中学受験を決める前に読んでほしい!親子で確認しておきたい3つのポイント

中学受験をしてみようか?それを決める時期は、ご家庭により異なります。そして、決めるまでにいろいろなことを考えますよね。自然と「中学受験をしてみようかな」と思うお子さんもいれば、「○○ちゃんと一緒に近所の公立中学に行きたい」というお子さんもいらっしゃるでしょう。

また、「どこの学校を受けるか」についても、相談を重ねる必要があります。目標を定めないままの中学受験は、お子さんのモチベーションが上がりません

「うちの子はどの学校があっているだろうか?」あるいは「ぜひここに行かせたい」など、ご家庭内で意見が分かれることもあるでしょう。学費の問題もありますよね。

中学受験は、お子さんの人生にとって一度きりの経験です。そして、一度その「船」に乗ると、なかなか途中で降りるのは難しいのが現状です。もちろん、途中で絶対にやめられないということではありませんが、やめるにはやめる勇気が必要ですし、その決断をするのは大変なことです。

あとで「中学受験なんかしなければよかった」と後悔しないためにも、親子で覚悟し、しっかりした心構えをもって臨むべきものなのです。

今回は、中学受験を決める前に、親子で確認してほしいポイントを3つご紹介します。お子さんと一緒に考えてみてください。

①目的をもって中学受験をしようと考えていますか?

そもそも中学校に進学する意味とは何でしょう?

もちろん義務教育ということもありますが、お子さん一人ひとりにとって進学する意味は異なります。

  • なかなか学習習慣がつかないから
  • 先生に質問しやすい学校がいいから
  • 入りたい部活動があるから
  • 行きたい大学を見据えてすでに高校、大学までの壮大な夢があるから
  • 図書館が充実しているから

など、さまざまな意味があるでしょう。

私立の中高一貫校の場合、それぞれの教育理念がありますから、まずそこに共感できるかどうかが非常に重要になってきます。そして、男子校、女子校、共学校(共学でありながら男女別学の学校もあります)の違いがありますから、お子さんがどこに向いているのか考える必要もあるでしょう。

大学への進学を見据えた選択をするならば、自主性(自学自習)を重んじる学校がよいのか、それとも補習や講習が充実していて面倒見のよい学校の方が安心なのか、レベルの高い学校に行って切磋琢磨してほしいのか、など、「わが子の学力を伸ばしてくれる学校はどこか」を入学前に十分リサーチする必要があります。

いわゆる伝統校がよいのか、新しい試みを次々に取り入れている新興校がよいのか、なども重要な観点になってきます。

もちろん中学進学の目的は大学受験だけではありません。入りたい部活動が決まっているのならば、その部活が強い学校に行きたいとか、学校行事がとても面白そうだから積極的に参加できる学校がよいなど、いろんな要素を総合的に考えた上で、中学受験をしようか、それともしないでおこうかよく考えてみる必要があります。

②偏差値などの情報だけで判断していませんか?

①の「目的」にも通じることですが、中学受験をしようと決めて、勉強を始めてから志望校を決めるという方は非常に多いです。一般的に塾に通うのは小学校3年生の2月(新4年制)から、という方が多いですが、その段階では「この子の成績ではどの学校に受かるのかしら・・・」と思い、「成績が伸びてきたら○○校を受けさせたい(という希望を持っている)」パターンです。

しかし、「目標」がないと、お子さんの勉強のモチベーションはなかなか上がらないものです。「この学校に行きたい」という強い気持ちがあってこそ、3年間にも及ぶ受験生活に耐えることができるのです。また、目標が定まっていないと、保護者の方も塾の成績に一喜一憂し、何のために受験をするのかを見失ってしまうことが往々にしてあります。

「目標」をしっかり持っているご家庭ほど、途中で何かあってもすぐに「もう中学受験なんかやめる!」あるいは「もうやめちゃいなさい!」ということにはなりにくいものです。もちろん、受験勉強が進むにつれて学力は変化し、その中で志望校を変更することもよくあることです

大切なのは、「どの学校に進学したいか」です。その点を親子でしっかり話し合い、学校を実際に見に行っておく必要があります。

③周りに流されて受験を決めていませんか?

「○○ちゃんが受験するから」など、周囲の友達が受験するから、という理由で中学受験の船に乗ってはいませんか?もし同じ学校を受験したとしても、一緒に合格するとは限りませんし、そもそもその学校を受験する目的が違うかもしれません。確かに、仲良しの友達と一緒の学校に行きたい、と思うお子さんの気持ちはよくわかります。また、周囲が中学受験を目指している環境の中では不安になることも多いでしょう。

また、いわゆる「ママ友」情報に振り回されないことも重要です。最近はネット社会ですから、いろんな掲示板などで学校の情報が嘘も真も入り乱れて氾濫しています。そういった情報に左右されてしまうと、いつまでたっても志望校は決まりません。

もちろん、考えている中学校に通っている生徒さんのお母様からの情報は信ぴょう性があるかもしれませんが、そこにも主観が入っているものですから。噂に惑わされることなく、自分の目で学校を見て「よし、この学校に行きたい!」「行かせたい!」という強い気持ちを持ち、「うちはうち、周りは周り」と割り切って考えることが必要です。

中学受験をするかどうかは、親子で決める。そして、周囲に惑わされない、流されないことが後悔しない中学受験の第一歩です。

終わりに

そもそも中学生になるというのはどういうことでしょう。中学生になると交通機関の運賃が小人から大人に変わったり、体が大きくなったりするだけではなく、「自分のことは自分でできる」ようにならなければなりません。自由な校風をうたっている学校ほど実は自分の行動や言動に責任を求めます

中学受験は、結果が出て終わりではありません。お子さんがどのような人生を送るか、そのスタートラインに立つにすぎません。小学生は、いくら大人びていても子どもは子どもです。自分は将来どうなりたいのか、どういう学校に進学したら自分が成長できるのか、ということまで理路整然と答えられることは難しいでしょう。ですから、よく話し合うことが必要なのです。

目的を持っているのか、憧れの学校があるのか、周りの友達が受験勉強するから自分もするのか、それとも自分の意思で中学受験をするのか。親子でよく話し合っておけば、少々のアクシデントには耐えられます。中学受験を考える際には、ぜひ一度立ち止まって親子でよく考えて決めていただきたいと思います。

本来、中学受験とは、お子さんの幸せのためにするものなのですから。

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。