【中学受験・理科】こうすれば成績が上がる!化学分野の偏差値を10上げる方法は?

中学受験の理科の中で、好き嫌い、得意・苦手が分かれやすいのが化学分野です。化学分野は、暗記しなければならないことは多く、さらに計算問題もよく出題されます。単に知識を頭に入れているだけでは対応できませんし、計算問題を解くにあたっては算数の能力も必要です。また、長い文章を読んで条件を整理しなければならないなど、さまざまな力が試される分野です。

特に難関校では、計算問題が多く出題されるので、そちらに目が行きがちですが、その基本となる基礎知識が身についていなければ計算問題の糸口をつかむことも難しいのが化学分野です。近年の中学入試の理科では、実験考察問題が多く出題されるようになっていますので、塾でも数多く取り組んでいると思います。そのような問題を解いたときのお子さんの正答率はどのくらいでしょうか?単元によって成績にムラはありませんか?

算数とも共通することが多いのですが、化学分野の問題も、見た目を変えることによって、実は同じ知識や計算力があれば十分解けるはずなのに、全く違う問題に見えてしまって正解することができず、あとから解説を読んで「あ、あの問題と同じタイプの問題だった」と気づく、ということが多いのではないでしょうか。

また、化学を含め、理科も暗記でのりきろうとする受験生も多いです。たしかに知識問題で落とさないことはとても大切ですが、単に頭から丸覚えしたとしても、少し聞き方を変えられると知識問題すら得点することは難しいということになかなか気づかない受験生が非常に多いです。

化学分野を出題しない中学校はまずありません。知識と計算力、両方の正確さを試しやすい分野だからです。そして、特によく出題される単元があります。まずはそのような単元からしっかり理解を深め、問題の種類によってどう対処したらよいか、その方法を身につけることができると、化学分野の成績は飛躍的に上がります。

単元にも得意・不得意があると思いますが、成績を上げるために必要なことは、「×を〇にする」ことです。ですから、得意な単元と不得意な単元、得意なタイプの問題と不得意なタイプの問題を仕分けして、不得意なところをしっかり潰していくことが必要です。

受験生でしたら、ほぼ受験に必要なカリキュラムを終えていると思います。これから問題演習を大量に行っていくことになりますが、それに追われてしまうと、自分が本当に克服しなければならないことがわからなくなってしまいます成績を上げるために必要なのは、自分がわかっていることとわかっていないことを把握することです。

今回は、理科の化学分野について、成績を上げるための方法をお伝えしていきたいと思います。

化学分野で必ず必要になる知識は?

化学分野では、知識問題と計算問題が出題されます。知識問題については、用語をしっかり覚えること、実験道具の名称や使い方の手順などを確実に覚えること、がまず克服しなければならないことです。

難関校であっても、知識に特化した問題は、それほど細かすぎる知識を問われることはあまりありません。ですから、塾のテキストレベルの知識をしっかり理解すれば十分です。ただし、1問1答の問題集で、1対1対応の知識をただ覚えるというのでは、知識を理解したことにはなりません。応用がきかないからです。

知識問題に対応するためには、理屈をしっかり理解することを意識して、どのような問題が出てきても対応できるようにすることが必要です。

知識に特化した問題も出題されますが、化学分野の出題の多くは計算問題です。そして、複雑に見える、難しそうに見える(実際に難しいものも多いですが)のも計算問題です。たとえば、食塩水の問題は理科では定番の問題ですが、割合の問題として算数でもよく出題されます。

割合に関する出題が多いということは、比の考え方を使うことも多いということです。グラフの問題で相似を使うこともあります。理科の計算問題では、計算自体は単純であっても、使わなければならない算数的知識は、割合、比、相似など、受験生が苦手とするところが多いというのも、化学の計算問題を敬遠しがちな理由のひとつと言えます。

しかし、計算問題を敬遠してしまっては、理科で合格点をとることは難しいです。近年の入試では、4教科高得点をそろえることが求められる傾向にあるので、苦手意識があったとしても、計算問題で合格最低点レベルはしっかり得点できるようにする必要があります。

化学分野でよく出題される範囲と対策は?

化学分野でよく出題されるものとしては、「もののとけ方」「ものの燃え方」「水溶液の性質」「中和反応」「気体の発生」などが挙げられます。たとえば、「もののとけ方」の問題では、ホウ酸などの物質がどのように水に溶けるのか、温度によってとけ方にどのような違いがあるのか、あるいは水の量によってどのように違いがあるのか、など、温度や水の量(場合によっては水以外の液体のこともあります)ともののとけ方の関係について、グラフや図を見せながら実験経過を考えさせる、というような問題が出題されます。

「出題の仕方」にも慣れておくことが必要

1つの「もののとけ方」の問題をみても、最初から条件がわかりやすい形で与えられていて、単に計算すれば正解できるというような単純な問題は出題されません。差がつかないからです。そのため、実験観察問題がよく出題されます。そこでは、問題文で前提条件をつかんだうえで、グラフや図の読み取りをしなければならず、さらに各設問で必要になるデータを正確に選んで、最終的に計算で答えを出す、という、一連の途中経過を瞬時に判断して解いていかなければなりません。計算問題が多く出されるので、もちろん計算力も問われます。

「ものの燃え方」「気体の問題」は計算と知識のバランスが重要

また、「ものの燃え方」「気体の発生」などの問題は、ものが燃えるために必要なものは何か、ものが燃えた後に残るものは何か、また、さまざまな金属の燃焼の問題などもよく出題されます。ここでも計算問題は多く出題されますが、金属の種類による燃え方の違いや、ものが燃えるために必要なもの、燃えた後に何が残るのか、といった基礎知識がしっかり理解できていないと問題に答えることは難しいです。こればかりは、覚えなければならないことで、現場でいくら考えても出てくるものではないからです。

実験観察問題の対策は重要

その他、実験観察問題が多く出題される傾向に合わせて、基本的な実験の種類や手順についてもしっかり理解しておく必要があります。たとえば、「水上置換法」などは図も合わせてよく出題されますが、ここでも、気体によって取り出すために最も適した方法について、「なぜその気体の場合は○○という方法を使うのか」ということを基本から理解し、覚えておく必要があります。なぜその方法を使うのか、には必ず理由があります。その理由を理解しておけば、焦らずに問題を解くことができます。

頻出だが受験生が苦手な「水溶液」の問題

受験生が苦手とする単元としては、「水溶液に関する問題」があります。計算問題も、知識問題もまんべんなく出題されますし、割合の考え方も自由自在に使えなければならないので算数の力も問われます。そして、作問者からすると、いろいろな物質がありますから、条件を少し変えるなどして、問題をいろいろ作りやすいという特徴があるので、出題されることが多い単元です。

知識の暗記をあなどってはいけない

「水溶液のに関する問題」として出題されるものは色々あります。たとえば、「水溶液の中和の問題」「水溶液と金属の反応の問題」「酸性・アルカリ性・中性の問題」などがよく出題されます。中でも暗記が必要なのは、試験薬などによって水溶液がどのような色に変わるか、それによって何がわかるのか、ということです。これは覚えていないと問題に答えることができないところなので、無味乾燥、面白くないから覚えるのもおっくうだと思われがちです。

しかし、このような「覚えなければどうしようもない」知識を軽視してはいけません。しっかり記憶しておけば瞬時に解くことができる問題が確実に増えていきます。逆に、記憶しておかないと、わからないものはわからないので、解答することができません。たとえば、BTB液やリトマス紙を使うと水溶液の色がどのように変わるか、水溶液の性質がどのようなものか、ということは基礎中の基礎なので、早いうちにまとめて覚えてしまいましょう。

また、「水溶液の中和の問題」「水溶液と金属の反応の問題」は、水溶液に関する問題の中でも難しい部類に入ります。実験観察がつきものだからです。「中和とはどういうことなのか」「金属の種類によって、どの水溶液の場合にはどういう反応が起こるのか」についてはしっかり覚えておきましょう。中にはテキスト通りの知識がそのまま使えないような問題が出題されることもあります。ですが、覚えておいた基礎知識と共通する部分が必ずあります。そこから発想を得て、知っている問題に近づけて考えると、正解することができる問題も多いのです。

そのように正解に持ち込むためにも、根本原理や知識を軽視せず、しっかり身につけておきましょう。どうしても計算問題を数多く解けばいい、と思いがちなところですが、決してそれだけではありません。点数がとれなくて悩んでいる方は、もう一度基礎知識があやふやでないかどうか確認してみてください。それだけでも点数は上がります。

化学分野の偏差値を10上げる勉強法とは?

ここまで、化学分野でよく出題される単元について、知識と計算問題で着実に点数をとるために必要なことをまとめてきました。これからは、単元ごとの具体的な勉強方法の注意点について書いていきたいと思います。特に重要なのは、実験観察問題を攻略できるかどうかです。

実験観察問題の攻略法その①計算問題を確実に得点する方法

特に、「もののとけ方」に関する問題は、実験観察問題、その中でも計算問題が多く出題されます。この単元では、濃度の計算がよく出題されます。算数でも食塩水の問題がよく出題されますよね。理科の計算問題は、計算自体は単純なものが多いのですが、濃度の計算は得意・不得意が分かれるので、しっかり訓練しておくことが必要です。

また、小数点が入る計算問題もよく出題されます。小数が入るととたんに計算の正答率が下がってしまう受験生は非常に多いです。あわてず、分数に直せるものは分数に直すなどの工夫をしながら1つ1つ解いていきましょう。そして、式を立てて計算をした過程はしっかりと書き残しておくクセをつけましょう。奏すれば、途中で「あれ、おかしいな」と思ったときに見返してどこで間違えていたか気づくことができますし、検算するときもスムーズです。こうしたクセをつけるだけで、偏差値は確実に上がります。

実験観察問題の攻略法②問題文の読み方と条件を見つける

水溶液の濃度の計算そのものは、算数の学習でも訓練していますから、ある程度解法を理解できていれば点数をとることが可能です。しかし、理科の場合は、算数の問題に比べて問題文自体が長くなったり、その中に複雑な条件が含まれていることが多いです。特に難関校ではその傾向が強いです。そのため、問題文を読む際には、条件を整理しながら読んでいかないと、混乱してしまいます。その条件に気づかないと、答えを出すことができないので、1つの条件も見落とすことができません

ですが、問題文の長文化と、グラフや図を含めると、読み解く量は非常に多いものになります。そうすると、制限時間を気にしてしまい、ざっくりとした読み方をしてしまい、条件を見落としてしまうことがあります。また、最初に速く読もうとして雑に読んでしまうと、設問を解く際にもう一度読まないとわからない、ということにもなりかねません。

ですから、点数を上げるために必要なこととして重要なのは、「問題文を速く、でも丁寧に読むこと」「条件が出てきたら、しるしをつけるか、書き出しておくこと」ということになります。これをしないでいきなり計算問題に取り組んでも、どのデータを使ったらよいのか迷ってしまい、結局のところ式が立てられずに計算に持ち込もうとしてもできないので、正解することができなくなってしまいます。

また、条件もわかりやすい形で文章中に書かれているとは限りません。実際の入試では、計算しさえすればなんとかなるというような単純な問題は出題されません。それはなぜかというと、単純な問題ばかりでは、受験生の実力の差を見ることができず、入試結果で差がつかないからです。

実験観察問題がよく出題されるのは、「文章の読み取り能力」「条件を抜き出し、整理する能力」「設問に適切な条件を使って計算する能力」という、中学に入学してからの学習にしっかりついていけるだけの基礎的能力が身についているかどうかをはかることができるからです。

このような問題を克服するためには、問題文から条件を過不足なく見つけて、さらにグラフや図も合わせて問題文を読んでいくことができなければなりません。また、設問で必要になるデータを正確に選び、式をたてて計算をして答えを出す、という流れを瞬時に判断して解いていかなければなりません。

このような問題の特徴から、問題文を読む際には、何度も読み返さなくてよいように整理しながら、また、条件を確実に見つけながら読んでいく必要があります。これは、すぐに身につく力ではないので、普段の問題演習をする際に、整理しながら問題文を読んでいくという意識をもって問題文を読む練習を必ずしておきましょう。

「ものの燃え方」の勉強法は?

先ほど述べた内容が化学分野の問題、特に実験観察問題では共通して、成績を上げるために重要なことです。ぜひ意識して計算力や文章を正確に読み解く力を身につけましょう。それができれば、化学分野の成績は確実に上げることができます。

先ほどは、「もののとけ方」を例に、成績を上げる勉強法について書きましたが、そのほかの単元で注意すべきポイントを知っておきましょう。まず、「ものの燃え方」の問題の成績を上げるために必要なポイントを簡単にまとめておきましょう。

「ものの燃え方」の問題としてよく出題されるのは、ろうそくの問題や、物質の燃え方についての実験の問題などです。物質を変えたり、ろうそくの位置を変えたりすることで、さまざまな組み合わせの問題を作ることができます。ろうそくの問題も実験の問題も知識で解ける問題が多い単元ですから、まずは基本のパターンをしっかりと理解し、覚えておく必要があります。

条件を変えることで様々な問題を作ることができるので、基本のパターンを頭に入れたうえで、条件が変わったらどのように解いていったらよいのか、ということを意識しながら問題演習を積んでいきましょう。

ただし、基本のパターンを「丸覚え」していくら問題演習を積んでも、成績は上がりません。「この条件のもとではどうして基本パターンとは違うのか」ということを理解したうえでさまざまな問題を解くのでなければ、少し条件を変えられると、全く違う種類の問題に見えてしまい、手が止まってしまいます。場合によっては「ものの燃え方」についての問題かどうかも混乱してしまうことになってしまいかねません。

基本パターンは、さまざまな問題を解くうえでの基本的なヒントになるものですから、最終的には覚えるほど繰り返して頭に入れる必要があります。ですが、単にパターンを丸覚えするのではなく、条件の確認、グラフや図の読み方、解き方の手順、どのような計算手法を使うのか、という一連の流れをしっかり理解しておくことが大切です。

どうしても「基本パターン」さえ覚えればほかの問題も解ける、と思われがちなのですが、1つ条件が違えば、答えも当然違ってきます。問題文から解答のヒントを見つける力をつけるためにも、単にパターンを丸覚えするのではなく、「ものの燃え方」の問題を解くうえで必要なポイントを頭に入れながら「理解」することを心がけてください。

また、「水上置換法」など、気体を取りだす方法についての問題は、「気体の性質」と関係しています。ですから、気体ごとの性質はしっかり整理して覚える必要があります。覚えておかないと、入試本番で時間をとられてしまい、最後まで解ききることができません。表にまとめるなどして、なるべく早く覚えきりましょう。

「ものの燃え方」の問題では、「木のむし焼きの問題」もよく出題さます。これは、実験のプロセスが問題文に書かれていて、その実験の内容をしっかり理解することが正解への第一歩です。これも、基本的な問題に出てくる実験の内容をしっかりと理解しておきましょう。このように、知識を整理することを怠らないようにすれば、しっかりと偏差値を上げることができます。

「水溶液の性質」の勉強法は?

「水溶液の性質」は、ほかの水溶液の問題とセットで出題されることが多いです。「性質」とあるように、水溶液ごとに特徴があるので、それをしっかり整理して覚え、実際に問題に出てきたときに瞬時に思い出すことができるようにしておくことが何よりも重要です。[

水溶液の性質は、水溶液ごと、また、試験薬との反応のしかたによっていろいろな角度から出題されることが多いので、非常に膨大な知識量が必要なように感じるかもしれませんが、整理して覚えていけば、必ず覚えておかなければならない重要な知識の量はそれほど多くないことがわかります。量が多いと思ってしまうと、覚えられる気がしない、と言って後回しにしていませんか?整理して早めに覚えておけば、苦手意識もなくなり、問題を解いても正答率が上がっていきます。

水溶液の性質は、水溶液の種類ごとに表にまとめて覚えると覚えやすいと思います。代表的な水溶液が、酸性・アルカリ性・中性なのか、それはBTB液やリトマス試験紙などの試験薬を使うとどのように色が変化するのか、などをまとめます。塾のテキストにも表は載っているかもしれませんが、ただそれをながめただけでは頭に入りません。必要なのは「理解」することです。自分で手を動かして、代表的な水溶液の性質をまとめ、覚えるようにしましょう。

水溶液の性質と関連して非常によく出題されるのが、「中和反応の問題」や「水溶液と金属の反応の問題」です。これらは、模試やテストでも、実際の入試でも非常に差のつくところですので、しっかり克服することによってほかの受験生に対してアドバンテージをとることができます。中和反応や水溶液と金属の反応などは、酸とアルカリの結合など、目に見えない化学反応が題材になっているので、どうしても頭の中で想像するしかなく、なかなかイメージがつかめなずに苦手意識をもつ受験生が多ところです。そこで高得点をとれるようになれば、成績は目に見えて上がります。

中和反応や、水溶液と金属の反応の仕方については、重要なものを式に表してまとめておきましょう。これも、頭の中で覚えようとするのではなく、手を動かして実際にどういう反応が起こるのかということを理解することが重要です。しっかり理解することができれば忘れにくくなるので、実際に問題を解くときにヒントを思いつきやすくなります。

どうしても覚えられない場合は自分でゴロ合わせを作るなどして覚えるのもよいでしょう。ゴロ合わせで覚えようとする場合、市販のテキストに覚え方が載っていることもありますが、自分で作った方が忘れないことが多いです。ただし、ただゴロ合わせを覚えるのではなく、そのゴロが「何を表しているのか」を確認しながら頭に入れるように注意しましょう。面白いゴロ合わせだと、それを覚えて満足してしまうことが多く、根本的な理解につながらないことがよくあるからです。

また、気体の発生に関する計算問題は、比を使って解く問題がよく出題されます。水溶液のところで、算数の割合の計算をしっかりできるようにしておくこと画中であることを書きましたが、比の計算もしっかりできるようにしておきましょう。算数の比の問題のような複雑なものが出るわけではありません。「〇:△」といった、比較的シンプルな比に置き換えて計算ができれば十分です。

ですが、化学分野で成績がなかなか上がらない受験生の方の中には、比の考え方そのものを理解していないケースも見られます。何と何の比を求めればいいのか意識して問題を解く練習をすることが必要です。比に関して苦手意識を持っている受験生の皆さんは、塾のテキストの基本問題や一行問題集、市販の薄い問題集などで構わないので、まず比の考え方を早いうちに再度確認しておきましょう。

また、よく見られるミスが、比の数字を逆に書いてしまうというものです。これは、「何と何の比を求めるのか」というところに注意を払っていない証拠です。問題文の条件を整理して、比を使うところは意識して解く練習をしておきましょう。もし比を使うことを思いつかなかった場合は、「どういう場合に比の考え方を使えばいいのか」ということをもう一度理解しなおすことが必要です。塾の先生や、個別指導の先生などに理解度をチェックしてもらうのもよいでしょう。

まとめ

化学分野は、正確な知識と計算力が要求される分野です。どうしても計算問題の比重が大きいため、知識がしっかり固まっていないのに計算問題を大量に解こうとしがちですが、それではいつまでたっても成績は上がりません。

まずは、各単元で「理解しておかなければならない」知識を自分で整理し、正確に覚えることが成績アップの近道です。その際には、自分の手を使って書き出すことが大切です。塾のテキストに基本的なものがまとめられた表が載っていると思いますので、それを参考にして、自分でまとめたうえで繰り返し覚えるようにしましょう。

時間がかかるから、という理由をつけて、テキストの表を丸覚えしてすませようとする受験生は非常に多いのですが、それは他の人が作った表です。理由も含めてその表で理解できるならよいですが、なかなかそれができない受験生が多いのが現実です。

自分で整理することがなぜ重要かというと、なぜそのような表になるのか、その理由を考えながら整理するので、頭に入りやすく定着しやすいからです。理解せず、単に丸覚えしようとしてもその知識は問題を解く際に役に立ちません。問題を確実に解けるようにするためには、まず知識を自分で整理し、正確に覚えることを重視しましょう。

知識を身につけながら、計算問題にも取り組む必要があります。化学分野では、一見複雑に見える問題が出題されます。そして、その複雑さは問題文の長さと内容からくるものです。ですが、問題文の中にある条件を整理する習慣が身についていれば、あきらめることなく、問題文の中にある条件を整理し、設問ごとに何を使えばよいのかを実践することができます。逆に、それができないと、白紙答案になりかねません。

知識をしっかり整理すること、問題を解く際には問題文の中にある条件を書き出すなどして整理しながらしっかり内容を把握すること、その2つのクセをつけることが成績を上げる近道です。知識と条件整理、計算問題はリンクしています。わからない問題は解説を読んで理解することが必要ですが、その際にも、自分が忘れていた、覚えていなかった知識は何か、見落としていた条件はなかったか、式を立てるときに必要な解法はどのようなものか、それを必ず順を追って復習するようにしましょう。

このプロセスを普段から習慣づけることによって、化学分野の成績は大きくアップします。面倒に思うかもしれませんが、習慣にしてしまえば、それほど時間のかかることではありません。一見難しそうに見える問題でも、実は基本的な考え方の組み合わせでできていることが多いです。怖がらずに、早いうちから化学分野の問題を解くために必要な知識や手順を身につけて、成績を上げていきましょう。

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