割合の基本が身につく!家庭でできる超簡単な方法3つ

人は自分にとって身近なものと感じるほど理解が早くなります。

「親子で似たようなもの好きになるなあ」というのは遺伝もあるかもしれませんが、「親が好きだから、子にとって幼少期から身近にあるもの」とすれば納得のいく話です。逆に、親が全く興味のない分野に関しては、その分野に関して触れる機会が少ないために子どもも興味を持ちにくくなります。

算数に関する単元の中で、おそらく最も身近なものは「割合」です。家庭でのちょっとした心がけで、割合を得意分野にできるかどうかが変わってきます。

割合といっても「売買損益」「食塩水の濃度」「相当算」「還元算」「仕事算」「ニュートン算」など、様々な内容がありますが今回お話しするのは、それらすべてに関わる「割合の基本」です。

何かひとつでも身近に感じる内容があれば、そこから得意分野を広げていくことができます。算数を得意にしたいなら、割合をまず身近に感じさせてあげましょう。

割合の基本はかけ算

まず割合の三用法というのが、かけ算の関係になります。三用法と言われてもピンとこない人は下の式をご覧ください。

  • 3の5倍は15

上の式の「3」「5」「15」のいずれかが欠けている場合に、その欠けている部分を計算して求めるというものです。

  • □の5倍は15→□=15÷5=3
  • 3の□倍は15→□=15÷3=5
  • 3の5倍は□→□=3×5=15

よく「もとになる量」「割合」「比べる量」という言葉を使って説明されますが、お子さんに対しては上のように具体的な分かりやすい数値を使って説明したほうが理解が早いと思います。

単元として学習する割合は、この「□倍」の部分が分数や小数、百分率、歩合といった、お子さんにとっては普段あまり使い慣れていないものを使って計算していくことになります。しかし、使い慣れていないからわかりにくいのであって、慣れれば得意分野にできる可能性があります。

また、割合部分が分数や小数になってきたときも、上のような簡単な整数の式で例を出してから「同じように考えればできるよ」と声をかけてあげるとよいです。

普段の会話に分数や小数を取り込む

身近なものとして慣れさせていくために、まずは家庭での会話の中に積極的に分数や小数を入れていきましょう。タイミングとしては、朝食や夕食のときにお手伝いをしてもらうとよいでしょう。次のような文を参考に、普段から分数や小数に慣れさせていきます。

  • コップの3分の1までお茶入れてくれる?
  • お父さんはたくさん食べるから、ご飯はお母さんの1.5倍くらいよそっておいて。

コップはできれば透明な、中身の見えるタイプのものがよいです。具体的にこれくらいまで、という分量がわからなければそのタイミングで「これくらいまでで3分の1だよ」と教えてあげてください。親の方が意識して分数や小数を使わなければ、子どもにとって身近なものにはなっていきません。「ちょっと」や「たくさん」などの曖昧な言葉ばかりでなく、上の例文のように実際の生活の中で分数や小数をどんどん使っていきましょう。

お手伝いをしてもらうとき以外にも、次のように何かを比較する場合にも分数や小数を使って会話することができます。

  • お子さんの身体測定結果を去年と比較するとき(例:身長が約1.1倍になったね!)
  • テストの結果を比較するとき(例:国語は良かったけど、算数は国語の3分の2の点数だね。)

分数や小数をまだ習っていなかったとしても、普段の会話に出てきていれば使っていくうちに理解します。最初はわからなくても、実際の具体的な数値を見せてあげながら話していくと分数や小数の計算感覚がつかめるようになりますよ。

バーゲンセールに連れていく

普段の生活の中で、百分率や歩合に触れる機会というのは限られています。しかし、意識してみると確実に身近にあります。

  • 百分率(%)→スマホやiPadの充電残量、消費税、ポイントカードなど
  • 歩合(割分厘)→野球選手の打率など

百分率に比べると、歩合はあまり聞きなれないお子さんも多いかもしれません。野球選手の打率も、おうちでスポーツニュースなどを見ないご家庭であればあまり身近には感じないかもしれませんね。

しかしもっと実用的で身近に感じられるのは、「セール品」ではないでしょうか。「30%OFF」「2割引き」など、お店によって表示方法が異なる場合があるので、バーゲンセールの時期などにお買い物に行くときはぜひお子さんを一緒に連れて行ってあげましょう。もともとがいくらの値段のものが、どれくらい安くなるのかを実際に見せてあげるとよいですよ。

割引の考え方が理解できていれば、逆に割増しの考え方も理解できるようになります。割増しはタクシーやファミレスの深夜料金もありますが、お子さんにとって身近な例で行くと、たまに期間限定で「10%増量中!」となっているお菓子などがあります。

セール品や期間限定の増量品は家計を握ってうまくやりくりしているお母さんにとっては嬉しいですよね。お母さんも嬉しいし、お子さんにとっても勉強になるのであれば一石二鳥ではないでしょうか。普段の会話を意識するだけでも効果は大きいので、せひ実践してみてくださいね。

 

(ライター:桂川)

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