受験生は、勉強している時間が長いですから、運動していなくてもお腹がすくものです。ましてや中学受験生ともなれば、成長期真っ盛りですから食欲が旺盛です。空腹だと勉強に集中できないし、そうかといって食べたいものを食べたいだけ与えてしまうと、満腹感で眠たくなってしまうので、やはり親御さんの配慮が必要です。
そこで活用したいのが「おやつ」です。おやつは、おなかを軽く満たすことができ、勉強の合間のリフレッシュにもなります。でも、せっかくおやつを用意するなら、おなかをみたすだけでなく、脳力アップにもなるおやつを選んであげたいものです。
では、どのようなおやつが脳力アップに良いのでしょうか?
ブランを食べよう!現役東大生が考案したおやつ
以前、東大料理愛好会が、「頭と体にいいおやつ」を考案して話題となりました。その中の一つが「ブラン」を使ったもので、実際に小学生を対象にした「東大おやつ教室」を開催し、子どもたちと一緒に調理したということがありました。その時のおやつの名は、「脳活!ひたブランで食べるほうれん草スープ」。コンソメと牛乳でほうれん草スープを作って、玄米ブランを添えたものです。
玄米ブランには、食物繊維やビタミンB1が豊富に含まれており、脳や神経の働きをサポートする効果が期待できます。
そのほかにも、さつまいもをフライパンで焼いて、はちみつとバターをレンジで温めたものと和える「はちみつポテト」などがあります。簡単に作れるレシピが多く、東大生が考案したレシピというので受験生の親御さんとしての立場からしても説得力がありますよね。
バナナで脳力が即アップ!
おやつを作る時間がないときには、バナナがおすすめです。バナナに含まれる糖質は、すべてエネルギーに変わることができ、脳力アップに最適な食材です。特に、「シュガースポット」と呼ばれる、皮にできる黒い斑点があるバナナには、黄色いバナナに比べ約8倍の免疫力アップの効果があると言われており、風邪予防にもよいでしょう。また、食物繊維が豊富で腹持ちもよいので、勉強の合間のおやつにおすすめです。
おやつも活用して脳力アップ!
集中して勉強していると、脳も疲れます。知らず知らずにストレスをためてしまうこともあります。最近では,「GABA」(天然アミノ酸)という抗ストレス作用のある成分入りのチョコレートも注目されています。
ただし、脳力をアップさせたいからといっても食べすぎには注意!あくまで、おやつは食事と食事の合間に、少量食べるものです。栄養バランスのとれた食事と、ちょっとした時間にとれるおやつを活用して、受験生の脳力アップをサポートしてはいかがでしょうか。
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一橋大学卒。
中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。
得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。
現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。