【古都鎌倉の人気校】鎌倉女学院中学校中学校の社会の特徴とは?最新の出題傾向や入試対策方法についてご紹介します!

鎌倉女学院中学校は、神奈川県鎌倉市由比ヶ浜にある、私立女子中学校です。神奈川県内の私立女子校の中でも歴史が深く、創立は1904年に遡ります。

完全中高一貫校となっており、高校からの生徒募集は行っていません。

今回は、そのような鎌倉女学院中学校の、社会の出題傾向や、入試対策方法についてご紹介します。

入試情報

問題構成・解答形式

鎌倉女学院中学校の社会は、試験時間45分に対して大問が3問、総設問数が45〜50問程度となっています。ここ数年で大問数は一定ですが、総設問数は年度によって10問程度の幅があり、かなり変化しています。

基本的には地理・歴史・現代社会(公民、時事含む)の3分野からそれぞれ1問ずつ出題されており、融合問題などはあまり見られません。

近年の出題内容

2020年度

2019年度

2018年度

出題傾向

概要

鎌倉女学院中学校の社会は、試験時間45分に対して大問が3問、総設問数が45〜50問程度となっています。

基本的には地理・歴史・現代社会(公民・時事含む)の3分野からそれぞれ1問ずつ出題されることがほとんどです。複数分野を組み合わせた融合問題のようなものは出題されていません。

難関男子校で見られるような、難問・奇問は見られません。高度なひらめきや思考力を必要とするというよりは、単元についての本質的な理解を問うような良問が揃っています

また当校の社会では、出題パターンが限定的であることも特徴的です。一般的な中学受験社会でよく出題されるような記号選択、適語補充、用語記述、並び替えといった知識問題がほとんどであり、記述問題などはほとんど出題されていません。

出題傾向についての詳細

鎌倉女学院中学校の社会では、地理・歴史・現代社会(公民・時事含む)の3分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。

ここ最近の出題パターンを見てみると、大問数は常に3問で一定です。総設問数は45〜50問の間で幅広く変化しています。

なかでも地理からは「国土と自然分野」「日本の各地方」「日本の諸産業」といった問題が、歴史からは「文化史」「経済史」といった問題が、公民からは「三権分立の仕組み」「国会の仕組み」「現代社会の時事」についての問題がよく出題されています。

難問・奇問といった、高度なひらめきや思考力を問うような問題は見られません。あくまで受験生の単元についての本質的な理解を問うような問題がほとんどです。難易度がそこまで高くない分、受験生同士で点差がつきにくいことも特徴的です。

合格平均点は例年7〜8割程度と、かなり高い得点を求められます。他教科とのバランスを考えると、できるだけ社会で点数を稼ぎたいところです。

また、出題形式が限定的であることも特徴的です。一般的な中学受験社会でよく見られるような記号選択、適語補充、用語記述、並び替え問題といった知識問題が大部分を占めており、記述問題などはほとんど出題されていません。

当校の社会は、とにかく問題分量が多いことが特徴的です。試験時間が45分と、かなり短いなかで、多い年では50問近い問題を時終えなければなりません。

1問あたりにかけることのできる時間は1分弱程度とかなり短いので、試験時間には余裕がありません時間がない中で完成度の高い解答が求められるので、高得点を取る上では解くスピードも非常に重要です。

入試対策法

分野別対策法〜実際の過去問を解いてみよう〜

鎌倉女学院中学校の社会では、地理・歴史・現代社会(公民・時事含む)の3分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。

そのなかでも特に頻出の歴史の問題について、実際の過去問を抜粋しつつ、対策法をご紹介します。

(2019年度第1回・第1問より抜粋)

〔1〕鎌倉市は、国内外のいくつかの都市と姉妹都市などの提携関係を結んでいます。このうち足利市・萩市・敦煌市(中国)・ワイマール市(ドイツ)の4つに関して述べた文を読んで、各問に答えなさい。

Ⅰ (a)栃木県足利市では、日本国内で初めて学術的な(b)古墳調査が行われました。また、(c)藤原宮跡から出土した木簡によって、足利の産物が朝廷に献上されていたことがわかりました。平安時代には(d)荘園が成立し、ここを支配した(e)足利氏は、のちに鎌倉幕府の御家人となりました。江戸時代以降、足利は(f)織物のまちとして栄えましたが、明治時代には( g )から渡良瀬川に流された鉱毒による公害に悩まされました。

問1 下線部(a)にある藤岡貝塚は、関東最北部の貝塚として知られています。これに関する会話文を読んで、空欄( A )・( B )にあてはまる語をそれぞれ答えなさい。

ちひろ「栃木県には( A )がないのに、どうして貝塚があるのかしら?」

ゆい「縄文時代に( B )が上がって、( A )面が高くなったからだと考えられているよ」

問2 下線部(b)の墳丘などに並べられた素焼きの土製品で、人や動物、家や器具など様々な形で作られているものを何といいますか。ひらがなで答えなさい。

問3 下線部(c)について、藤原京の皇宮(天皇の宮殿)で、都の中心にあったと考えられています。藤原京や平城京などの都において、その中心部を通るように、皇宮から南に向かって造られた大路を何といいますか。次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア. 白狐大路 イ. 小町大路 ウ. 朱雀大路 エ. 若宮大路

問4 下線部(d)には○輸の権や○人の権が認められていました。○に共通する漢字1文字を答えなさい。

問5 下線部(e)に関する各問に答えなさい。

①鎌倉幕府を開いた源頼朝は、1192年に征夷大将軍に任ぜられています。これより前の出来事に関して述べた文として正しいものをア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア. 承久の乱に敗れた後鳥羽上皇が、隠岐に流された。

イ. 保元の乱に敗れた崇徳上皇が、讃岐に流された。

ウ. モンゴル軍が、博多湾に上陸して日本と戦った。

エ. 平氏が博多湾で源氏と戦い、敗れて滅亡した。

②源頼朝の死後、幕府の実権は北条氏が握るようになりました。この一族が独占した、将軍を補佐し幕府の政務をとる地位を表す語を何といいますか。漢字2文字で答えなさい。

③鎌倉幕府倒れてから5年後、足利尊氏が征夷大将軍に任ぜられ、室町幕府を開きました。この後に起こったア〜エの出来事を古いものから順番に並び替え、解答欄に合うように記号を書きなさい。

ア. 銀閣が建てられる。 イ. 長篠の戦いが起こる。 ウ. 金閣が建てられる。 エ. 桶狭間の戦いが起こる。

④源頼朝や足利尊氏の他に征夷大将軍に任ぜられた人物をア〜エから1人選び、記号で答えなさい。

ア. 坂上田村麻呂 イ. 平将門 ウ. 平清盛 エ. 織田信長

問6 下線部(f)に関して、足利市に隣接する市も織物業で有名です。それはどこですか。ア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア. 久留米市 イ. 秩父市 ウ. 金沢市 エ. 桐生市

問7 空欄(g)にあてはまる鉱山名を答えなさい。

【答え】

  • 問1 A:海 B:気温
  • 問2 はにわ
  • 問3 ウ
  • 問4
  • 問5 ①イ ②執権 ③ウ→ア→エ→イ ④ア
  • 問6 エ

〔ポイント〕

  • 鎌倉女学院中学校は、地理・歴史・現代社会の3分野のなかからまんべんなく出題され、各分野に対して大問が1問ずつ用意されています。
  • 歴史の問題のなかでは、経済史・政治史・文化史に関する問題が頻繁に出題されています。
  • 特定の時代に限定して出題されるというより、特定のテーマに沿って様々な時代の歴史的事項を問うような場合が多いです。
  • また今回の問題のように、基本的な用語説明や記号選択などの知識問題がほとんどです。記述問題などはあまり出題されていません。難易度はそこまで高くない場合が多いので、満点を目指したい内容となっています。

高得点を目指す上での「カギ」とは?

知識問題では満点を目指す

鎌倉女学院中学校の社会では、難関男子校で出題されるような難問・奇問は出題されていません。

あくまで単元についての本質的な理解を問うような良問が揃っています。受験生の知識量や演習量がそのまま得点に直結するため、苦手分野を残さないようにしっかり対策を行いましょう。

一方で、問題によって難易度に少しばらつきがあることも特徴的です。問題によっては、「今まで学習した内容を関連づけて推測する」ような、一筋縄ではいかないようなものもあります。

覚えていればすぐに答えることができるような知識問題は、時間をかけずに解き終え、なおかつ満点を目指しましょう

過去問演習は入念に

鎌倉女学院中学校の社会では、様々な形式の問題が出題されることが特徴的です。

一般的な中学受験社会でよく見られるような、記号問題、適語補充、用語記述といった問題、並び替え問題が大部分を占めており、記述問題などはほとんど出題されていません。

入試本番で独特の形式に戸惑うことがないよう、過去問演習は本番までにあらかじめしっかりと行いましょう。

時間配分は慎重に

鎌倉女学院中学校の社会は、試験時間45分に対して大問が3問、総設問数が45〜50問となっています。

1問あたりにかけることができる時間は1分弱程度となっており、あまり時間に余裕がないことが特徴的です。

かなり手ごたえのある問題も多いため、記号選択形式が中心だからといって油断せず、冷静に取り組みましょう

試験時間が始まったらまず全ての問題に目を通し、得意な分野や解きやすそうな問題から手をつけましょう

試験終了前の5〜10分間は必ず見直しの時間とし、計算ミスや解答の抜け落ちがないかどうかしっかりと確認しましょう。

まとめ

今回は、鎌倉女学院中学校の入試情報や、社会の出題傾向、入試対策方法についてご紹介しました。

当校の社会は、試験時間45分に対して大問が3問、総設問数が45〜50問程度となっており、試験時間に対する問題量がかなり多いことが特徴的です。

高度なひらめきや思考力を問うというよりは、単元についての本質的な理解を問うような問題がほとんどで、受験生の知識の定着度や演習量がそのまま得点に直結するような良問が揃っています。

また「記号選択や用語記述といった知識問題がほとんどである」、「様々な分野からまんべんなく出題される」といった点も特徴的です。過去問研究は抜かりなく行い、入試本番で動揺しないようにしましょう。

入試本番まで時間は限られていますが、他教科とのバランスを考えつつ、できる限りの対策を行いましょう。

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参考

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こんにちは。東京大学教育学部の福久はなです。 中高一貫の女子校出身で、中高6年間でバトントワリングというスポーツに熱中していました。大学受験を経て東京大学文科3類に入学してからは、大学から始めたダンスや、塾講師や家庭教師のアルバイトに打ち込んでいます。休日は友人とカフェ巡りをしたり、ショッピングをしたりなど外に出ていることが多いです。大学では教育学部に在籍しており、教育財政や教育経営などについて学んでいます。趣味は旅行で、夏休みや春休みなどの長期休みを利用して様々な国に旅に出ています。大学は高校時代に比べて長期休みの期間が長いので、海外など遠出の旅行をするのには絶好の機会です。世界史の教科書で見ていたような建築を実際に目にしたときには、なんとも言えない感動があります。これから私の中学受験・大学受験を含めた学習経験をもとに、皆さんの役に立つような、面白くて分かりやすい記事を書いていきます。 よろしくお願いします!