これだけは覚えよう!重要な日本の山地と山脈まとめ

中学受験の社会と理科は覚えなければいけないことばかりで大変だと思います。

社会の場合は地名や歴史など… 

今回のテーマである山地・山脈も、社会がニガテな人にとっては「自分と全然関係ない場所の山なんて覚えてられるか!」という感じでしょう。

それでは、教科書に書いてある山の名前は本当に全部覚えなければいけないのでしょうか?

この記事では本当に大事な山やことがらについて書いていきます。以前の「中学受験社会~地理の基本の「キ」 【日本列島】~」の記事でも書いたように、地図帳を見ながらご覧ください。

 

日本の地形

そもそも、日本は山がとても多い国です。

日本列島は太平洋を取り囲むような大きな山脈である環太平洋造山帯(かんたいへいようぞうざんたい)の一部で、国の面積のうちおよそ4分の3が山地になっています。

少し難しいですが、日本の山地の多さは国土技術研究センターのこの記事が分かりやすいのでぜひ読んでみてください。

図1 日本の山地

一般財団法人国土技術研究センターより引用)

さて、上の図か地図帳の日本全体のページを見てみてください。

日本列島の山地は、1本の線で結べるように見えませんか?これはたまたまではなくプレートの活動によるものなのですが、とにかく日本列島は山地により太平洋側と日本海側に分けられるということを覚えれば大丈夫です。

火山

先ほども書きましたが、日本の山はプレートの活動によってできたものです。

大事なことは、このプレート運動でできた山は火山になることが多いということです。

日本には100以上の活火山(過去1万年以内に噴火した火山のこと)があります。知っている人も多いかもしれませんが、富士山も活火山ですよ。

火山には良い点と悪い点がどちらもあります。

良い点は温泉と地熱発電(ちねつはつでん)で、どちらも火山の熱エネルギーによるものです。地熱発電は火力発電などにかわるクリーンエネルギーとして注目されています。温泉地としては群馬県の草津(くさつ)や大分県の別府(べっぷ)を、地熱発電は岩手県の松川や大分県の八丁原(はっちょうばる)を覚えましょう。

悪い点は、もちろん火山の噴火による災害です。火山の噴火による被害は火山灰と火砕流(かさいりゅう)の2通りを考えましょう。火山灰は農作物や人々の暮らしに影響が出る一方、火砕流による被害も大きな問題です。最近噴火が起きたおもな火山は次の章で書いていくので覚えてください。

これだけは覚えた方が良い、山に関することば

この章では、山に関する本当に大事な地名・ことばを見ていきます。

最初にも書きましたが、この章は特に地図帳を見ながら確認していってください。ここに書くのは最低限だけなので、上位校を目指す人は教科書やインターネットの他の記事に書いてある地名も覚えた方が良いでしょう。(下線の引いてある山は火山です。)

  • 奥羽(おうう)山脈:東北地方の南北に延びる日本一長い山脈で、約500㎞ある。
  • 飛騨(ひだ)山脈:富山県、新潟県、岐阜県、長野県にまたがる山脈。「北アルプス」とも呼ばれる。
  • 木曽(きそ)山脈:長野県西部にある山脈。「中央アルプス」とも呼ばれる。
  • 赤石(あかいし)山脈:長野県、山梨県、静岡県にまたがる山脈。「南アルプス」とも呼ばれる。
  • 紀伊(きい)山地:和歌山県、奈良県、三重県にまたがり紀伊半島の大部分を占める山地。
  • 中国山地、四国山地、九州山地:山脈ではなく山地なので注意!
  • 筑紫(つくし)山地:九州北部のなだらかな山地。大昔には中国山地とつながっていたと考えられている。
  • 有珠山(うすざん):北海道南西部の火山。洞爺湖(とうやこ)のほとりにある。
  • 浅間山(あさまやま):群馬県と長野県の県境にある火山。江戸時代の噴火では1000人以上の死者を出した。ふもとでのキャベツなどの栽培(さいばい)がさかん。
  • 御嶽山(おんたけさん):長野県と岐阜県にまたがる火山。最近では2014年に噴火し、58人が死亡した。
  • 大島(おおしま):東京の南にある伊豆諸島(いずしょとう)にある。島内の三原山(みはらやま)で2000年に火砕流を伴う噴火があり、全島民が島から逃げた。
  • 西之島(にしのしま):小笠原諸島(おがさわらしょとう)にある火山島。2013年以降の噴火により面積が大きくなっている。
  • 富士山:静岡県と山梨県の県境にある、標高3776メートルの活火山。
  • 阿蘇山(あそざん):熊本県にある、世界最大級のカルデラをもつ火山。2019年に小規模な噴火があり、火口近くへの立ち入りが制限された。
  • 雲仙岳(うんぜんだけ):長崎県の島原(しまばら)半島にある火山。1990年代に大噴火が起き、火砕流により大きな被害が出た。
  • 桜島(さくらじま):鹿児島県の鹿児島湾にある火山。ふだんから活発に噴火しており、周辺に火山灰が降っている。かつては島だったが、1914年の大噴火により大隅(おおすみ)半島と陸つづきになった。
  • 宮之浦岳(みやのうらだけ):鹿児島県の屋久島(やくしま)にある山。九州でもっとも高い。
  • 「日本の背骨」:奥羽山脈のこと。
  • 「日本アルプス」:飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈を合わせてこう呼ばれる。ちなみに、「アルプス」とはヨーロッパにある山脈のこと。
  • 「日本の屋根」:飛騨山脈や木曽山脈、赤石山脈がある「中央高地」のこと。3000メートル以上の山々が連なっている。
  • 「〇〇富士」:富士山と形の似た山はこう呼ばれる。たとえば、羊蹄山(ようていざん、北海道)=「蝦夷富士(えぞふじ)」、岩木山(いわきさん、青森県)=「津軽富士(つがるふじ)」、岩手山(いわてさん)=「南部富士(なんぶふじ)」、大山(だいせん、鳥取県)=「伯耆富士(ほうきふじ)」、桜島=「薩摩富士(さつまふじ)」

まとめ

この記事では、中学受験で覚えたほうが良い「山」に関することがらについて確認しました。

このような地名はどのように覚えていけばいいのでしょうか。ゴロ合わせなどの方法もありますが、個人的には簡単に覚える「裏ワザ」のようなものはないと思います。

おすすめの方法としては、他の地名や名産品などと合わせて覚えることです。例えば「桜島と大隅半島」「岩木山のふもとではリンゴの栽培(さいばい)がさかん」といったようにです。

また、地名は旧国名(江戸時代より前の地名)とかかわりがあることが多いので、旧国名を覚えることで結果的に地名が覚えやすくなることもあります(例えば、「飛騨」や「薩摩」など)。観光名所などを調べることでその場所について興味をもつことも良いかもしれません。

このようなコツもありますが、結局は自分でどれだけ覚えられるかです。

日本地図における場所と照らし合わせて、地道に勉強していきましょう。

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