中学受験をするのは特別なことなの?知っておきたい中学受験の常識②

前回は、知っておきたい中学受験の常識その1として、中学受験の重要性や必要性、そして教科ごとに学習上で知っておきたいポイントをご紹介しました。中学受験をしようと決めたら、リタイアせずに最後まで走り抜け続けることが大切です。でも、具体的にどのように進めていったらいいかわからない、そんなご家庭も多いのではないでしょうか。

中学受験をするにあたっては、皆さん塾に通われることが多いです。集団塾、個別指導塾、家庭教師の活用など、カリキュラムを進めていくために塾などに通って勉強を進めていきます。なかには塾に行かずに自分で勉強するという方もいらっしゃいますが、通信教育や模試の受験など、何かしら塾にかかわりながら受験勉強を進めていっています。

また、昨年から続く新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、塾の授業形態や自宅学習の形態も変わりつつあります。今後ウィズコロナ、アフターコロナの時代になるにつれて、さまざまな選択肢が生まれてくるでしょう。

ただし、中学受験はお子さんの将来の選択肢を増やし、お子さんの幸せのためにするものです。ですから、お子さんのモチベーションが上がらなければ結果を出すことも難しいでしょう。そこで、親子の話し合いや、受験勉強の環境づくり、そして声かけといったメンタルケアもとても重要になってくることを知っておきましょう。ただカリキュラムにのって勉強さえしていれば合格できるほど、中学受験は簡単なものではないのです。

中学受験生は小学生ですから、心身共に成長しています。その成長時期と受験勉強の時期が重なるため、ほかの高校受験や大学受験とはまた違う難しさがあるのです。そういったことにも気を付けながら受験勉強を進めていきましょう。

今回は、塾や自宅学習、親子関係を良好に保ちながら中学受験をしていくコツについてご紹介します。

塾で気になるクラス分け

中学受験をしようと決めたら、通常の場合、中学受験塾に通うことが多いでしょう。お住まいの地域によっては塾がない、という場合は通信教育やテストを受けて自学自習する、というお子さんもいらっしゃいますが、現実的にそういうお子さんは少数派です。

ただし、塾に入ると非常に気になるのがやはりどのクラスに在籍するか、ということです。塾ではクラスによって目指す中学校の偏差値が異なるため、どのクラスにいるかどうかが志望校に直結する傾向にあります。上位クラスであれば上位校を目指していくというのはよくわかりますが、では、中堅クラス、下位クラスにいるけれど難関校に挑戦したいという場合、塾のクラスが足かせになることもあるので注意が必要です。

塾に通うにも合う合わないがあることに注意

難関校を目指すためには、塾のカリキュラムを遅れなくこなしていくことにある、それは事実です。しかし、塾にはいろいろな種類があり、どの塾を選ぶかには、その塾に合うか合わないかということが深くかかわってきます。集団塾の場合は、入塾したからには実力を維持し、さらにクラスアップを狙っていくことが必要になるでしょう。単に実力を維持するだけであれば、上位クラスにいるなら難関上位校を受験する、中堅クラスなら中堅校を目指すことになるでしょうから、そこに不満がなければそれでいいと言えます。しかし、受験校とクラスのズレというのはいずれ見逃せないギャップになってしまいかねません

実際に塾で下位クラスから上位クラスに行くのは非常に大変なことです。クラスによって使用する教材が異なることもありますし、プリント学習の場合、その内容がクラスによって違うということもあります。副教材のテキストもしかりです。何より、授業中に扱う問題の量が違います。

ですから、上位クラスに入れないと難関校を目指すための授業を受けることができず、また、そのためのプリントも手に入りませんよね。塾側からすれば、そのクラスに合わせた教材と授業を提供するのが合理的ですから、無理なことを指せても・・・と考えるものです。ですが、それでは塾のクラスに縛られてしまって憧れの学校を受験することすらできなくなってしまいますよね。

オンライン授業も検討してみよう

塾のクラスと受験校のギャップに悩んだら、塾のオンライン授業を受けてみることも選択肢に入れると良いでしょう。特に、オンラインの個別指導塾の場合、自分のいまのレベルに合わせた授業から入り、どこができていてどこができていないのかということをしっかりつかみながら指導してもらえるので、効率よく勉強を進めることができるという特徴があります。

そうすると、学力と目指す目標のギャップをどのように埋めたらよいのか、目標から逆算しながら勉強していくことができるわけです。1日に何をどこまでやるか、復習の方法はどうするか、ということについても細かく相談しながら決めていくことになるので、そうした意味で集団塾のリアルの授業に違和感を感じた場合はオンライン授業を活用するのもひとつの方法です。

集団塾のリアルの授業の場合、授業時間が固定されています。もし学校から帰るのが遅くなるなどして遅刻した場合には、その部分をフォローしてもらえることはまずないでしょう。個別に対応してくれる講師の先生もときにはいますが、クラスが違うと対応してくれないことも少なくありません。遅刻だけでなく欠席した場合も同様のことが言えますね。そうしたことが重なると、次回の勉強に追われてしまっていくつも穴となってしまう部分が出てしまうことに注意が必要です。

塾の授業時間が固定されているということは、間に合わない、あるいは細切れの時間がむだになってしまうことにもつながります。通塾時間が長い場合も、その時間を有効に使えなければやはり時間がむだになってしまうでしょう。オンライン授業の場合、通塾時間がいらないので、時間をうまく使うことができます。

今の実力では届かない可能性が高い目標校を目指すということは、現時点で学力が足りないということをしっかり認識したうえで、足りない学力をつけるための勉強時間が必要です。使える時間が多くなればなるほど、無理なく勉強時間を増やすことができるでしょう。そういう意味で、むだな時間を省くことができるオンライン授業は現在の実力以上の学校を目指す場合に非常に向いていると言えるでしょう。

また、オンライン授業の個別指導であれば、実力が上がってくるごとにそれに合わせて解く問題のレベルを無理なく上げていくことができます。塾なら中堅クラスにとどまるかもしれなくても、実力はそれ以上についていることも少なくありません。そうすれば、よりハイレベルな問題、難問にも無理なくチャレンジできるでしょう。

オンライン授業は、新型コロナウィルス感染拡大で新しい勉強の仕方として脚光を浴びました。現在はやはりリアルの通塾を選択する方も多いですが、オンライン授業は塾に行けない人のためのものから、塾と変わらぬレベル感で授業が受けられるという、対等なレベルの選択肢のひとつとなっていると言えます。

もし、塾のクラスと目標校にギャップがある場合は、オンラインの塾、個別指導塾に相談してみて、しっかりカリキュラムを組んだうえで自分に必要な勉強をしっかりしていくことも選択肢として考えてみてもいいでしょう。

注目すべきなのは学力差より時間の使い方

中学受験の勉強は、4教科に分かれ、それぞれやらなければならない内容は非常に多いことはたしかです。そこで非常に重要なのは、いつまでにどこまでをやらなければいけないのか、という時間の使い方です。学力が高ければ同じ内容でもかかる時間は少なくて済みますよね。まずはその学力をつける必要がありますが、そのために意識したいのは「基礎の徹底」です。学力が高いというのは、何も難問をどんどん解いていける力があるということではありません。受験生なら誰もが解けるであろう問題を迷うことなく解いていける力です。

そういう土台があるからこそ、さまざまな問題にふれることによって解ける問題がどんどん増えていくのです。そのことを忘れてはいけません。受験勉強をしっかり行っていきたいなら、まずは教科ごとの「本質」、つまり必ず習得しなければいけない基礎を学び、使いこなせるまで練習することが第一です。

全教科、全単元にわたって基礎事項を徹底し、まずは基礎問題をしっかり解けるようにしてから応用的な問題を解いていきます。その際にはわかるところ、わからないところが出てくるでしょう。まずは自分が押さえている基礎事項からできるところまで解いて、できないところも基礎事項から引き出すことができるかどうかを考え、それでもだめなら解法を確認し、新しい基礎事項が出てきたら頭に入れる、ということを繰り返していくことが大切です。

ただし、ここで気を付けたいのは、だらだら時間をかけて勉強するのは百害あって一利なし、ということです。基礎を徹底し、使いこなせるようになるためにはたしかに一定の時間数が必要ですが、そこで非常に大切なのは「時間の使い方」です。

だらだら時間をかけて問題を解いているようでは、時間をむだにしているのと同じです。いつまでにどこまでやるか、という目標を定め、それを実現していかなければいつまでたっても実力をつけることは難しいでしょう。ですから、集中して短時間でポイントをつかめるようにしていくことがとても大切になってきます。

中学受験をするなかで感じる他のお子さんとの「学力差」は、いわば「だらだらやっているか、きびきびやっているか」の差だとも言えます。だらだら1問に時間をかけているお子さんは、たとえ通塾しても授業中ぼーっとして、先生の解説もあまり聞いてこないので、家に帰ってきて宿題をしても時間ばかりかかってまったく解けないということになりがちです。

それはオンライン塾の授業でも一緒です。集中して授業を受け、問題をきびきび解く、それができてこそはじめて基礎が定着し、応用問題も解けるようになるのです。ただし、オンライン塾の場合、どうしても家で授業を受けることになりますから、単に動画を見るだけの授業はおすすめできません。質問したいことが合ってもできないですし、ただ眺めているだけで終わってしまうからです。

オンラインの授業を受けるなら、リアルタイムでパソコンの向こうで授業が行われていること、そしてできれば個別に対応してもらえる個別指導塾のオンラインリアルタイム授業を受けるのがおすすめです。どこで手が止まってしまっているのか、どこまではわかっているので次はこれをやってみよう、と的確に指示してもらえるので、お子さんも緊張感を保ったまま授業を受けることができます。

受験勉強においてとても大切なのは時間の使い方です。時間の使い方のうまさがそのまま学力差につながると言っても過言ではありません。受ける授業の種類もよく検討し、お子さんが時間を上手に、緊張感をキープして集中して使えるようにしていくことが大切だと言えるでしょう。だらだら長時間机に向かっていても実力はつきません。きびきびと動けるかどうか、お子さんのようすをしっかり見てあげてください。

ウィズ・アフターコロナ時代、自宅学習がカギになる

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、塾がお休みになった時期がありましたね。オンライン授業になった部分について良く理解できなかったという声を聴くこともありました。しかし、一方でそのような状況の中で自分の勉強時間の使い方を見直し、1日の勉強を意義ある物にした受験生もいたのです。

この差は、塾が再開した現在、ウィズコロナ・アフターコロナの時代においてさらに拡大する可能性があります。塾は利用するものであって、頼り切るものではありません塾がなければ勉強ができない、というのでは難関校合格は難しいでしょう。大切なのは1日にどれだけ使える時間があるのか、どの時間にどの教科のどの単元の勉強を組み込むのか、そうしたスケジューリングが今後ますます重要になってくるでしょう。

宿題に対する取り組み方も同様です。1週間でやらなければいけない宿題、つまり自宅学習量はかなりの量になります。ですが、それをやり切らずに積み残してしまうと、いずれそれが穴になり、理解が不十分なため勉強したはずなのに問題が解けない、ということになりかねません。そのためにも、穴を作らないように時間を上手に使って必ずその週の分はその週のうちにやりきる、できれば新しい解法や知識が出てきたらその理解も深めておくところまでやり切ることが大切です。

オンライン授業であっても自宅学習は必ずやるものです。ですが、提出しなくてもいいからと、手を抜くお子さんも少なくないのが現状です。オンラインであってもカリキュラムに沿ってやるべきことをやる、それが大切なのは言うまでもありません。授業も自宅、宿題も自宅、だとメリハリがなくなってしまうかもしれませんが、先生に食らいついてどういう時間の使い方をするべきか相談しながら積み残しの内容に着実に進めていきましょう。

中学受験の勉強こそオーダーメイドを選択肢に入れるべき

中学受験の塾というと、やはり思い浮かべるのは大手の集団塾ではないでしょうか。その他に、地元密着型の中堅塾や個別指導塾など、塾の種類もいろいろあり、どこに通わせるかというのは保護者の方にとって悩みどころかもしれません。

塾選びでやってはいけないこと

ですが、塾選びは大切です。塾のブランドはもちろん選択する上での考慮要素になるかもしれませんが、大切なのは、どの塾に行くか、というよりどのような先生、どのような仲間と学習していくかということです。しかし、集団塾の場合は組み分けテストなどで機械的にクラスが分けられ、先生も選べないですよね。中にはサピックスのように、マンスリーテストでクラス昇降がおこなわれ、そのたびに先生もクラスメートも変わるということも珍しくありません。

そうすると、いずれ目標が志望校合格から、塾での順位キープに代わってしまうのです。塾はあくまで志望校合格のためのツールです。でも、その塾に振り回されてしまっては本末転倒だと言えるでしょう。また、大手塾に預ければ安心、と思っていませんか?受験勉強は受験生がするものです。決して塾に面倒を見てもらうという発想をしてはいけません。そうすると目標がぶれてしまいます。

大切なのは、勉強時間をしっかり管理し、お子さんのモチベーションをうまくコントロールすることです。それができるのはやはり保護者の方ということになるでしょう。その部分まで含めてやってもらうことは、大手塾にはまず望めません。大手塾では、毎週のカリキュラムを時間内に終わらせることが第一の目標であり、お子さんの理解度や森ベーションは興味の対象外だからです。

中学受験でもオーダーメイドはできる

そういう意味で、お子さんに合わせた教材で、お子さんに合わせた進度、時間配分で勉強を進めていくというオーダーメイドの学習が、今後より大切になると考えられます。通塾でもオンライン授業でも、お子さんにどのような効果が表れているかによって、勉強のやり方を変えても構いません。それこそがオーダーメイドの受験勉強ですよね。それは、転塾という選択肢になることもあるかもしれません。保護者の方も経験があるかもしれませんが、何かをやって効果が出ないとすぐやめたことはありませんか?ですが、お子さんの受験勉強ということになると、効果が出なくても「通わなくちゃ」としがみついていることは多いものです。しかし、効果が出ないのであればいくらその塾にしがみついていても、時間と費用がかかるだけで、実力アップは望めないということも少なくないのです。

学力差は、先ほども述べたように時間の使い方のうまさにかかってきます。塾でも自宅学習でもどれだけ時間をうまく、効率的に使えるかどうかが結局学力差につながるのです。

もし集団塾に通ってみて合っていないなと思ったら無理にしがみつく必要はありません。オンライン授業に切り替えたり、個別指導に切り替えたりと、お子さんに合った勉強方法はさまざまあります。ころころ変えるのはあまりおすすめできませんが、大切なのはお子さんが集中できることです。そのために最良の方法を相談しながら決めていきたいですね。

大手塾のカリキュラムを進めながら、苦手単元だけを個別指導やオンライン授業でつぶしていくという使い方もあります。そうしたお子さんだけのハイブリッドなオーダーメイド勉強法ができると、より効果的ですよ。今後、こうしたオーダーメイドが受験勉強の主流になる可能性も十分あるでしょう。

お子さんの心に響く声がけと仕掛けを

お子さんは、実は多少難しい問題や話を授業に盛り込むと食いつきがいいのです。これは筆者が受験指導をしていて感じることですが、お子さんの知的好奇心というものは際限がないほど豊かなものです。はじめて知ったこと、ちょっと難しいことがわかったこと、知らないことを知ることができたこと、できないことができるようになったこと、それらはお子さんの姿勢を変え、発想を豊かにします。

ぶっつけ本番で問題を解いてみると意外な効果が

ですから、「まだここまでしかできていないからこの問題は無理」と決めつけてしまうのではなく、試行錯誤する時間を取ることも大切です。それは集団塾では難しいので、自宅学習で行うことになります。その際にオンラインの個別指導でヒントをもらいながら解いていくというのもひとつの方法としておすすめです。

ぶっつけ本番の問題を解いてみて、どこができてどこができないのかを知るということはとても重要なことです。入試はすべてぶっつけ本番の問題の集まりですよね。そうしたときに冷静に自分の知識の引き出しから必要なものを取り出し手使いこなせること、それが受験に求められる最大の能力だと言えるでしょう。はじめて触れる問題には、ライブ感があります。解ける、解けないで叱ることなく、「こうしてみたらどうだろう」などとお子さんが自分自身で解き進んでいけるようにワクワク感を大切にした学習が効果的です。

競走して解いてみるのも効果的

特に算数では有効な方法なのですが、問題をよーいどんでお子さんと一緒に競走しながら解いてみることもおすすめです。保護者の方が無理であれば、個別指導でやってみると大きな効果が得られます。お子さんは本質的に負けず嫌いであることが多いですから、先生に勝ちたい、という一心で必死に問題を解こうとします。最初のうちは負けてしまっても、次は頑張る!と勉強にも熱が入ることも多いのです。

また、競争して問題を解くと、自分がなぜ止まってしまったのか、その原因は知識不足か、どこかで計算ミスをしたからか、など、原因を追究しようという姿勢が生まれます。それこそが成長の証です。自分なりに「こういう問題ならこういう風にとけるかな」という見通しが立つようになるので、非常に効果的なんですよ。

お子さんに声がけするときは本心から!

受験勉強がある程度進んでくると、やはり成績やなぜ受験勉強をしているのだろうという思いから、疑問を口にするお子さんも少なくありません。「なぜ中学受験をするのか」という問いを投げかけてくることも多いです。そんなとき、どのように答えますか?学歴が必要だから、あるいは将来の選択肢を増やせるから、という答えが多いのではないでしょうか。もちろんその両方とも正解なのですが、お子さんにとってはわかりにくく、表面的なものに感じてしまうかもしれません。

そうすると、受験勉強に身が入らなくなってしまうリスクがあるので、お子さんが疑問を投げかけてきたときには、保護者の方も本心からのことばで答えてあげることが大切です。たとえば、学歴が必要だから、という答えは、「勉強ができるとカッコいいよね。知っていることが多いっていうことは、あなたの財産になるよ」「やりたいことができる環境がそろっているよ」というように伝えてみると、お子さんも納得して次の質問でより掘り下げてくるでしょう。

中学受験をして、その後高校生活、大学進学という、一般的な勉強のレールに乗ることがどれだけ大変なことなのか、恵まれていることなのか、ということを行ってみてもいいかもしれません。中学受験勉強をすることによって忍耐力や継続する力を持つことができる、そうすれば将来「こういう仕事がしたい」と考えたときに無理なくできるんだよ、だからそういう力を身につけるためにも中学受験をするんだよ、と話してあげれば、お子さんの心に響くでしょう。

そして、お子さんの心に響く言葉を伝えるためには、お子さんが保護者の方を尊敬していることがポイントとなります。いつもお子さんの良くないところを指摘ばかりして責めていると、お子さんは保護者の方の言うことを聞かなくなるでしょう。普段から親子で話をする習慣はとても大切です。そして、何より保護者の方が抽象的なことをしっかり言語化して、本心からお子さんになぜ学んでほしいのか、といったことを伝えましょう。お子さんの心に響く心がけは、中学受験生活の中でお子さんの心のよりどころになり、親子関係を良好にしてくれます。

反抗期がはじまっても大丈夫!親子関係を良好に

保護者の方とお子さんの関係が良好だと、中学受験生活にも良い影響があります。ですが、保護者の方も人間ですし、大人としてお子さんに対して自分はなんでもできる、と大きく見せたいと考えてしまうこともあるのではないでしょうか。お子さんは保護者の方の日常をよく観察しています。もしできないことや忘れてしまうことがあるのに、お子さんばかり責めて叱ってしまっては、お子さんは反抗するでしょう。逆に、かみ砕いて本心からぶつかってくれているな、と判断すれば、たとえ反抗期であってもお子さんの心には保護者の方の言動は響いています

お子さんの中には、「どうしてこんな家に生まれたんだろう」「○○ちゃんのうちに生まれたかった」という方も少なくありません。それはお子さんなら誰でも叩く憎まれ口です。「そうは言ってもこの家に生まれて良かった」「お父さんとお母さんで良かった」と思えるような声かけをし、本心でぶつかって話をしてあげることがとても大切です。

反抗期こそ心を砕いて

お子さんが中学受験勉強をしているにもかかわらず反抗期になってしまった、というケースは非常に多いです。保護者の方の言うことを聞かない、今日塾で何をやってきたか聞いても答えないなど、ケースバイケースですが、特に勉強に関することについては反抗してしまうというお子さんも少なくありません。

こういう場合こそ、お子さんの心に寄り添い、心を砕いてあげることが大切です。反抗期で何も言うことを聞かないからと、はいはい、という感じでお子さんを適当にあしらっていると、反抗の度合いは増すばかりです。親という存在そのものが嫌になってしまうという心理が働きかねないので、適当にあしらうのは厳禁です。

たとえば、日々の食事に心を砕いてあげたり、お子さんがどうしたいのかを聞き出すなど、少しでも言葉を発してくれるように仕向けてあげましょう。保護者の方が手をかけてあげて、心を砕いてお子さんに向き合っていれば、その心はお子さんに必ず伝わります。中学受験の場合、親子で一緒に勉強することも多いので、日常生活と受験生活がオーバーラップしてしまうんですね。そのためにお子さんが反抗的になってしまうのです。

中学受験は親子で挑める最後の受験だと言えるでしょう。高校受験、大学受験になると勉強自体に保護者の方が口を出すことはなくなりますよね。中学受験を迎える小学生だからこそ、多感な時期だとも言えます。ぜひ、心を砕いて、本心からお子さんのことを考えているよ、というメッセージを発し続けてあげてください。

中学受験は試練に感じるかもしれませんが、お子さんの将来の環境を整えてあげられる、お子さんの幸せのために行うものです。ですから、前向きな気持ちで向かっていきたいですね。

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