こんにちは!わいあーるです。前回に引き続き、僕の模試の復習法を書きます。
今回は英語の復習法と、全体を通じての重要なポイントについてです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
英語
長文問題
長文問題は初回に書いた国語の復習法と似ていますが、雑に言えば、「もう一度本文を読んで問題を解いてみて、解説を読んで終了」です。
しかしその本文の読み方に少し工夫があって、最初に読むときは時間を気にせず精読します。
意味がわかるまでじっくり、何度も戻ったり進んだりして、辞書などを使わずに自分の力で英文を解釈し、納得できる意味の文章になるまで向き合います。
そして解説を読んでいるときに辞書を使って、わからなかった単語や表現を調べながら完全に理解します。
そして最後にもう一度、今度は速さを意識してサラーッと読み通して終了です。
精読する力、自分がつまずいたところ、速読する力を一度にまとめてさらっています。
問題の解き方については、国語と同じで正直あまり客観的な判断は正確にできないので、突き詰めずに解説を読んで終わりとしています。
リスニング
次はリスニングについてです。まず当然のことですが、リスニングの復習に音源は必須です。
東大模試であれば会場でCDが配布されることがほとんどですし、多くの通常模試は(会員登録が必要かもしれませんが)ネット上で音源が公開されます。まずはそれを用意しましょう。
そして、普通に「もう一度問題を解く→解けたら問題の解説を読む」、というプロセスをいつも通りに行います。
僕は帰国子女などではなく耳が英語に完全に慣れているわけではなかったので、さらにここから次のようなステップを踏んで復習していました。
「音源を普通に聴く(2回くらい)→スクリプトを目で追いながら聴く→オーバーラッピング→シャドーイング」
オーバーラッピングとは、聞こえてきた音声に重ねてスクリプトを読み上げること、シャドーイングは、聞こえてきた音声をそのまま口に出す(スクリプトは見ない)ことです。
「口に出す英語は聞き取れる」とよく言いますが、実際に口に出して見ると本当に聴解力も上がっていきます。
全体で重要なこと
一瞬だけリスニングの話に戻ります。
リスニングの復習をするに当たって、音源がきちんと聞き取れて問題にすべて正解した人は、復習に時間をかける必要はありません。
他の問題や科目に時間を割いたほうがいいです。リスニングは、できる人はとことん安定してできるからです。
できる人が同じ問題に立ち止まっていることにあまり意味がないのです。できた問題はサラッとスクリプトや問題文を読み聞きする程度にとどめておいて、新しい問題、もっと難しい問題に挑戦してください。
しかし、ここからが大事な話ですが、他の分野や科目ではそういう話にはなりません。
すなわち、他の分野や科目では、完答した問題でもきちんと復習することに意味があります。
なぜならば、模試を受けている最中には問題を解くことに夢中になっていて、解いた問題の内容について意外と深く覚えていないからです。
もちろんその科目が得意で、余裕綽々で解いている場合はきちんと覚えて会場を後にするかもしれません。
しかし、自分の実力に等しいまたはそれ以上のレベルの問題を解いているときは、解くという作業に夢中になるあまりその問題の中身の記憶があいまいになることが多くありませんか?
これは意外なことに、自分が解けた問題にわかりやすく現れる傾向で、動物は基本的に自己防衛の観点から嫌なことのほうが記憶に残りやすいシステムになっていて、間違えた、または解くのに苦戦して結局あきらめた問題のほうが強く記憶に残ります。
逆に、解けた問題は記憶に残りにくいことになります。
何が言いたいかというと、出来がよかった模試の復習の手を抜きすぎるのはもったいないということです。
問題の記憶があまり残っていないのですから、きちんともう一度思い出して復習するべきでしょう。
といっても一度はできた問題なので、間違った問題よりも時間をかける、とかまでするわけにはいきませんけどね。
最後に
全3回に分けて模試の復習法をお送りしていきましたが、いかがだったでしょうか。
みなさんの復習の参考になれば幸いです。では今回はこのへんで!!
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参考
駿台予備学校お茶の水3号館東大理系演習コースでの1年の浪人生活を経て、2019年に東京大学理科一類に入学。浪人中に書いていたAmebaブログ「東大理1を目指す浪人生の物語」は、その悲喜こもごもの浪人生活を絶妙な筆致でつづることにより、東大受験生ブログランキングで半年以上に渡って1位を獲得するのみならず、Amebaブログの高校生・浪人生ジャンルでも長きに渡って頂点に立ち続けた。地方の非進学校出身で、都心の名だたる有名校との格差を感じながらも工夫をして成績を伸ばした姿が共感を生み、いまも受験を控える高校生・浪人生から支持を得ている。東大進学後も「とある東大生の脳内をのぞく」と銘打ったブログを開設し、Twitterで受験生の質問に親身に答え続けるなど、精力的に活動している。