対策方法や、学校別の受験対策、学校情報についてなど、幅広く記事を執筆しています。
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