問題:A、B、Cの3つの円柱状の容器があり、底面の半径はそれぞれ6cm、3cm、2cmです。高さ10cmの容器Aに水を容器がいっぱいになるように入れ、その水をすべてBとCに分けたところ、水の深さの比が4:3になりました。Cの水の深さは□cmです。
この手の問題は”3.14の計算を最後にまとめて行う“ということを念頭に立式を進めましょう。(上手くすると良い感じに←語彙力…キャンセルされて簡単な式になってくれたりします)
Aは底面の半径が6cm、高さが10cmなので、体積を求めると、
\(6 \times 6 \times 3.14 \times 10\)
となります。これをBとCの2つに分けて、しかもその高さの比が4:3になるようにするので、Bの高さを④とおくと次の式が成り立ちます。
\(6 \times 6 \times 3.14 \times 10=3 \times 3 \times 3.14 \times ④+2 \times 2 \times 3.14 \times ③\)
これをきれいに整理すると、まずは両辺を3.14で割って、
\(6 \times 6 \times 10=3 \times 3 \times ④+2 \times 2 \times ③\)
それぞれ計算すると、
\(360=㊱+⑫=㊽\)
求めたいのはCの高さ、即ち、③の値なので、両辺を16で割ってあげると、
\(③=22.5\)
ということが分かります。
答え:□=22.5
おすすめ記事
- 難関校頻出!複雑な平面図形の面積を求めるには
- 平面図形の全体像を理解しよう!平面図形と比の問題の要点をわかりやすくまとめてみました!
- 平面図形の苦手を解消!三角形の面積比~基本編~
- 平面図形が苦手な人は必見!三角形の面積比と辺の比の関係~基礎編~
- 平面図形をマスター!三角形の面積比~応用編その1~
- 平面図形をマスター!三角形の面積比~応用編その2~
- 三角形の面積比を解説!問題演習で平面図形をマスターしよう<応用編その3>
- 公式を図解!すい体の体積、円すいの表面積の求め方
- イラスト入りでわかりやすい!立体切断の基本【無料プリントあり】
- 回転体の問題を3ステップで攻略!