英文法を基本から!独立分詞構文と付帯状況の表現について【詳しい例文付き】

今回は分詞構文の応用編です。

前回習った分詞構文の基礎を復習しながら、分詞構文の慣用表現や意味上の主語を示す場合、付帯状況などについて見ていきます。

分詞構文の基本

まずは分詞構文の復習です。

現在分詞もしくは過去分詞を使って、副詞的に文の情報を補足する役割を担っています。

  • ①Bob was waiting for the bus.(ボブはバスを待っていた)
  • ②Bob was waiting for the bus reading a newspaper.(ボブは新聞を読みながらバスを待っていた)

上記の例文では、「ボブはバスを待っていた」という共通の出来事ですが、「何をしながら待っていたのか」を詳細に説明しているのは②の方です。

現在分詞を用いて「reading a book」と付け加えています。もちろん「新聞を読んでいた」のはボブなので、この場合意味上の主語と文の主語は一致しています。

分詞構文では、分詞の意味上の主語は、文の主語と同じになることが原則です。

  • Written in simple English, this book is easy to understand.(簡単な英語で書かれているので、この本は理解しやすい)

次に過去分詞を用いた分詞構文の復習です。上記の③を見てください。

過去分詞の「written」が先頭に来ていますが、実はこの前には「Because this book is」が隠れています。

つまり「Because this book is written in simple English, this book is easy to understand.(この本は簡単な英語で書かれているので、この本は理解しやすい)」という文章に書き換えもできます。

しかし、分詞構文では、接続詞と主語とbe動詞を省略して、分詞で表現するのが原則ですので「Written in simple English」になります。

分詞構文の応用

having+過去分詞(完了形の分詞)

  • Having read the novel, I already knew the ending of the movie.(原作を読んでいたので、私はすでにその映画の結末を知っていた)

上記の例文の赤文字の部分に注目してください。「having+過去分詞」(=完了形)になっていますね。述語動詞の時よりも以前のことを表現したい時に、この「having+過去分詞」を用います。

したがって、上記の例文では映画を見るよりも前に、その原作を読んでいたので、時制のズレがあります。原作を読んだ(大過去)→映画の結末を知ったいた(過去)という時間の流れになるので、完了形の分詞を用いるのです。

接続詞を使って表現すれば、以下の通りになります。

  • Because I had read the novel, I already knew the ending of the movie.

赤文字の部分が過去完了形になり、太文字の部分が過去形になっているのが分かりますね。

分詞の前に接続詞を置く

  • While skiing in Hokkaido, he twisted his ankle.(北海道でスキーをしている時に、彼は足首を捻挫した)

続いては分詞構文の意味を明確にするために、あえて接続詞を置く表現を見ていきます。

上記の例文では「while」を置くことで「時」を明確にしています。分詞の前に接続詞を置くというルールです。

  • While he was skiing in Hokkaido, he twisted his ankle.

というように、「he was」が省略された文章になっています。

独立分詞構文

  • It being Monday, the barber shop was closed.(月曜日だったので、その理髪店は閉まっていた)

続いては独立分詞構文を見ていきます。

上記の例文では、分詞の前に「It」という主語がついていますね。これは分詞の意味上の主語であり、文の主語とは異なる場合に置かれるものです。

もっと分かりやすくするために、接続詞を使った例文を紹介します。

  • Because it was Monday, the barber shop was closed.

意味上の主語は「It」で、文の主語は「The barber shop」なので、主語がズレていますね。

このような分詞構文を独立分詞構文と呼びます。

慣用的な分詞構文

  • Frankly speaking, I think this work is boring.(率直に言って、この仕事は退屈だと思う)
  • Speaking of children, how old is your daughter now?(子どもと言えば、娘さんはいくつですか)

続いては分詞構文の慣用表現についてです。上記の例文の赤文字の部分が慣用表現になります。

この場合は分詞の意味上の主語を明示していません。厳密に言えば、分詞の意味上の主語は「不特定の人々」「話者」ということになります。

その他の慣用表現は以下の通りです。

Frankly speaking:率直に言って

Speaking of 〜:〜と言えば

Generally speaking:一般的に言って

Strictly speaking:厳密に言えば

Judging from :〜から判断すると

付帯状況を表すwith+(代)名詞+分詞

  • ① The dog sat there with his tongue hanging out.(その犬は、舌をだらっとたらしてそこに座っていた)
  • ② He stood in front of us with his arms folded.(彼は腕を組んで、私たちの正面に立っていた)

続いては付帯状況についてです。主説で表していることと同時に起こっている事柄を補足的に説明するときに〈with+(代)名詞+分詞〉を用います。この場合(代)名詞は意味上の主語になります。

①では「The dog sat there(犬が座っている)」という状況をさらに補足的に説明するために、「with his tongue hanging out(舌がだらっとたらしている状態)」が付け加えられています。本当であれば、「His tongue was hanging out」というように能動態の文章で表すことが可能です。

一方の②では過去分詞のfoldedが使われているので、「with his arms folded」では「His arms were folded.」という受動態の文章に相当する内容が表現されています。「彼は立っていた」→どのように立っていたかというと→「彼の腕が組まされた状態で」という状況になっています。

分詞を使った表現

  • ①There’s a car coming.(車が来るよ)
  • ②We went shopping in Ginza.(私たちは、銀座に買い物に行った)
  • ③We are very busy preparing for the party.(私たちはパーティーの準備でとても忙しい)

最後に分詞を使った表現についてです。

まず①では〈There+be動詞+名詞〉という形が使われています。この名詞の後に分詞を続けると、名詞がどういう状況にあるのかを表すことができます。①の場合は、「car」という名詞の後に「coming」という現在分詞が続いているので「車が来ている」という状況を示しています。以下例文は、過去分詞の場合です。

  • There was no time left to explain the situation.(状況を説明するための時間が残っていなかった)

そして②では「go ~ing」が使われています。スポーツやレジャーなどについて「〜しに行く」と表現したいときに用います。他にもgo fishing(釣りに行く)、go swimming(泳ぎに行く)などがあります。

最後に③では「be busy ~ing」で「〜するのに忙しい」という意味を表しています。

他にも「spend+時間+~ing(〜して〈時間〉を過ごす)」「have trouble~ing(〜するのに苦労する)」という表現があります。

演習問題

coming soon…

最後に

今回は分詞構文の応用を習いましたが、いかがでしたか?分詞構文の慣用表現はここできちんと覚えるようにしましょう。

また時制のズレがあるときは「完了形の分詞」を用いたり、主語のズレがあるときは「意味上の主語を分詞の前に置く」などのルールもきちんと覚えておきましょう。

続きは、こちらから。

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