【中学受験】苦手な子でも偏差値20アップする算数勉強法

算数が苦手になってしまった、どうやって算数で点を取れるようになるのかがわからない、というようなお子さんの状況にお悩みの方も多いかと思います。

そのような方のために、今回の記事では算数の勉強法をご紹介いたします。算数で得点をきちんと取れているお子さんは、この記事で挙げているような勉強法をすでに実践できていることが多いです。

まずは今の勉強法を見直し、成績アップのための正しい学習方法を身につけるため、こちらの記事を参考にしていただきたいと思います。

 

多くのご家庭が勘違いしている「ダメな算数勉強法」

  • ただの計算練習に時間を取られたくない
  • とりあえず解法を暗記すればよい
  • とにかく難しい問題をたくさん解かせればよい

単純な計算練習に時間を割くのが勿体ないと思ってしまっていませんか?計算練習を普段やらないのに、テストのときだけ急に計算ができるようになるわけがありません。実は毎日の計算練習を地道に続けることが、苦手な算数を得意にしていくために必要不可欠な道です。

お子さんは解説の式をそのまま丸暗記して済ませようとしていませんか?そのようなお子さんの頭の中では、「さっき解説で読んだ問題と同じように、最初に出てくる数字と次に出てくる数字をたして、2で割ればいい」というような、問題文の意図をまるっきり無視した計算をしてしまいがちです。面積の公式や単位については覚える必要がありますが、目の前に与えられている問題の条件を正しく読み取ることが、算数には欠かせない要素となります。

お子さまの現状を把握せずにひたすら問題を解かせようとしていませんか?塾でもらうテキストでも市販の教材でも、「今やるべき問題」と「今はできなくてもよい問題」があります。出てくる問題を全部解くことができるのは、現状で算数の得意なお子さんだけです。算数の苦手なお子さんに解けない問題を与え続けたところで、どんどん算数嫌いを増長するだけになります。解けない問題を大量に与えるよりも、解ける問題の数値替えを解かせたほうが、算数を得意だと思えるようになっていきます。

 

必ず守るべき算数成績UPの5つのルール

  • 計算練習をしっかりさせる

1日5分~15分程度で終わる計算練習をルーチンワーク化しましょう。毎日少しずつでも計算をしていくことにより、計算力は格段についてきます。こちらの記事も参考にしてください。

1日当たりの分量を決めて、毎日決まった時間に取り組むようにしましょう。1日に大量の計算問題を何時間もかけて解くより、ちょっとの時間でできる分量を毎日続けるのが大きなポイントです。

 

  • 暗記するのではなくてしっかり考えさせる

例えば和差算の問題で、「兄と弟の持っているカードの枚数の合計は34枚で、兄は弟よりも6枚多くカードを持っています。兄は何枚のカードを持っていますか?」という問題があったとします。解説には、「(34+6)÷2=20(枚)」という式と答えが書かれていて、お子さんはそれと全く同じ式と答えを書いて「解けた!」と言っているとします。

ここで例えば、「34+6は何を表しているの?」というような質問を投げかけてみてください。お子さんがそれに対して、「弟の枚数を兄に合わせて増やした」というような返答や、線分図をかいて説明してくれたら大丈夫です。

「たして2で割ればいいって書いてあったから」というような返答をした場合には要注意です。「どうしてたすのか」「どうして2で割るのか」をちゃんと納得して説明できるように考えてもらいましょう。

ただし、お子さんによっては、論理的に説明すること自体が難しいことも考えられます。そのような場合には、同じような問題内容で文章の書き方が異なる類題を解かせてみましょう。

 

  • 解いた問題は必ず復習させる

 一度その問題を正解できたからと言って、次も必ず正解できるとは限りません。また、「より速く正確に、正解にたどり着けるように」を心がけるためにも、同じ問題や数値替えの類題を繰り返し解く方法が有効です。特に、初めて扱う単元では、最初から自力で正解できた問題でも時間をおいてもう一度解き直すように心がけましょう。正解した問題も、間違えた問題も、解説は必ず読みましょう。「なるほど、そんな簡単に求められる方法があったのか!」と解説を読んでから気づくパターンも珍しくありません、

しかし、解説を読んだだけでは”わかった「つもり」”で終わってしまいます。解説を読んだ後は自力で、間違えた問題の解き直しをしてもらいましょう。1回目の解き直しは解き終わったその日のうちに、2回目の解き直しは1週間後、3回目の解き直しは1か月後、と繰り返し同じ問題を解き直していくのが効果的です。

 

  • テスト直しは重要問題を見極めて取り組む

問題集を解いてみたりテストを受けたりしているうちに、「この問題、前にもやったことがあるな」という問題が出てきます。よく見かける問題は、また出てくる可能性の高い重要問題ですので、そのような問題で間違えてしまっていた場合には、早いうちに解けるようにしておきましょう。

模試などでは大体、前半に重要問題が多く出てきます。テストの種類にもよりますが、最後のほうの問題は差をつけるために難易度の高めの問題を持ってくることが多いです。すでに算数が得意で、常に満点を目指したいのであれば別ですが、そうでない場合はそのような難易度の高い問題に時間をかけるよりも、重要問題を繰り返し解き直した方が得点力が上がります。

 

  • 習うより慣れさせましょう

算数は実際に自分で手を動かし、自力で考えて解かないと、力になりません。わからない問題があれば、もちろん学校や塾の先生に質問したり、問題集の解説を読んだりすることが必要ですが、それだけで満足してしまわないように気をつけましょう。

例えば、初めての場所に歩いて行くときは、知っている人に目印となる建物や道順を教えてもらったり、一緒に連れて行ってもらったりすると思いますが、何回もその道を通れば、もう慣れてしまって一人で行けるようになりますよね。初めての料理を作るとき、最初は料理本などを見ながら作ったとしても、何回か作れば分量や手順なども覚えてしまいますよね。

これは、「暗記した」のではなく「慣れた」のです。算数の解法も、その感覚に近いと考えてください。教わるべきことを教わったのであれば、あとはなるべく自分で、何回も同じような問題を解いてもらいましょう。

多くの人が、自分でその道を通らなければ、道順は覚えられないでしょう。実際にその料理を作ってみなければ、次も作れるかどうかわからないでしょう。それと同じように、算数は自分で解いてもらわなければ、解けるようにはなりません。周りが手を出しすぎることで、自分から考えることのできない受け身型の人間に育ってしまう場合もありますので、注意しましょう。

 

おすすめ参考書・問題集

算数を得意にしていきたいのであれば、自分に合ったレベルの問題を多く解くべきです。レベル感が合わないと、時間を無駄に消費してしまうことになります。簡単すぎてもダメ、難しすぎてもダメなのです。

上の記事でご紹介した他にも、各単元を総まとめ的に学習したい場合には下記の問題集が有効的です。

ただしこれらはあくまでも、「総まとめ」としての教材なので、典型題でも掲載されていない場合があります。「これ1冊で中学受験は完璧!」といえるほどのものではありませんが、模試で大体平均程度取れるようであれば、これらの教材は復習用として取り組んでおくとよいでしょう。

 

(ライター:桂川)

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