【東大生が解説】これを読めば得意になる!英語の「和訳問題」で点を取るための3つのコツ

こんにちは!わいあーるです。

英語を学習する日本人が最も苦労するのが「翻訳」だと思います。

  • どんなにがんばってもぎこちない日本語になってしまう
  • そもそも英語の構文がわからなくて、どう訳したらいいのかわからない
  • 日本語のニュアンスに合う英語はどれなんだ

など、様々な問題が噴出してくると思います。

実はこれらの問題はすべて言語学的に日本語と英語が全く種類の異なる言語だからということに帰着できるのですが、話が長くなるので割愛するとします。

今回はその翻訳の中でも「和訳」に着目して、英語を和訳するときになにを意識すれば上手くいくのか?ということを、受験生にフォーカスして書いていきます。

つまり、和訳で点を取るにはどうしたらよいのかということについての記事です。

意識すべきこと

具体的な方法を書く前に、まずは和訳をするにあたって意識しておいたほうがいいことについて説明します。

和訳というと僕たちは「とりあえず英語が言っている意味を日本語で解答用紙に書けばいい」と思いがち(僕もそうでした)です。

しかし実は和訳を通して採点者が見ていることは、解答用紙に書いてある日本語が問題の英語の意味と合っているかということではなく、「回答者は問題の英語の構文が本当にわかっているのか」ということです。

言い換えれば、回答者がその傍線部の英文を本当に正しく読み解けているかを問うているのです(どこかわかりづらいところにばかり線が引かれるなと思っていたそこのアナタ、あなたの勘は当たっています)。

ですから、意味を通そうとして無理にこなれた日本語を書く必要はありません。

むしろ困ったときは、構文を意識しながら直訳をすればよいのです。

このことを知っておけば「なんで普通にきちんと意味を書いているのに点数が来ないんだろう」とか、逆に「この問題さっぱりわからなくてめちゃくちゃテキトーに書いたのにけっこう点数がある」とか「解答・解説に書いてあるこの採点基準ってどういうことなんだろう」といった種々の謎が解けるかもしれません。

しかし、だからといって、こなれた和訳を完全放棄するのはよくありません。

なぜなら、こなれた日本語というのは自然な日本語というわけですが、そっちのほうが採点者にとっても読みやすい文章であるからです。

逆に言えば、直訳のぎこちない日本語だと採点者も読みづらく、ゆっくり理解するように日本語を読んでいると、当然のように内容に厳密な目が行く可能性が高いからです。

まあ無理してこなれた日本語を書くと逆に、構文を無視して当てずっぽうで書いた回答、いわゆる捏造を疑われますが、構文に則っていることを確認した上でよりよい日本語を書こうとする努力はとっても大事です。

どの程度までがセーフでどの程度からがアウトなのかの線引きは、みなさんが問題演習をして、採点してもらう中で感覚として身につけるべきことです。

さて、前置きが長くなりましたが、ようやく僕の和訳のコツを具体的に書いていきたいと思います。

実はこのコツは、どれも「訳をこなれさせるためのコツ」です。つまり結局は自然な訳が大事になってきます。

あくまでも「無理だったら直訳がベスト」といっているだけです。

和訳のコツ

細かい技術を習得する

どういうこと?としか思えない見出しですが、具体的にいうと「表現ごとに特殊な訳し方をしたほうがいいものは覚えてしまう」ということです。

例えば次のような英文があります。

We need to step back and see where we stand if we are to avoid serious mistakes.

(京都・03)

簡単そうな英文ですが、実際に和訳してみると意外に “we are to avoid” の部分にそこそこ考えさせられます。

先ほど書いたようにゴリ押しで直訳してもいいですが、実は “if S be to 不定詞” は「だれかの意思」として訳すとよいというテクニックがあります。

取り出した部分を「だれかの意思」として訳すと、「(深刻な間違いを)避けたいのなら」や「避けようものなら」というふうに訳せるわけです。

他にも「前置詞+関係代名詞」とか “successful” とか、普通に考えているとなかなか出てこないテクニックが必要な表現は、そんなに多くないものの一定数は存在します。

こういうものは長い時間頭を抱えて結局は直訳に帰着するというよりも、普通に覚えてしまったほうが絶対に楽ですし、周りと大きく差がつくのです。

ではどこでこういうものを仕入れるかというと、英和辞典の例文検索です。

例文検索は和訳のプロが例文の和訳をつけており、いわばその表現の和訳の模範解答のようなものです。

困ったことが見つかったら例文検索をして、その辞書ではどう訳されているのかを参考にするのです。

それを続けていると、自分の中でそういったテクニックが蓄積されていきます。

反意語を否定する

なかなか具体的ですね。しかしこれは習得するとめちゃくちゃ大きな武器になります。

例えば次の表現はどう訳しますか?

Be careful to keep the room clean.

直訳すると「その部屋をきれいにし続けるように注意しなさい」という意味ですが、反意語を否定してみると「その部屋を汚くしないように注意しなさい」となります。

圧倒的に後者のほうがきれいな和訳だと思いませんか?

しかも別に構文を崩しているわけではなく、ただ日本語を別方向から捉えているだけなので、減点されたら採点者のせいにしていいわけです。

大学生になって実感しましたが、模試や添削の採点はほとんどの場合が学生なので、採点は信頼しないほうがいいです。

どうでもいいように見えて、自然で採点者に好感を持ってもらいやすい訳にするための大きな技術です。

他に例を出すのも冗長なので、みなさんの問題演習の中での発見にお任せすることにしましょう。

普段使っている日本語を使おう

この記事をお読みのみなさまの中で、日常的に「提案する」ということばを使っている方はいらっしゃいますか?

そんなこと言われてもわからねーよ、という感じであることは重々承知していますが「提案する」ということばを使っているシチュエーションを想像してみると、そこそこ堅苦しい場面が多いような気がしませんか?

普段あまり使わない堅苦しいことばを使って和訳をすると一気に堅くてぎこちなくなります。

逆に言えば、普段から使っている(やわらかい)ことばを使えば、思っているより自然で読みやすい文章になることが多いのです。

例えばsuggestやproposeという単語を訳すときは「提案する」を使う代わりに、suggestなら「〜なんじゃないかと言う」(これだとくだけすぎているので「〜ではないかと言う」もいいかも)と訳し、proposeなら「〜しようと言う」といったように、言うならばsayのバリエーションのように訳していくという方法があります。

他にもいろいろ応用できそうな気がしますが、正直これを見つけるのは簡単ではないと思いますので、演習の中での発見にお任せしてはおきます。

今回はこのsuggestとproposeの2つの訳し方の雰囲気だけでもつかんで帰っていってください。

最後に

以上になります!

とある中国語の本に書いてあったことなのですが、昨今、言語の4技能が話題になっていますが、実は言語には5つの技能があって「読む」「書く」「きく」「話す」そしてもう1つが「訳す」だそうです。

こう言う人もいるくらい、「訳す」というのは非常に大事な作業です。

しかも日本語と英語は構造も語彙も大きく異なる言語どうしなので、その2つの言語に架け橋をかけることはかなり困難な作業ですが、取り組む価値はあります。

なにより入試ではたくさん和訳が出てくるので、確実に上手くなって周りに差をつけられるようにしましょう!

では今回はこのへんで〜!!!

おすすめ記事

参考