筑波大学附属駒場中学校の算数入試!出題傾向や対策法などまとめ

学校情報

応募状況

年度

募集人員

応募者数

(第1次選考)

合格者数

(第1次選考)

2020

120名

226名

172名

応募者数

(第2次選考)

受験者数

(第2次選考)

合格者数

(第2次選考)

実質倍率

684名

563名

130名

4.3倍

進路実績

表示形式:合格数(現役合格数)

東京大学

93名(72)

京都大学

1(-)名

東京工業大学

2(2)名

早稲田大学

57(33)名

慶應義塾大学

49(33)名

上智大学

5(5)名

東京理科大学

6(4)名

立教大学

1(1)名

法政大学

1(-)名

明治大学

3(1)名

医学部医学科(※)合計

28(17)名

※東京大学理科Ⅲ類、東京医科歯科大学、防衛医科大学校、千葉大学、横浜市立大学、筑波大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学、国際医療福祉大学、昭和大学、東海大学、日本医科大学

学校説明会日程(2019年度)

  • 学内の説明会

説明会

日程

学校説明会

第1回11月30日

第2回12月1日(土)

※2020年度学校説明会については掲載なし

 入試情報(2020年入試)

 

一般生

入試日

第一次選考:1月15日(水)

第二次選考:2月3日(月)

募集人員

80名(男女ほぼ同数)

入試

入試科目

筆記試験(国語・算数・理科・社会)

 

出願期間

第一次出願:1月9日(木)、1月10日(金)

午前9時から午後3時まで

第二次出願:1月21日(火)、1月22日(水)

午前9時からから午後3時まで

合格発表

2月5日(水)午後3時から午後5時まで

基本データ

試験時間・満点

 

国語

算数

理科

社会

合計

試験時間

40分

40分

40分

40分

満点

100点

100点

100点

100点

400点

満点・合格者最高点・合格者最低点

※報告書100点分を含む500点満点

最高…403点 最低…340点

問題構成

筑波大学附属駒場中の算数は、試験時間40分に対し大問が4問、総設問数が12問程度となっています。難易度の差はあるものの、全ての問題が応用問題で、計算問題や応用小問のみを集めたような大問は出題されていません。

試験時間40分に対して大問4問と聞くと標準的な問題分量であるように思えるかもしれませんが、当校の算数は一問一問が時間のかかる問題ばかりで難易度がかなり高いです。そのため決して時間に余裕があるわけではありません。

解答形式

 筑波大学附属駒場中の算数では、問題用紙とは別に解答用紙が用意されています。解答に必要な単位はあらかじめ空欄内に記載されています。

 また大問ごとに計算スペースが用意されており、解答に至るまでの途中式や考え方についても採点の対象となる可能性があります。そのため、最終的な答えが間違っていても、途中過程が正しければ部分点をもらうことができます。

近年の出題内容

  • 2019年度

分野・単元

〈大問1〉規則性〜植木算〜

〈大問2〉場合の数〜一筆書き〜

〈大問3〉平面図形〜点の移動〜

〈大問4〉立体図形〜図形の回転〜

  • 2018年度

分野・単元

〈大問1〉規則性〜数表〜

〈大問2〉場合の数〜カードの組み合わせ〜

〈大問3〉平面図形〜図形の相似〜

〈大問4〉立体図形〜水の深さの変化〜

  • 2017年度

分野・単元

〈大問1〉数の性質〜約数と倍数〜

〈大問2〉場合の数〜条件の整理〜

〈大問3〉規則性〜数列〜

〈大問4〉平面図形〜フラクタル図形〜

出題傾向

概要

簡易傾向

筑波大学附属駒場中の算数は、毎年大問4問構成で、各3問程度の応用小問が用意されている場合が多いです。

他の学校でよく見られるような、計算問題・一行問題のみで構成されたような問題は出題されておらず、全ての問題が応用問題となっています。

当校で伝統的に出題されている規則性、点の移動、速さ、図形を折ったり切ったりする問題のほかに、近年では平面図形の相似に関する問題や、場合の数、数の性質の問題などがよく出題されています。

私立男子校最難関の算数入試

 当校の算数は、中学受験の算数入試の中でもかなり難易度が高いことで有名です。ただ定型問題の解法を身につけていただけでは解くことができず、その場で適切な解法は何か考え、選択することを迫られます。今まで学習してきた解法や技術をいかに応用させ、展開させていくことができるかがカギになります。

 また、書き出しの場合の数の問題など筑駒中特有の問題もあり、過去問研究を通じて出題パターンをよく理解しておくことが重要です。

 また、筑波大学附属駒場中の算数は、試験時間40分に対して大問数4問、総設問数12問程度となっています。一見そこまで分量が多くないように見えますが、当校の算数は1問1問に時間がかかるため、時間には余裕がない場合がほとんどです。そのため、受験生は緻密な計算や計算処理の素早さ、正確さなどが試されます。

内容

【頻出分野】

  • 平面図形
    図形を折ったり切ったりする問題、辺の比と面積の比
  • 速さ
    旅人算、速さと比
  • 数の性質
    約数と倍数、整数、少数、分数
  • 規則性
    植木算、周期算、数列、図形と規則
  • 場合の数
    調べ、整理、条件の整理

出題分野についての詳細

筑波大学附属駒場中の算数入試では、当校特有の出題傾向が見られます。伝統的に出題されている規則性、点の移動、速さ、図形を折ったり切ったりする問題のほかに、近年では平面図形の相似に関する問題や、場合の数、数の性質の問題などがよく出題されています。

なかでも平面図形や場合の数は難易度が高い場合が多く、受験生のひらめきを問うような問題や、ひたすら書き出して答えを求めさせる問題など、特徴的な問題が並びます。

どの問題も定型問題の枠にはおさまらず、発展的な解き方を考えるような問題がほとんどです。今まで学習した考え方をそのまま使おうとすると行き詰まってしまう場合には、新しいアプローチ方法を即座に考えて実践しなければなりません。それぞれの問題に対する深い理解や思考力、的確な処理能力が試される内容となっています。

難易度について

筑波大学附属駒場中の算数は、大問4問全てが応用問題となっています。難易度にばらつきはあるものの、どの問題も時間や手間のかかる問題となっています。また、いわゆる難問・奇問といった、高度な思考力やひらめきを試すような問題が出題されることも特徴的です。

時間に余裕がない試験となっていますが、高い得点が求められることも特徴的です。当校の合格者最低点は500点満点中(報告書点100点含む)340点となっており、難易度が高いからといって合格ラインが低いということはありません。

対策

分野別

図形問題対策

筑波大学附属駒場中の算数入試は図形からの出題頻度が高く、なかでも相似の問題や、図形を切ったり折ったりする問題などが頻出です。苦手分野は早めに克服し、幅広く対策しておきましょう。

まずはそれぞれの問題の典型的な解き方や公式を身につけるため、標準的なレベルの問題集を一周して定型問題を一通り解きましょう。定型問題が一通り解けるようになったら過去問研究に移り、実際に出題されている問題の難易度や特徴を理解しましょう。

当校の算数は、定型問題の解法を理解しているだけでは太刀打ちできないような難問が並びます。過去問などで日頃から難易度の高い問題を解き、「覚えた解法を使う」というより、「ふさわしい解き方は何か思考し、選択する」練習を行いましょう。

速さ対策

当校の算数では速さの問題が頻出です。なかでも旅人算がよく出題されています。

対策方法ですが、まずは標準的なレベルの問題集を一周して速さに関する定型問題を解き、速さの基本公式や定型問題の解法を理解しましょう。定型問題を一通りマスターしたら過去問研究に移り、応用問題に慣れましょう。

旅人算の応用問題は定型問題と比べて、図を描かないと状況が整理しづらい問題が多いです。普段問題を解くときから図を描く練習をするようにしましょう。

問題集別

筑波大学附属駒場中の算数入試で頻出の、「旅人算」の定型問題を問題集からピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

  • 旅人算の問題〜「追いつきの旅人算と比」(『中学受験新演習 算数小6上 実力アップ問題集』より)

p.316

 家から学校まで行くのに姉は12分、妹は20分かかります。妹が家を出発してから6分後に、姉が家を出発して、妹を追いかけました。これについて、次の各問いに答えなさい。

⑴姉と妹の速さと比を求めなさい。

⑵姉が妹に追いつくのは、姉が家を出発してから何分後ですか。

【解説】⑴5:3 ⑵9分後

⑴1/12:1/20=5:3

⑵姉の速さを5、妹の速さを3とすると、姉が出発する時までに妹が進んだ道のりは、3×6=18

姉が妹に追いつくのは、

18/(5-3)=9(分後)

【おすすめの問題集】

  • 『予習シリーズ』 (中学受験の四谷大塚)

 四谷大塚や早稲田アカデミーなどを始めとした中学受験大手塾と同じカリキュラムで算数の学習ができるシリーズ。各学年用の教材が出版されており、レベルに合った教材を選ぶことができます。

 予習シリーズ6年下まで一通り理解すれば中学受験における定型問題は一通り抑えることができます。予習シリーズが終了したら過去問を中心に応用問題に取り組み、実践的な力を身につけましょう。

 また各ページに数問ずつ計算問題が掲載されているため、計画的に進めれば計算問題対策をすることもできます。

合格点を取るには

できる問題から確実に

筑波大学附属駒場中の算数は、試験時間40分に対し、大問数4問、総設問数が12問程度となっています。そこまで分量が多くないように見えますが、一問一問の難易度が高いため時間にあまり余裕がないことが特徴的です。そのため、「全ての問題を解き終える」というより、「できる問題から確実に解く」ことを意識しましょう。

試験時間が始まったらまず問題用紙に一通り目を通し、自分の得意分野や解きやすそうな問題から手をつけましょう。当校の算数は、一行問題や計算問題のような難易度の易しい問題は出題されておらず、全て応用問題となっています。またそれぞれの問題が難易度順に並べられているとは限りません。そのためどれか1問で詰まってしまうと、他の問題に割く時間が足りなくなってしまい、大幅に失点してしまう危険性があります。時間を意識しつつ、順番に注意して取り組みましょう。

解答形式に注意しよう

筑波大学附属駒場中の算数入試では、すべての問題で途中式や考え方を記入する欄が用意されています。そのため最終的な答えまでたどり着けなくても、解答の途中過程が正しければ部分点をもらうことができます。

しかし与えられている空欄は限られているため、何も考えずに記述していると、最後まで解答を書き終えないまま欄が埋まってしまう可能性があります。日頃問題を解くときから必要な式や記述は何か考え、取捨選択するよう意識しましょう。

過去問研究はしっかりと

筑波大学附属駒場中の算数入試は、出題に偏りがあることが特徴的です。なかでも伝統的に出題されている規則性、点の移動、速さ、図形を折ったり切ったりする問題や、近年出題が増えている平面図形の相似に関する問題、場合の数、数の性質の問題などは特に念入りに対策しておく必要があります。

これらの問題は、定型問題の解法を理解しただけでは太刀打ちできず、発展的な思考力やひらめきを試されるような場合が多いです。そのため、実際に過去問で出題されているような、難易度が高く複雑な問題に慣れる必要があります。なるべく多くの過去問に触れ、実践的な力を身につけましょう。

総括 

 今回は、筑波大学附属駒場中の算数入試対策についてご紹介しました。当校の算数は試験時間40分に対して大問4問、総設問数12問となっています。どの問題も難易度が高いことが特徴的で、時間にはあまり余裕がありません。定型問題を一通りマスターしたら過去問研究に移り、応用問題を解く上での実践的な力を身につけましょう。

 なかでも筑駒中特有の問題や近年出題が増えている単元は特に念入りに対策しておきましょう。日頃から定型問題の枠にとらわれずに、一つの問題にじっくり向き合い、思考力やひらめきを鍛える練習を行いましょう。

 また当校の算数は、試験時間に対し問題の分量が多いことが特徴的です。「全部解き終える」ことよりも、「できる問題を確実に、正確に解く」ことを意識すると良いでしょう。また、問題は難易度順に並べられているわけではないので、自分が解きやすい問題から順番に解いていくことが重要です。

算数は全科目の中で一番点差を分ける科目です。算数の点数が合否を分けると言っても過言ではないでしょう。入試本番まで時間は限られていますが、他科目とのバランスを考えつつ、限られた時間の中で優先順位に気をつけながら、最大限の対策をしましょう。

参考

<関連記事>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です