【都内女子御三家】豊島岡女子学園中学校の理科の特徴とは?最新の出題傾向や入試対策方法ついてもご紹介!

豊島岡女子学園中学校は、東京都豊島区東池袋に所在する、中高一貫の私立女子中学校です。

完全中高一貫校ではなく、高等学校は中学校から入学した内部進学生と、高等学校から進学した外部進学生徒とで構成されています。

ただし、高校から入学する生徒募集は2021年度までで、2022年度からは完全中高一貫校となる予定です。

また、創立は1892年に遡り、東京府東京市牛込区下宮比町に設立された東京女子裁縫専門学校が前身となっています。

桜蔭中学校、女子学院中学校とともに、東京都の女子御三家のうちの1校として知られています。

今回は、そのような豊島岡女子学園中学校の、理科の出題傾向や入試対策方法についてご紹介します!

入試情報

問題構成・解答形式

豊島岡女子学園中学校の理科は、試験時間50分に対して大問が4問、総設問数が15〜25程度となっています。ここ数年で大問数は安定していますが、総設問数は年度によって10問程度の幅があります。

基本的には物理・化学・生物・地学の4分野からそれぞれ1問ずつ出題されており、同じ分野から複数問出題されるということはほとんどありません。

近年の出題内容

2021年度

2020年度

2019年度

出題傾向

概要

豊島岡女子学園中学校の理科は、試験時間50分に対して大問が4問、総設問数が15〜25問程度となっています。

基本的には、各分野からそれぞれ1問ずつ出題されており、融合問題などは出題されていません。

難関男子校で見られるような、難問・奇問は見られません。高度なひらめきや思考力を必要とするというよりは、単元についての本質的な理解を問うような良問が揃っています

また当校の理科は、さまざまな形式の問題が出題されることが特徴のうちの一つだと言えるでしょう。一般的な中学受験理科でよく出題されるような、記号選択・用語記述・並び替え問題・正誤選択問題が大部分を占めており、記述問題はほとんど出題されていません。

出題傾向についての詳細

豊島岡女子学園中学校の理科では、物理・化学・生物・地学の4分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。基本的に、各分野からそれぞれ1問ずつ出題されています。

なかでも物理からは「電気回路」「熱」「光の反射」といったエネルギーに関する問題が、化学からは「ものの溶け方」「化学反応」「水溶液の性質」といった化学物質に関する問題が、生物からは「生態系」「生物のからだの仕組み」が、地学からは「地形」「地層」「地層」に関する問題がよく出題されています。

難問・奇問といった、高度なひらめきや思考力を問うような問題は見られません。あくまで受験生の単元についての本質的な理解を問うような問題がほとんどです。

知識問題の割合が大きいため、受験生の演習量や知識の豊富さがそのまま得点に直結するような内容となっています。難易度がそこまで高くない分受験生同士で点差がつきにくいことも特徴的です。

例年の受験者平均点は6割、合格者平均点は7割程度となっており、かなり完成度の高い解答が求められていることが分かります。

また当校の理科では、出題形式がある程度一定であることが特徴としてあげられます。一般的な中学受験理科でよく出題されるような記号選択・用語記述・並び替え問題・正誤選択問題が大部分を占めています。

記号タイプの知識問題が多く、記述問題や作図問題などはあまり出題されていません。

また当校の理科は、時間にあまり余裕がないことが特徴的です。試験時間が50分であるのに対し、総設問数は15〜25問となっており、1問あたりにかけることができる時間は2〜3分程度となっています。

一見余裕があるように思えるかもしれませんが、1問1問が一筋縄ではいかないような手応えのある問題になっているため、すべての問題を解き終えるには足りないぐらいです。

完成度の高い解答が求められるので、高得点を取る上では解くスピードも非常に重要です。

入試対策法

分野別対策法〜実際の過去問を解いてみよう〜

豊島岡女子学園中学校の理科では、物理・化学・生物・地学の4分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。

そのなかでも生物の問題について、実際の過去問を抜粋しつつ、対策法をご紹介します。

(2019年度第1回・第3問より抜粋)

〔3〕ヒトの体内のつくりやはたらきについて、以下の問いに答えなさい。

⑴ だ液にはデンプンを変化させるはたらきがあります。このはたらきを調べるのに適している実験材料を次のあ〜おからすべて選び、記号で答えなさい。

あ. 牛肉 い. ご飯粒 う. 卵の白身 え. バター お. かたくり粉

⑵ かん臓は脂肪の消化を助ける消化液をつくっています。この消化液を何というでしょうか。また、かん臓の近くには、この消化液をためるふくろがあります。このふくろを何というでしょうか。どちらもひらがなで答えなさい。

⑶ ヒトの体内の内臓が入っているところは、横かくまくによって上下2つの部屋に仕切られています。食べ物が口からこう門まで通る管の順番のうち、横かくまくより下の部屋について正しく並べられているものとして最も適切なものをあ〜おから1つ選び、記号で答えなさい。

あ. 十二指腸→小腸→大腸

い. すい臓→十二指腸→小腸→大腸

う. すい臓→かん臓→十二指腸→小腸→大腸

え. 胃→十二指腸→小腸→大腸

お. 胃→かん臓→すい臓→十二指腸→小腸→大腸

⑷ 体内で最も大きい臓器として最も適当なものを次のあ〜おから1つ選び、記号で答えなさい。

あ. 心臓 い. じん臓 う. かん臓 え. すい臓 お. 胃

⑸ じん臓の特徴として正しいものを次のあ〜けからすべて選び、記号で答えなさい。

あ. 腹側に左右に1つずつある。

い. 背中側に1つある。

う. 背中側に左右に1つずつある。

え. 横かくまくによって仕切られた上下の部屋のうち上の部屋にある。

お. 横かくまくによって仕切られた上下の部屋のうち下の部屋にある。

か. 一部を切り取っても元の大きさにもどることができる。

き. 血液中から不要なものをこし出し、汗をつくる。

く. ぼうこうにつながっている菅がある。

け. 体内の有害なものを無害なものに変える。

⑹ある人の呼吸を調べたところ、はく息200mLには酸素36mL含まれていました。また1分間の吸う息とはく息はそれぞれ3Lずつであることが分かりました。空気中の酸素の体積の割合を21%として、この人が1時間で血液に取り込む酸素の体積は何mLになるか答えなさい。四捨五入して整数で答えなさい。

 【答え】

  • 問1 い、お
  • 問2 消化液:たんじゅう ふくろ:たんのう
  • 問3 え
  • 問4 う
  • 問5 う、お、く
  • 問6 5400

〔ポイント〕

  • 豊島岡女子学園中学校では、毎年各単元からそれぞれ1問ずつ出題されています。
  • 今回の問題のように、用語記述や記号選択といった基本的な知識問題がほとんどです。
  • 難しいことは出題されていないため、受験生の演習量や知識量がそのまま得点に直結するような内容となっています。

高得点を目指す上での「カギ」とは?

知識問題では満点を目指す

豊島岡女子学園中学校の理科では、難関男子校で出題されるような難問・奇問は出題されていません。

あくまで単元についての本質的な理解を問うような良問が揃っています。受験生の知識量や演習量がそのまま得点に直結するため、苦手分野を残さないようにしっかり対策を行いましょう。

一方で、問題によって難易度に少しばらつきがあることも特徴的です。問題によっては「今まで学習したことを関連づけて、論理を組み立てる」ような、一筋縄ではいかないようなものも見かけられます。

覚えていればすぐに答えることができるような知識問題は、時間をかけずに解き終え、なおかつ満点を目指しましょう。

過去問演習は入念に

豊島岡女子学園中学校の理科では、さまざまな形式の問題が出題されることが特徴的です。

一般的な中学受験理科でよく見られるような、記号問題、適語補充、用語記述といった問題がほとんどです。また、記述問題などはほとんど出題されていません。

入試本番で独特の形式に戸惑うことがないよう、過去問演習は事前にしっかりと行うと良いでしょう。

時間配分は慎重に

豊島岡女子学園中学校の理科は、試験時間50分に対して大問が4問、総設問数が15〜25問となっています。

1問あたりにかけることができる時間は約2〜3分程度と、あまり時間に余裕がないことが特徴的です。

試験時間が始まったらまず全ての問題に目を通し、得意な分野や解きやすそうな問題から手をつけましょう

試験終了前の5〜10分間は必ず見直しの時間とし、計算ミスや解答の抜け落ちがないかどうかしっかりと確認しましょう。

まとめ

今回は、豊島岡女子学園中学校の入試情報や、理科の出題傾向、入試対策方法についてご紹介しました。

当校の理科は、試験時間50分に対して大問が4問、総設問数が15〜25問程度となっており、試験時間に対する問題量が多いことが特徴的です。

高度なひらめきや思考力を問うというよりは、単元についての本質的な理解を問うような問題がほとんどで、受験生の知識の定着度や演習量がそのまま得点に直結するような良問が揃っています。

また「記号選択、用語記述の問題がほとんど」、「様々な分野からまんべんなく出題される」といった点も特徴的です。過去問研究は抜かりなく行い、入試本番で動揺しないようにしましょう。

入試本番まで時間は限られていますが、他教科とのバランスを考えつつ、できる限りの対策を行いましょう。

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参考

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こんにちは。東京大学教育学部の福久はなです。 中高一貫の女子校出身で、中高6年間でバトントワリングというスポーツに熱中していました。大学受験を経て東京大学文科3類に入学してからは、大学から始めたダンスや、塾講師や家庭教師のアルバイトに打ち込んでいます。休日は友人とカフェ巡りをしたり、ショッピングをしたりなど外に出ていることが多いです。大学では教育学部に在籍しており、教育財政や教育経営などについて学んでいます。趣味は旅行で、夏休みや春休みなどの長期休みを利用して様々な国に旅に出ています。大学は高校時代に比べて長期休みの期間が長いので、海外など遠出の旅行をするのには絶好の機会です。世界史の教科書で見ていたような建築を実際に目にしたときには、なんとも言えない感動があります。これから私の中学受験・大学受験を含めた学習経験をもとに、皆さんの役に立つような、面白くて分かりやすい記事を書いていきます。 よろしくお願いします!