地理の基本の「キ」!日本列島の位置や重要な島々【中学受験】

中学受験で社会は1つの科目となっていますが、大きく「地理」「歴史」「公民」の3単元に分けられます。今回見ていく日本列島については「地理」の一番の基本的な分野です。しかし覚えることも多く、領土問題地震など重要な時事問題にも通じるとても大切な範囲になります。また、地名については試験では漢字で書かなければいけない場合も多いです。ふだんはあまり使わない難しい漢字もありますが、しっかりと書けるようにしておきましょう。地図帳を見ながら、一つ一つ確認してみてください。

日本列島の場所と広がり

日本列島は、ユーラシア大陸の東側にある北東から南西に連なる列島です。その長さは約3000㎞にもなります。

緯度と経度については、よく出る2つの地名を覚えておきましょう。1つ目は日本標準時子午線である東経135度が通っている兵庫県明石市です。そしてもう1つが東経140度と北緯40度が交わっている秋田県の大潟村です。ちなみに、イタリアの首都ローマはこの北緯40度線よりも北にあります。

日本の国土面積は北方領土も含めて38万㎢です。日本には小さい国というイメージがあるかもしれませんが、世界196か国中61番目の大きさです。また、日本は四方を海に囲まれていますが、その分「海の領土」も広くなっています。「排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)」(沿岸から200カイリまでの海)の面積は世界で第8位の大きさであり、国土の約11倍もあります。この水域では漁業やエネルギーの開発が自由にできるので、南鳥島や沖ノ鳥島といった島々が日本にとっては大事な存在なのです。

覚えた方が良い島

受験によく出る島については、大体の場所と名前をしっかり覚えておきましょう。

まずは東西南北の端にある島です。北の端が択捉島(えとろふとう)、南の端が沖ノ鳥島(おきのとりしま)、東の端が南鳥島(みなみとりしま)、西の端が与那国島(よなぐにじま)です。注意するポイントなどは下の表にまとめておきます。

続いて、周りの国との領土問題がある島について見ていきます。少し前にも話題になった北方領土{択捉島、国後島(くなしりとう)、歯舞群島(はぼまいぐんとう)、色丹島(しこたんとう)}ロシアとの問題を抱えています。ちなみに、択捉島は本州や四国などを除いた日本最大の島であり、北方領土全体は千葉県の大きさと同じくらいだそうです。その他にも、中国と争っている尖閣諸島(せんかくしょとう)や韓国と争っている竹島は覚えておきましょう。

表1 覚えたほうが良い島

(髙橋作成、転載は名前・記事名を明示の上で許可)

周辺の海と地震

日本は周囲を4つの海に囲まれています。北はオホーツク海、朝鮮(ちょうせん)半島やロシアとの間は日本海、九州と中国の間は東シナ海、そして南東の広い部分に接している太平洋(「大」と間違えないようにしましょう!)です。オホーツク海からは冬に流氷がおしよせること、東シナ海には大陸棚(たいりくだな)が広がっており魚がたくさんいる、つまり漁業がしやすい場所だということもポイントです。

また、日本は太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北アメリカプレートという4つのプレート(地球の表面をおおっている岩)のはざまにあります。これらのプレートは日々動いており、プレートどうしがぶつかったりして地震が起きるのです。これが日本で地震が多いことの一つの理由です。

海についての話は理科で出てくる気候や季節風などにも関係しています。しっかりと位置は分かるようにしておきましょう。水温なども大事ですが、まずは「北の海は冷たい、南の海は温かい」くらいで問題ありません。

まとめ

今回は日本列島の位置など日本地理の基本的な知識をまとめました。地理の問題は、まず大体の場所と位置関係を頭の中に入れておくことが大事です。地図帳は大学受験にまで使える必須の教材ですが、イラストなども付いている中学受験用のものが良いと思います。そして教科書やテストで地名が出てきたらその度に面倒くさがらず地図帳を開き、マークを付けておきましょう。パッと見やすい濃い色のペンか裏側が透けて見えるフセンがお勧めです!

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