中学受験・理科 物理の勉強法~苦手な人への処方箋

中学受験の物理分野は、力学、音、光、熱、電気などが代表的な分野です。男子、女子にかかわらず苦手意識を持つ受験生が多い分野です。物理分野は覚える(というよりも理解する)ことが多いだけでなく、計算問題も頻出ですから、高い計算力が要求されます。特に力学の分野は難問が作りやすく、よく出題されるので、しっかり理解して対策しておく必要があります。

今回は、物理の勉強法について、ダメな勉強法と成績を上げるために守るべきルールについてお伝えしていきます。

ダメな勉強法

物理の単語を暗記するだけの勉強

物理分野の場合、単に単語の意味を知っているだけではまず問題を解くことはできません。物理分野の場合、計算問題が多く出題されますから、単語の知識はあくまでベース、それを使ってどう解いていくか組み立てる力が必要になります。ですから、丸暗記が一番通用しない分野でしょう。計算問題が中心ですから、基本知識は頭に入れたうえで、それをどう使うか、常にその視点をもって学習する姿勢が必要です。

わからない問題は答えを写して終わり

いわゆる「写経」問題といってもいいでしょう。どの科目、分野でもそうですが、わからない問題は答えを写して終わり、という勉強法では根本的な理解ができず、定着しないばかりか、穴になっている部分を先送りにすることですから、やるべきではありません。物理分野は特に難しいイメージを持たれがちなので、最初から考えるのを放棄して解答を見て、なんだか救われたような気分になる・・・そんな受験生は非常に多いのです。

物理分野はたしかに単純な問題はあまりなく、難易度的には高い、難しい問題が多いです。だからこそ、わからない問題について答えを確認し、赤で直して終了、という勉強法ではいつまでたっても成績は上がりません「なぜその答えになるのか」「どうしてこの知識を使うのか」ということを理解して、解答までのプロセスをしっかり身につけておかないと、類題が出されても解答できませんし、最悪の場合、入試本番で大問をまるまる一つ落としてしまうことにもつながりかねません。しっかりと原理を理解し、なぜそうなるのか、という意識を忘れずに1問1問大切に確認しながら学習しましょう。

成績を上げるために守るべきルール

なぜそうなっているのか根本的に理解する

知識を覚えるだけでは問題を解くことができないのが物理分野だと最初にも書きました。たとえば力学の問題で、ばねの長さがなぜそのようになるのか、てこのつり合いの仕組みは?てこの棒の太さが一定でない場合は重心がずれるのはなぜなのか、そこまで根本的な理解をする必要があります。重心の位置が決まるのかという根本を理解していなければ、数値を変えられただけですぐ解けなくなってしまいます。大事なのは根本的な理解です。問題をたくさん解くのはそこからです。

計算問題は多く練習しよう

根本原理を理解できたら、まずは物理分野の計算問題の、基礎的な問題を多く解くようにしましょう。物理分野の計算問題は、典型的な問題を理解しておけば、どんな問題が出ても全く解けないということはありません。でも、大事なのは「理解」です。ただパターンを覚えているだけでは、数値替えをされればアウトです。

まずは基本的な問題をたくさん解いて理解できているか確認し、そのうえで、応用問題、過去問などに取り組むようにしましょう。そのように段階的に学習することで、計算問題で得点を稼ぐことができるようになります。

浮力、電気の問題は基本をしっかりと固める

物理分野の力学で特に難しいのは、浮力の問題と電気の問題です。浮力のつり合いの基本問題は、台はかりの重さの変化の問題です。この問題をしっかりと理解しておく必要があります。電気の問題では、電球の明るさの問題や電磁石の問題をマスターできるかがポイントです。根本的な仕組み、考え方を理解しておく必要があります。基本知識をまずしっかり理解し、基礎的な問題にチャレンジすることから始め、基礎をしっかり固めれば、組み合わさったような難問でも点数が取れます。ぜひ、意識してください。

まとめ

物理分野は計算問題が多いので、苦手とする受験生が多いのはたしかです。しかし、苦手になるのは、基本的な理解が固まっていないのに応用問題ばかり解くという学習法にあります。基本的な問題にしっかり、数多く取り組み、根本原理を理解すればステップアップして応用問題も解けるようになります。計算が多くて難しいからとあきらめずに、まずは基本的な問題からチャレンジしてみましょう。

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