【芸能活動可能!?】品川女子学院中学校の算数の特徴とは?最新の出題傾向や入試対策方法ついてもご紹介!

品川女子学院中学校は、東京都品川区北品川3丁目にある私立女子中学校です。

完全中高一貫校であるため、高校からの募集は行っていません。

また、創立は1926年に遡り、首都圏の女子校のなかでも歴史が長いです。

今回は、そのような品川女子学院中学校の、算数の出題傾向や入試対策方法についてご紹介します!

入試情報

問題構成

品川女子学院中学校の算数は、試験時間50分に対し大問が6問、総設問数が20問程度となっています。

それぞれの大問を見てみると、第1問では計算問題、第2・3問では一行問題、第4〜6問では応用問題が出題されています。

第1問では四則演算の問題が2問出題されており、内容も基本的なものとなっています。第2・3問では穴埋め形式の一行問題が各4〜5問出題されています。第4〜6問では、前半よりも難易度の高い応用問題が出題されており、各2〜3問程度の小問が用意されています。

全体として難問・奇問といった問題は見られず、各単元の理解を問うような問題がほとんどです。

またここ最近で問題構成には変化が見られません。

解答形式

品川女子学院中学校の算数では、多くの問題が途中式や考え方を記述する形式であることが特徴的です。

第1問の計算問題では、解答欄内に計算スペースが用意されており、途中計算と最終的な答えを記入します。

第2・3問の一行問題では、空欄にあてはまる答えを求め、答えのみを解答欄に書き込む形式です。第4〜6問の応用問題では、全てではありませんがほとんどの問題で途中式や考え方についての記述を求められます

 このように当校の算数では、全体のうち半分程度の問題で途中式や考え方についての説明を求められます。途中式や考え方についての記述を求められる問題では、最終的な答えが正しくても途中過程が誤っていた場合、十分な得点を期待することはできません

一方で、最終的な答えのみを記入する問題では、解答の途中過程が正しくても最終的な答えが間違っていた場合、一切得点することができないため、注意が必要です。

近年の出題内容

2020年度

2019年度

2018年度

出題傾向

概要

  • バランスの良い出題

品川女子学院中学校の算数では、第1問で計算問題、第2・3問で一行問題、第4〜6問で応用問題が出題されています。

まず第1問の計算問題では、基本的な四則演算の問題が2問出題されます。第1問は全問の中で最も難易度が易しいため、必ず得点しておきたい問題です。

第2・3問の一行問題は、平面図形、割合、速さ、数の問題を中心に出題されています。答えのみを求める穴埋め形式で、特殊算の出題が多いことも特徴的です。

第4〜6問では、割合、速さ、場合の数、平面図形、立体図形などから中心的に応用問題が出題されています。前半3問と比べ比較的難易度が高めに設定されており、年度によっては思考力を問うような問題も出題されていますが、基本的には定型問題をベースにしたような内容のものとなっています。

当校の算数は、以上にあげたような頻出分野以外にも、様々な単元からの出題が見られ、全体的にバランスの良い出題傾向であることが特徴的です。

  • 同レベル帯の学校の中でも難易度は標準レベル

品川女子学院中学校の算数では、、基本から応用まで様々なレベルの問題がバランスよく出題されています。全体として見ると標準的な難易度であると言えるでしょう。

いわゆる難問・奇問といった、高度なひらめきや思考力を必要とするような問題は見られず、あくまでその単元についての基本的な理解を問うような問題がほとんどです。

内容

出題分野・出題傾向についての詳細

【頻出分野】

  • 計算問題→四則計算、逆算、計算の工夫
  • 和と差→和差算、分配算、消去算、つるかめ算、過不足算、差集め算、年令算
  • 割合と比→割合と比、正比例と反比例、還元算、相当算、倍数算、売買損益、濃度、仕事算、ニュートン算
  • 速さ→速さ、旅人算、通過算、流水算、時計算
  • 図形→角度、面積、長さ、体積、表面積、水の深さと体積、表とグラフ

  • 規則性→周期算、数列、方陣算、図形と規則
  • 場合の数→調べ、推理、条件の整理
  • 出題傾向・難易度についての詳細

品川女子学院中の算数では、第1問に計算問題・一行問題、第2・3問に一行問題、第4〜6問に応用問題が出題されており、ここ最近では問題構成や出題形式にあまり変化が見らません。

各大問の出題傾向をそれぞれ見ていくと、第1問では毎年計算問題が2問出題されています。内容は基本的な四則演算や逆算、計算の工夫などの問題がほとんどで、全体の中でも最も得点しやすい問題であると言えるでしょう。

第2・3問では、様々な単元から一行問題が出題されています。頻出分野は平面図形、割合、速さ、数の問題ですが、そのなかでも特殊算に関する問題が頻出です。

 第4〜6問の応用問題では割合、速さ、場合の数、平面図形、立体図形を中心的に出題されており、なかでも図形の長さ、面積、体積に関する問題はここ最近でよく出題されるようになっています。

 当校の算数は、以上にあげた頻出単元以外からも、幅広い分野からの出題が見られることが特徴的です。ここ最近では規則性の問題や、自ら条件を整理する問題などの出題も見られます。

当校の算数では、第1問で見られるような基本的な計算問題から、第2・3問の一行問題、第4〜6問で見られるような応用問題まで、様々な難易度の問題がバランスよく出題されていることが特徴的です。

年度によっては、思考力を求める難易度の高い応用問題が出題されることもありますが、基本的には各単元についての理解を問うような問題がほとんどです。

難関男子校で出題される、いわゆる難問・奇問といった問題は見られず、しっかり対策していれば十分に得点できるうな標準的な内容になっています。

対策方法

分野別対策法

図形対策

品川女子学院中の算数では、第2・3問の一行問題、第4〜6問の応用問題で図形問題が頻繁に出題されています。なかでも角度、長さ、面積、体積、表面積に関する問題がよく出題されています。

まずはそれぞれの問題の典型的な解き方や公式を身につけるため、標準的なレベルの問題集をくりかえし解き、定型問題をマスターしましょう。定型問題を一通りマスターしたら過去問研究を行い、実際に出題されている問題の難易度を把握しましょう。

割合と比対策

品川女子学院中学校の算数では、割合と比に関する特殊算の問題が頻出です。割合と比の問題を解くときは、図や立式を工夫することで複雑な条件を整理することが重要です。普段問題を解くときから、図や式を整理して記述することを心がけましょう

まずは標準的な内容の問題集で定型問題をマスターし、その上で過去問演習に取り組みましょう。

速さ対策

品川女子学院中学校の算数では、速さの問題が頻出です。なかでも旅人算や通過算の問題がよく出題されます。まずは標準的なレベルの問題集を繰り返し解き、速さの基本公式や定型問題の解法を理解しましょう。定型問題一通りマスターしたら過去問研究に移りましょう

旅人算や通過算の問題は、立式だけでは条件を整理できず、図を描いて整理しなければいけない問題がほとんどです。また当校の算数は、問題用紙上に考え方や式を記入する方式なので、採点の際に図もチェックされる可能性があります。普段問題を解くときからきれいに、分かりやすく図を描く練習をしましょう。

計算対策

ここ最近の入試では、毎年大問1で必ず計算問題が2問程度出題されています。内容は分数・少数・整数を中心とした四則計算や逆算など、いずれも一般的な出題であるため、必ず満点を目指したい内容となっています。

とはいっても、当校の計算問題は、与えられている計算式が長く、計算処理の分量も多く複雑な問題がほとんどです。そのため計算問題だからといってあなどらず、しっかり対策をすると良いでしょう。

計算問題の対策としては、一度に大量の問題を解くというより、コツコツ少量の問題をこなしていく方が効果的です。計算問題のみを集めた問題集やドリルなども各出版社から発売されているので、自分の好きなものを1冊購入し、毎日3〜5 問程度のペースで進めていくと良いでしょう。

その際、ただがむしゃらに解くというより、入試本番と同じように慎重に解き、解き終えた後も検算をして計算ミスを減らす努力をしましょう。

問題集別対策法

【おすすめの問題集】

  • 『予習シリーズ』 (中学受験の四谷大塚)

四谷大塚や早稲田アカデミーなどを始めとした中学受験大手塾と同じカリキュラムで算数の学習ができるシリーズ。各学年用の教材が出版されており、レベルに合った教材を選ぶことができます。予習シリーズ6年下まで一通り理解すれば中学受験における典型問題は一通りおさえることができます。予習シリーズが終了したら過去問研究に取り組みましょう。

また各ページに数問ずつ計算問題が掲載されているため、計画的に進めていけば、計算問題対策をすることもできます。このシリーズだけで基本〜標準レベルの問題をすべて網羅できる点が魅力的です。

品川女子学院中学校の算数で頻出の、「旅人算」の定型問題を問題集からピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

【中学受験新演習 算数小6 実力アップ問題集】より

〜旅人算の問題、追いつきの旅人算と比〜

p.31〔6〕

家から学校まで行くのに姉は12分、妹は20分かかります。妹が家を出発してから6分後に、姉が家を出発して、妹を追いかけました。これについて、次の各問いに答えなさい。

⑴姉と妹の速さと比を求めなさい。

⑵姉が妹に追いつくのは、姉が家を出発してから何分後ですか。

【解説】

⑴5:3 ⑵9分後

⑴1/12:1/20=5:3

⑵姉の速さを5、妹の速さを3とすると、姉が出発する時までに妹が進んだ道のりは、3×6=18

姉が妹に追いつくのは、

18÷(5-3)=9(分後)

実際の過去問を解いてみよう!

品川女子学院中学校の算数では、「計算」、「速さ」、「図形」、「規則性」「場合の数」、「割合と比」などが頻出で、毎年幅広い分野からの出題が見られます。

これから、実際に出題された過去問を参考に、入試対策方法をご紹介します。

実際の出題例

(2019年度・第2問より抜粋)

【2】

⑸ あめ27個とガム23個が入っている袋があります。この袋から姉があめとガムを合わせて25個もらい、残りの25個を妹がもらいました。姉がもらったあめの個数と妹がもらったガムの個数の差は□個です。

【解答】

  • ⑸2個

【解説】

    • 姉がもらったあめの個数を□とおくと、姉がもらったガムの個数は25-□(個)
    • また、妹がもらったあめとガムの個数はそれぞれ、27-□(個)、□+2(個)とわかる。
    • よって、姉がもらったあめの個数と、妹がもらったガムの個数の差は、□-(□+2)=2(個)

【ポイント】

  • 品川女子学院中学校では、第2問・第3問で各単元の一行問題が出題されます。
  • 難関男子校で出題されるような難問・奇問などは出題されておらず、あくまで各単元の基本的な理解を問うような問題がほとんどです。
  • 全体的に解きやすい問題が多いため、高得点を目指したい内容となっています。

合格点を取るには?

出題形式に慣れよう!

品川女子学院中学校の算数では、第1問に計算問題、第2・3問が一行問題、第4〜6問が応用問題となっており、ここ最近でこの問題構成に変化は見られません

また、それぞれの問題の出題傾向にも偏りがあり、各単元から出題される問題パターンにも特徴があります。

当校の算数で高得点を取るためには、徹底的に過去問演習を行うことが効果的です。過去問を通じて適切な時間配分の仕方について考えたり、出題傾向を把握しましょう。解いていて苦手な単元が出てきた場合には基本にかえり、頻出分野の苦手を克服した上で本番に臨みましょう。

また、品川女子学院中の算数は、全体のうち約半分の問題で、途中式や考え方の説明についての記述が求められます。具体的には、第1問の計算問題では解答用紙上に計算スペースが用意されているほか、第4〜6問の応用問題ではほとんどの問題で途中式や考え方を記入する欄があらかじめ用意されています。

このような問題では、最終的な答えまでたどり着くことができなくても、途中過程が正しければ部分点をもらうことができます

一方で、第2・3問の一行問題では途中式や考え方を記入する欄はなく、空欄に当てはまる答えのみを記入する形式です。このような問題では、考え方が分かっても最終的な答えが間違っていると大幅に失点してしまう可能性があります。

途中式や考え方を記入するスペースは、そこまで大きくないものがほとんどです。そのため、全ての途中式を記入していると、欄内に解答を収めることができなくなってしまいます。普段問題を解くときから、必要な式や記述を取捨選択するように意識しましょう。

苦手分野を克服しよう!

当校の算数は、幅広い単元からまんべんなく出題されることが特徴的です。苦手な分野がある場合は集中的に対策をし、克服した上で入試に臨めるとよいでしょう。

当校の算数では、各単元に関する理解を問うような問題がほとんどです。そのため全ての単元で応用問題レベルまで解けるようになっておく必要はありませんが、定型問題レベルまでは確実にマスターしておきましょう。

また、合格ラインは約6割となっており、算数が苦手な場合でもある程度しっかりと得点しなければいけません。難易度が比較的易しい第1〜3問、第4〜6問の⑴を確実に得点した上で、あまった時間で第4〜6問の⑵以降で自分の解きやすい問題を解く、というようにすると良いでしょう。試験終了前の5〜10分程度は必ず見直しや検算の時間にあて、ケアレスミスによる失点を防ぐよう意識しましょう。

まとめ

今回は、品川女子学院中学校の算数入試対策についてご紹介しました。当校の算数は試験時間50分に対し大問が6問で、総設問数は20問程度となっています。また、それぞれ第1問が計算問題、第2・3問が一行問題、第4・5問が応用問題という問題構成です。

後半には難易度の高い問題も出題されていますが、いわゆる難問・奇問といった問題は出題されておらず、ここ最近では単元についての基本的な理解を問うような問題が中心となっています。

出題形式や問題構成にもあまり変化が見られないため、算数が苦手な人でも十分高得点を狙うことができるでしょう。

まずは標準的なレベルの問題集を繰り返し解き、定型問題を一通りマスターしましょう。その上で過去問演習を通して問題のパターンや時間配分の仕方を把握すると良いでしょう。

算数は全科目の中で一番点差を分ける科目です。算数の点数が合否を分けると言っても過言ではないでしょう。入試本番まで時間は限られていますが、他科目とのバランスを考えつつ、限られた時間の中で優先順位に気をつけながら最大限の対策をしましょう。

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参考

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こんにちは。東京大学教育学部の福久はなです。 中高一貫の女子校出身で、中高6年間でバトントワリングというスポーツに熱中していました。大学受験を経て東京大学文科3類に入学してからは、大学から始めたダンスや、塾講師や家庭教師のアルバイトに打ち込んでいます。休日は友人とカフェ巡りをしたり、ショッピングをしたりなど外に出ていることが多いです。大学では教育学部に在籍しており、教育財政や教育経営などについて学んでいます。趣味は旅行で、夏休みや春休みなどの長期休みを利用して様々な国に旅に出ています。大学は高校時代に比べて長期休みの期間が長いので、海外など遠出の旅行をするのには絶好の機会です。世界史の教科書で見ていたような建築を実際に目にしたときには、なんとも言えない感動があります。これから私の中学受験・大学受験を含めた学習経験をもとに、皆さんの役に立つような、面白くて分かりやすい記事を書いていきます。 よろしくお願いします!