女子学院中学校の国語入試!出題傾向や対策法などまとめ

本日解説するのは、「女子学院中学校」さんの国語の入試問題です。 

2020年になる今年創立150周年を迎える、女子御三家の女子学院中学校 

そんな女子学院中学校の国語の入試問題は、どのようなもので、どんな対策をしていけば良いのでしょうか。 

学校情報や入試の基本データをまとめた上で、女子学院中学校さんの入試問題を分析し、問題を解くにはどういった対策が必要なのかを解説します。 

【学校情報】 

[応募状況] 

◎2020年度:募集人員 合計240 

  応募者数  受験者数  合格者数 
女子  798  746  274 

 

[倍率] 

2020年度:2.7 

[進路実績]  

2020年度大学合格者数    

国公立大学  私立大学 
東京大学  33(26)  早稲田大学  150(129) 
お茶の水女子大学  5(4)  慶応義塾大学  72(60) 
一橋大学  6(6)  上智大学  51(44) 
東京医科歯科大学  6(6)  東京理科大学  41(32) 
東京工業大学  6名  立教大学  57(48) 
筑波大学  4(3)  青山学院大学  23(20) 
千葉大学  9(7)  明治大学  82(64) 
東京外国語大学  8(8)  国際基督教大学  15(14) 
筑波大学  5(5)  中央大学  37(32) 

()内は新卒者合格数。 ※その他、海外大学含む大学多数合格。 

<学校公式HP「『女子学院中学校・高等学校進路状況 2020年度入試 大学別合格者数(主な大学) 2020年5月15日現在」より一部抜粋。> 

 

[学校説明会日程] 

◎2020年学校説明会 

  • 第1回:2020年11月10日(火)  午前8時10分~10時30分
  • 第2回:2020年11月12日 (木)  午前8時10分~10時30分 
  • 第3回:2020年11月14日 (土)  午前10時~12時30分 

<学校公式HP女子学院中学校・高等学校学校説明会 2020年学校説明会り抜粋> 

[入試情報・日程・科目数] 

★2021年度入試 

  入試 
日程  2021年2月1日() 
試験内容  学力検査 [ 国語・算数・理科・社会 ]・生徒面接・小学校校長報告書 
募集人員  240 
出願期間  2021年1月13日() ~ 2021116日() 日曜祝日を除く 
合格発表  2021年2月2日() 
手続期限  2020年2月2日(火)13:00~15:00 ・ 2月3日()10:00 ~ 15:00 
  • 受験資格 : 親元から通学することができ、通学に要する時間が、通常の交通機関(特別  

料金を必要としない)を用いて90分以内の者。 

<学校公式HP女子学院中学校・高等学校入学試験について」 より抜粋> 

【基本データ】 

[試験時間・満点] 

2021年度入試  

  国語  算数  理科  社会 
試験時間  40  40  40  40 
満点  100  100  100  100 

≪他評価対象≫ 

  • グループ面接(本人のみ)5人位 10分程度
  • 小学校校長の報告書 

<学校公式HP「『女子学院中学校・高等学校 入学試験について」より抜粋> 

[問題構成・解答形式] 

女子学院中学校の国語は、試験時間40分100点満点の入試です。 

問題数としては、大問が2~3問、小問数は30問前後で、「記述式」と「選択式」が入り混じった形式で問題が出題されています。

読解問題の記述式の問題では、「書き抜き」や「空所補充」、「本文の言葉を用いた記述」など多様な形式によって、本文内容を精確に理解しているかが問われます。

記述式の問題では、「本文の言葉」を使って答える記述する問題も多いので、高度な文章表現能力が求められているというわけではないでしょう。

また、ごくたまに、本文に即した形で、違う作品や社会的な事柄などと結び付けた問題が出ることがありますが、難解な知識を求められているわけではないので、こちらも落ち着いて対処すれば大丈夫で 

語句の出題については、「慣用句」「漢字の読み」「漢字の書き取り」「ことばの意味」などの問題が出題されており、全体的に語彙力が重視された出題内容と言えます。

「漢字の書き取り」については、大問として独立して出題されるか、読解問題の中で問われるかが年度によって異なりますが、どちらの場合であっても、だいたい5問程度の出題であることが多いようです 

出題される文章のジャンルについては、「説明文」と「随筆」が多い模様です。ここ3年間は「説明文」と「随筆」が出題されていますが、過去10間を見ると、「小説」や「詩」が出題されているもあるので、「説明文」「随筆」を中心に様々なジャンルの文章が出題されていると言えそうです。

[合格最低点・平均点] 

非公表 

【近年の出題内容】 

2020年度 

大問1  随筆  選択式5  ことばの意味、内容説明 
記述式5  空所補充(文脈)           1 

 

空所補充(内容説明)[25~35]  1問 

記述(内容説明)[15~20]    1 

記述(内容説明)         2 

大問2  説明文  選択式9  ことばの意味、内容説明、文脈 
記述式5  空所補充(文脈)            3 

 

記述(内容理解)          1問 

記述(内容説明)[指示語]     1問 

大問3  語句  記述式4  語句(漢字の書き取り) 

 

2019年度 

大問1  説明文  選択式4問  ことばの意味、内容説明、理由、主体の判別 
記述式5問  書き抜き(内容説明)[15字以内]  1問 

 

記述(内容説明)[指示語]           1問 

記述(内容説明)[25字以内]    1問 

記述(理由説明)         1問 

記述(論旨)           1問 

大問2  随筆  選択式10  ことばの意味、内容説明、空所補充、 
記述式9  記述(理由説明)            1 

 

記述(内容説明)          2 

記述(心情説明)         1問 

空所補充(文学史)           2 

空所補充(慣用句)           3問 

大問3  語句  記述式5  語句(漢字の書き取り) 

 

◎2018年度 

大問1  説明文  選択式5問  慣用句、理由、心情、ことばの意味、 

 

空所補充 

記述式8  記述(内容説明)         2 

 

記述(指示語)[15~20字以内]   1問 

空所補充(論旨)         2 

語句(漢字の書き取り・よみ)   3 

大問2  随筆  選択式3  心情、ことばの意味、内容説明 
記述式11  記述(ことばの意味)        1 

 

空所補充(語彙)         2問 

記述(主体の判別)        1 

記述(心情説明)         1問 

書き抜き(内容説明)[文頭5文字] 1問 

記述(内容説明)          1問 

記述(理由説明)          1 

語句(漢字の書き取り)      3問 

 

【出題傾向】 

[出題のポイント] 

  1. 説明文」「随筆」を中心に多様な文章ジャンルを出題!
    「説明文」と「随筆」からおさえましょう。

     

    女子学院中学校読解問題は、説明文と随筆からの出題が多いです。過去10年間で、「説明文」「随筆」などの説明的文章が題材として扱われなかった年はなく、「小説」や「詩」の出題があったとしても、説明的文章は必ず出題されています。

    そのためまずは、「説明文」と「随筆」の対策を重点的に行い、説明的文章を速く正確に読む力をつけることを意識して問題演習を行うと良いでしょう。

    ただ、「小説」や「詩」も出題されている年度はあるため、説明的文章の対策に比重を置きつつも、「小説」や「詩」などの文学的文章の読解問題にも対応できるようにしたいところです。

  2. 試験時間に対して、量の多い問題数!
    すばやく正確に読んで解く処理能力を高めましょう。

     

    女子学院中学校の問題は、40分で、記述式を含めた30問前後(問題数の多い年度だと35問程度)の問題を解いていかねばなりません。そのため、選択肢を選ぶ際や、記述で解答する際に迷っている時間はあまりないと言えるでしょう。

    ただ、記述の問題で、「文章中の言葉を使って」といった指定のある問題あり文章表現力が求められる記述式の問題というよりも、「根拠となる文章を的確に本文中から探し、過不足なくまとめること」が重要な記述式の問題と言えそうです。

    選択肢の問題でも、記述の問題でも、正確に本文に書かれている内容を読み取る読解力と、すばやく問題を解いていく処理能力が必要と言えるでしょう。

  1. 語句系統は、「漢字の書き取り」「ことばの意味」が頻出
    慣用句なども含めてことばの知識を増やし、語彙力を高めましょう

     

    語句の問題では、「漢字の書き取り」と「ことばの意味」の問題が頻出です。前述した通り、「漢字の書き取り」は大問として独立して出題されるか、読解内容に組み込まれるかの差はありますが、例年5問程度出題があると考えて良いでしょう。

    また、「ことばの意味」の問題は、読解問題の中で、選択式の形式で出題されます。紛らわしい選択肢が並ぶこともあるので、ことばの意味を正確に覚えておくことが重要でしょう。

    「慣用句」の問題なども読解問題の中で出題されることがあり、語句系統の問題は「ことばの知識」を中心に、しっかり対策を行っておく必要があるでしょう。 

 

[問題分析と対策] 

女子学院中学校の問題では、説明的文章を中心に、精確に内容を読み取ることができているか、様々な問題形式で問われます。そのため、書いてある通りに文章内容を理解することができているか、日々の読解問題演習の中で確認していく必要があるでしょう 

たとえば、指示語が指す内容を理解できているのか。筆者はどういうことを主張しているのか。そういったことを、すばやく正確に把握することがとても重要になります。問題数と試験時間の兼ね合いを考えると、何回も文章を読み直して答える暇はなさそうなので、一読して内容を精確に掴めるようになるまで、説明的文章の読解問題を繰り返し解く必要があるでしょう。 

また、記述式の問題では、先述した通り、文章表現力が求められるというよりも、「根拠となる文章を的確に本文中から探し、過不足なくまとめること」が重要なことの方が多いようです。そのため、記述の問題を対策する際には、本文から根拠となる文を見つけ出せているかを念入りに確認する必要がありそうです。 

たとえば、設問を読んで、答える内容(まとめるべき内容)が瞬時に思い浮かぶようになるまで、「①本文と設問を読む ②根拠となりそうな文に線を引く ③まとめる ④答え合わせ(根拠とした文は合っているか確認)」の4ステップを、地道に繰り返していくこと。そういったトレーニングをすることで、「速く正確に読み、まとめる力」を養うことができるでしょう。 

 

そして、語句の問題では、毎年出題されている「ことばの意味」や「漢字の書き取り」の問題は確実に解けるようにしたいところです。 

「ことばの意味」の問題も、「漢字の書き取り」の問題も、出題形式はスタンダードな形なので、語句系統の問題集を1冊やりこみ、読解問題演習中にわからないことばや表現があれば辞書をひき、意味や漢字の書き方をおさえておくといった形で進めるのが良いと思われます。 

ただ、語句系統の問題の中に、空所補充の問題があった際には注意が必要です。空所補充の問題では、「文脈に合うことばは何か」が問われます。文脈に沿った形でことばを活用する力が求められるため意味を知っているだけでなく、文脈の中で正しくことばを活用する練習も必要でしょう。 

[おすすめの問題集] 

◎読解・作文トレーニング(4年生~6年生) 

一文の構造や文と文のつながりを把握しながら読解の練習ができるドリルです。早く精確に文章を読むことが苦手な場合論理的な構造を理解する段階に戻るのも有効かもしれません。

速読・精読することが苦手な際に、メインの読解問題集と併行して使うのをお勧めします 

 

◎中学入試 出る順 過去問 漢字 合格への2606 

◎中学入試 出る順 過去問 ことわざ・語句・文法 合格への1190 

漢字と語句知識を一通り学習するのにおすすめの教材です。でる順に問題が配置されているので、効率よく学習することができます。 

【参考】 

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