筑波大学附属中学校の算数入試!出題傾向や対策法などまとめ

学校情報

応募状況

  • 2020年度

性別

募集人員

応募者数

受験者数

合格者数

実質倍率

80名

226名

172名

52名

3.3倍

293名

209名

52名

4.0倍

進路実績

2019年度卒業生:233名 表示形式:合格数(現役合格数)

東京大学

36名(23)

京都大学

6(4)名

一橋大学

 10(7)名

東京工業大学

15(11)名

早稲田大学

125(73)名

慶應義塾大学

72(46)名

上智大学

38(24)名

東京理科大学

56(30)名

学習院大学

2(1)名

青山学院大学

8(3)名

立教大学

17(7)名

中央大学

31(21)名

法政大学

12(6)名

明治大学

40(21)名

関西大学

3(2)名

関西学院大学

4(4)名

同志社大学

9(9)名

立命館大学

2(1)名

医学部医学科(※)合計

10(5)名

※東京大学理科Ⅲ類、筑波大学、京都大学、秋田大学、信州大学、新潟大学、北海道大学

学校説明会日程(2020年度)

  • 学内の説明会

説明会

日程

学校説明会

第1回9月26日(土)午後

第2回10月3日(土) 午前および午後

※(以下、学校ホームページより)

本校を会場とする形のものは中止とし、代わりにインターネットによる情報提供(期間限定)とさせていただきます。視聴時間、視聴方法等は詳細が決まり次第、本校ホームページに掲載いたします。

 入試情報(2020年度入試)

 

一般生

入試日

試験:2月3日(水)

募集人員

80名(男女ほぼ同数)

入試

入試科目

①筆記試験(国語・算数・理科・社会)

②報告書点 6年生の12月末の8教科の学習の記録(評定)

 

出願期間

1月15日〜1月16日

合格発表

2月4日(木)

基本データ

試験時間・満点

 

国語

算数

理科

社会

合計

試験時間

40分

40分

40分

満点

50点

50点

25点

25点

150点

満点・合格者平均点・合格者最高点・合格者最低点

 ※点数の公表なし

問題構成

筑波大学附属中の算数は、試験時間が40分で、大問が10〜11問、総設問数が20問程度で構成されている傾向にあります。

大問6問のうち、第1問は計算問題や応用小問7問程度で構成されており、問題によっては2問程度の小問が用意されています。試験時間に対して問題数が多く、他の学校と比べても分量が多くなっています。

当校は2019年度入試までは「算数・社会と国語・理科をそれぞれ合わせて50分で解く」、「基本4教科のほかに音楽、図画工作、家庭の学力検査と体育の実技検査なども試験科目に含める」という特徴的な試験を行っていました。2020年度募集要項からも分かるように、今年度からは試験内容が大きく変わります。

まず、基本4教科は算数(40分、50点満点)、国語(40分、50点満点)、理科・社会(合わせて40分、各25点満点)という配分になっています。

また音楽、図画工作、家庭の学力検査と体育の実技試験は実施がなくなるため、注意が必要です。

これらの学力検査のほかに、6年生12月末の8教科(国語・算数・理科・社会・音楽・図画工作・体育・家庭)の学習の記録(評定)の提出が求められ、基本4教科は各3点×4=12点、その他4教科は各6点×4=24点の、合計36点満点で計算されます。合否判定は学力検査点と報告書点の合計点および、報告書の記入内容を総合的に判断して決定されます。

解答形式

問題用紙と解答用紙が別々に用意されており、基本的に解答欄には必要な単位などがあらかじめ印刷されています。全ての問題で“答えのみを解答欄に記入する”形式で、途中式や考え方を記述させるような問題は見られません。

近年の出題内容

  • 2020年度

分野・単元

〈大問1〉小問集合

〈大問2〉数列

〈大問3〉図形の面積、角度

〈大問4〉辺の長さ、水の深さと体積

〈大問5〉面積、図形と規則

〈大問6〉図形と規則〜折り紙〜

〈大問7〉立方体の構成

〈大問8〉立方体の展開図

〈大問9〉相当算

〈大問10〉ダイヤグラム

  • 2019年度

分野・単元

〈大問1〉小問集合

〈大問2〉図形の面積

〈大問3〉水の深さと体積

〈大問4〉旅人算〜グラフ〜

〈大問5〉規則性〜ピラミッド〜

〈大問6〉場合の数

〈大問7〉平均と延

〈大問8〉立方体の展開図

〈大問9〉図形の面(作図問題)

〈大問10〉立体図形の切断

  • 2018年度

分野・単元

〈大問1〉小問集合

〈大問2〉割合

〈大問3〉立体図形と規則性

〈大問4〉旅人算〜グラフ〜

〈大問5〉図形と規則

〈大問6〉立体図形の見え方(作図問題)

〈大問7〉図形の切り分け(作図問題)

〈大問8〉図形と規則〜折り紙〜(作図問題)

〈大問9〉水の深さと体積

〈大問10〉立体の展開図

〈大問11〉平均

出題傾向

 概要

やや多い分量

筑波大学附属中の算数は、試験時間40分に対して大問数10〜11問、総設問数20問程度とかなり多い分量となっています。内容としては、基本的な計算問題から思考力を必要とする応用問題まで出題されており、バランスのとれた内容となっています。

簡易傾向

第1問は基本的な計算問題や一行問題を中心として7問程度出題されています。計算問題は四則計算や逆算など基本的な内容で、応用小問は図形、特殊算、数の性質からの出題が頻出です。

毎年これらの単元からは必ず出題されていますが、そのほかにも幅広い分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。第1問は全体で見ても難易度が最も平易で、必ず得点しておきたい問題と言えるでしょう。

第2問〜第6問は応用問題となっており、問題によっては2問程度の小問が用意されています。頻出分野は図形、速さ、規則性などで特に図形問題は平面図形、立体図形問わず毎年出題されています。

応用問題といっても難易度は様々で、定型問題をベースにしたような問題から思考力やひらめきを要するような融合問題まで、毎年いろいろな問題が出題されています。当校特有のパズル読解の問題や、作図の問題も多く見られます。作図の問題は年度によって出題量のばらつきがあり、多い年では3問出題されることもあります。

全体として出題分野に偏りがあり、同じような問題が連続で出題されることもあります。

内容

【頻出分野】

  • 計算
    四則計算、逆算、計算の工夫
  • 割合と比
    割合と比、濃度
  • 和と差
    和差算、分配算、差集め算、つるかめ算、集まり、平均と延
  • 平面図形
    角度、長さ、面積、辺の比と面積の比
  • 立体図形
    立体図形の展開図、投影図、水の深さと体積、構成、分割
  • 速さ
    速さ、旅人算、通過算、速さと比
  • 数の性質
    約数と倍数、整数、少数、分数
  • 規則性
    数列、方陣算、図形と規則

出題分野についての詳細

筑波大学附属中の算数は、第1問に計算問題と応用小問が、第2問以降に応用問題が出題されています。

まず第1問についてですが、計算問題は四則計算、逆算、計算の工夫など基礎的な内容のものがほとんどで、全体で見ても最も得点しやすい問題と言えるでしょう。

応用小問は各分野の一行問題で、毎年幅広い分野からまんべんなく出題されています。なかでも図形、特殊算、数の性質、規則性などが頻出で、これらの単元からは毎年必ず出題されています。これらの単元以外にも様々な分野からの出題が見られ、幅広い分野からまんべんなく出題されていることが分かります。

次に第2問以降の応用問題についてですが、頻出分野は図形、速さ、規則性などです。平面図形からは角度、面積、辺の比と面積の比などが、立体図形からは展開図、投影図、構成、分割、水の深さと体積などが頻出です。

また、当校の算数では作図問題や立方体に関する問題、パズル読解の問題が毎年のように出題されることが特徴的です。速さからは速さ、旅人算、通過算がよく出題されおり、ダイヤグラムやグラフを使って解くような問題もよく見られます。規則性からは数列、図形と規則の問題がよく出題されています。

難易度について

まず第1問の計算問題と応用小問についてですが、計算問題は基本的な四則計算や逆算などがほとんどで、全体で見ても平易で、一番得点しやすい内容となっています。また応用小問は各単元の一行問題で、定型問題を中心とした標準的な内容となっています。

第2問以降では応用問題が出題されています。応用問題と一括りに言っても難易度は様々で、定型問題をもとにしたような問題から、複数の分野を組み合わせた融合問題のように思考力や発想力を必要とする難易度の高い問題まで、多岐にわたります。当校特有の作図問題やパズル読解の問題、立体図形に関する問題などは、高度なひらめきを必要とするような問題が多く、特に難易度が高いです。

全体としての難易度はそこまで高くはありませんが、試験時間に対し問題の分量が多いため、速く、正確な問題処理能力が求められます。

対策

分野別

計算対策

ここ最近の入試では、毎年大問1に計算問題が出題されています。内容は四則計算や逆算など難易度も易しめの問題であるため、必ず得点しておきたい問題です。

計算問題の対策としては、一度に大量の問題を解くというより、コツコツ少量の問題をこなしていく方が効果的です。計算問題のみを集めた問題集やドリルなども各出版社から発売されているので、自分の好きなものを1冊購入し、毎日3~5 問程度のペースで進めていくと良いでしょう。

その際ただがむしゃらに解くというより、入試本番と同じように慎重に解き、解き終えた後も検算をして計算ミスを減らす努力をしましょう。

図形問題対策

筑波大学附属中の算数入試は図形からの出題頻度が高く、平面図形、立体図形問わずまんべんなく出題されています。そのなかでも平面図形からは角度、面積、辺の比と面積の比などが、立体図形からは展開図、投影図、構成、分割、水の深さと体積などが頻出です。苦手分野は早めに克服し、幅広く対策しておきましょう。

まずはそれぞれの問題の典型的な解き方や公式を身につけるため、標準的なレベルの問題集を一周して定型問題を一通り解きましょう。定型問題が一通り解けるようになったら過去問研究に移り、実際に出題されている問題の難易度や特徴を理解しましょう。

当校特有のパズル読解問題、立方体に関する問題や作図問題などは、連続で同じような問題が出題されることもあるほど、出題に偏りが見られます。過去問を見て入念に対策しておきましょう。

速さ対策

当校の算数では速さの問題が頻出です。なかでも旅人算がよく出題されています。

対策方法ですが、まずは標準的なレベルの問題集を一周して速さに関する定型問題を解き、速さの基本公式や定型問題の解法を理解しましょう。定型問題を一通りマスターしたら過去問研究に移り、応用問題に慣れましょう。

旅人算の応用問題は定型問題と比べて、図を描かないと状況が整理しづらい問題が多いです。普段問題を解くときから図を描く練習をするようにしましょう。

また、当校の速さの問題では、しばしばダイヤグラムやグラフを使って解く場合があります。このような問題は、近年私立女子校などで出題が増えており、鷗友学園女子中や学習院女子中、大妻中などでも頻出です。時間に余裕がある場合は、一緒に過去問演習を行なっておくとよいでしょう。

問題集別

筑波大学附属中の算数入試で頻出の、「旅人算」の定型問題を問題集からピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

旅人算の問題〜「追いつきの旅人算と比」(『中学受験新演習 算数小6上 実力アップ問題集』より)

p.316

 家から学校まで行くのに姉は12分、妹は20分かかります。妹が家を出発してから6分後に、姉が家を出発して、妹を追いかけました。これについて、次の各問いに答えなさい。

⑴姉と妹の速さと比を求めなさい。

⑵姉が妹に追いつくのは、姉が家を出発してから何分後ですか。

【解説】⑴5:3 ⑵9分後

⑴1/12:1/20=5:3

⑵姉の速さを5、妹の速さを3とすると、姉が出発する時までに妹が進んだ道のりは、3×6=18

姉が妹に追いつくのは、

18/(5-3)=9(分後)

おすすめの問題集

『予習シリーズ』 (中学受験の四谷大塚)

 四谷大塚や早稲田アカデミーなどを始めとした中学受験大手塾と同じカリキュラムで算数の学習ができるシリーズ。各学年用の教材が出版されており、レベルに合った教材を選ぶことができます。予習シリーズ6年下まで一通り理解すれば中学受験における定型問題は一通り抑えることができます。予習シリーズが終了したら過去問を中心に応用問題に取り組み、実践的な力を身につけましょう。

 また各ページに数問ずつ計算問題が掲載されているため、計画的に進めれば計算問題対策をすることもできます。

合格点を取るには

できる問題から確実に

筑波大学附属中の算数は、試験時間40分に対し、大問数10〜11問、総設問数が20問程度と試験時間に対し問題の分量が多いことが特徴的です。そのため「全ての問題を解き終える」というより、「できる問題を正確に解く」ということが重要になります。

試験時間が始まったらまず問題用紙に一通り目を通し、自分の得意分野や解きやすそうな問題から手をつけましょう。特に第2問以降の応用問題は、必ずしも難易度順に並べられているわけではありません。そのため、どれか1問で詰まってしまうと他の問題に割く時間が足りなくなってしまい、大幅に失点してしまう危険性があります。

時間を意識しつつ、順番に注意して取り組みましょう。

ケアレスミスに注意

筑波大学附属中の算数入試では、前述の通り試験時間に余裕があるわけではありません。最終的な答えのみを解答欄に記入する形式なので、途中式や考え方が合っていても途中点を取ることができません。

思わぬ失点を防ぐため、計算ミスなどのケアレスミスには注意する必要があります。試験終了前の5〜10分間は見直し・検算の時間にとっておき、点の取りこぼしを減らしましょう。

過去問研究はしっかりと

筑波大学附属中の算数入試は、出題に偏りがあることが特徴的です。なかでもパズル読解の問題、立方体に関する問題、作図問題などは頻出で、連続して同じ問題が出題されたこともあります。

これらの問題を解くには、定型問題の対策だけでは難しい部分があり、実際に過去問で出題されているような難易度が高く複雑な問題に慣れる必要があります。なるべく多くの過去問に触れ、実践的な力を身につけましょう。

総括 

今回は、筑波大学附属中の算数入試対策についてご紹介しました。

当校の算数は第1問が計算問題・応用小問、第2問以降が応用問題という問題構成で、基本的な内容の計算問題〜定型問題〜応用問題と様々な難易度の問題がバランスよく出題されています。

定型問題を一通りマスターしたら過去問研究に移り、応用問題を解く上での実践的な力を身につけましょう。なかでも計算問題や図形問題はほぼ毎年出題される頻出の分野です。万全の対策をしておきましょう。

また当校の算数は、試験時間に対し問題の分量が多いことが特徴的です。「全部解き終える」ことよりも、「できる問題を確実に、正確に解く」ことを意識すると良いでしょう。特に第2問以降の応用問題は難易度順に並べられているわけではないので、自分が解きやすい問題から順番に解いていくことが重要です。

算数は全科目の中で一番点差を分ける科目です。算数の点数が合否を分けると言っても過言ではないでしょう。

入試本番まで時間は限られていますが、他科目とのバランスを考えつつ、限られた時間の中で優先順位に気をつけながら最大限の対策をしましょう。

参考

入学試験の変更に関するお知らせ(2019.4.22)|筑波大学附属中
本年度の「授業公開」「生徒による学校紹介」「学校説明会」について|筑波大学附属中
算数の出題傾向分析|筑波大学附属中学校合格対策ドクター
筑波大学附属中学校入試対策|東大家庭教師友の会
筑波大学附属中学校 2020年度用 9年間スーパー過去問 (声教の中学過去問シリーズ) 、声の教育社、2019年
2020年 筑波大学附属高等学校 東大・京大・難関大学 合格者数|インターエデュ
中学入試速報 2020|出願・倍率・補欠繰上|市進中学受験情報ナビ

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