【立教大への推薦入学も!】香蘭女学校中等科の理科の特徴を徹底解説!

香蘭女学校中等科は、東京都品川区旗の台にあるキリスト教系の私立中学校です。都内私立女子校の中でも歴史が深く、1888年に英国国教会から派遣された日本聖公会のエドワード氏によって開校されました。

完全中高一貫校であるため高校からの入学は認められていません。また、在学生の半数以上が立教大学に内部進学することでも有名です。

今回は、そのような香蘭女学校中等科の、理科の出題傾向や入試対策方法についてご紹介します。

入試情報

問題構成・解答形式

香蘭女学校の理科は、試験時間30分に対して大問が5問、総設問数が20〜30問程度となっています。ここ数年で大問数は安定していますが、総設問数は年度によって多少変化しています。

基本的には物理・化学・生物・地学の4分野からそれぞれ1問ずつ出題されていますが、同じ分野から複数問出題されるということも多々あります。

近年の出題内容

  • 2020年度
  • 2019年度
  • 2018年度

出題傾向

概要

香蘭女学校中等科の理科は、試験時間30分に対して大問が5問、総設問数が20〜30問程度となっています。

基本的には第1問が物理・化学・地学・生物の融合問題、第2問〜第5問が各分野からの出題となっている場合がほとんどです。

難関男子校で見られるような、難問・奇問は見られません。高度なひらめきや思考力を必要とするというよりは、単元についての本質的な理解を問うような良問が揃っています

また当校の理科は、出題形式が様々であることが特徴のうちの一つです。一般的な中学受験理科でよく出題されるような記号選択・用語記述・並び替え問題・正誤選択問題が大部分を占めるものの記述問題や作図問題などが出題されることもあります。

出題傾向についての詳細

香蘭女学校の理科では、物理・化学・生物・地学の4分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。

なかでも物理からは「電気」「熱」「光」といったエネルギーに関する問題が、化学からは「ものの溶け方」「ものの燃え方」「水溶液の性質」といった問題が、生物からは「植物や動物の分類」「生態系」が、地学からは「地形」に関する問題がよく出題されています。

難問・奇問といった、高度なひらめきや思考力を問うような問題は見られません。あくまで受験生の単元についての本質的な理解を問うような問題がほとんどです。

知識問題の割合が大きいため、受験生の演習量や知識の豊富さがそのまま得点に直結するような内容となっています。難易度がそこまで高くない分受験生同士で点差がつきにくいことも特徴的です。

また当校の理科では、様々な形式の問題が出題されることが特徴としてあげられます。一般的な中学受験理科でよく出題されるような記号選択・用語記述・並び替え問題・正誤選択問題が大部分を占めますが記述問題や作図問題なども見られます。

当校の理科は、とにかく問題分量が多いことが特徴的です。試験時間が30分と、かなり短いなかで、全25〜30問にもわたる問題を解き終えなければなりません。1問あたりにかけることのできる時間は1分程度となっています。

完成度の高い解答が求められるので、高得点を取る上では解くスピードも非常に重要です。

入試対策法

分野別対策法〜実際の過去問を解いてみよう〜

香蘭女学校の理科では、物理・化学・生物・地学の4分野からまんべんなく出題されることが特徴的です。

そのなかでも特に頻出の融合問題について、実際の過去問を抜粋しつつ、対策法をご紹介します。

(2019年度第1回・第1問より抜粋)

〔1〕次の問いに答えなさい。

  • 問1 昨年の夏はとても暑く、「猛暑日」という言葉がニュースでたびたび使われました。「猛暑日」はどのような日でしょうか。次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
    • ア. 最高気温が30℃以上の日
    • イ. 最高気温が35℃以上の日
    • ウ. 最低気温が25℃以上の日
    • エ. 最低気温が30℃以上の日
  • 問2 乾燥した空気に含まれている代表的な気体成分の、体積の割合の多い順番として正しいものはどれですか。次のア〜カから1つ選び、記号で答えなさい。
    • ア. 酸素>二酸化炭素>ちっ素
    • イ. ちっ素>酸素>二酸化炭素
    • ウ. 二酸化炭素>酸素>ちっ素
    • エ. 酸素>ちっ素>二酸化炭素
    • オ. ちっ素>二酸化炭素>酸素
    • カ. 二酸化炭素>ちっ素>酸素
  • 問3 羽以外に腹を使って鳴く昆虫はどれですか。次のア〜オから1つ選び、記号で答えなさい。
    • ア. ナナホシテントウ
    • イ. コオロギ
    • ウ. スズムシ
    • エ. ショウリョウバッタ
    • オ. クマゼミ
  • 問4 打ち上げ花火が光ってから「ドーン」と音が聞こえるまでに0.5秒かかりました。音を聞いた人から花火が光った位置までの距離は何mですか。ただし、空気を伝わる音の速さは1秒間に340mとします。
  • 問5 次の文の(  ①      )〜(  ③      )にあてはまる言葉をそれぞれから選び、アまたはイの記号で答えなさい。
    「低気圧は、地表付近では(  ①      )風が吹くので、中心で(  ②      )が発生し、天気は一般に(  ③      )。」

    • (  ①      ):ア 中心から外に向かって  イ 外から中心に向かって
    • (  ②      ):ア 上昇気流  イ 下降気流
    • (  ③      ):ア 良い  イ 悪い
  • 問6 次のア〜エの条件で実験をしたとき、インゲンマメの種子が発芽するのはどれですか。次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
    • ア 湿らせたわたの上に種子を置き、箱をかぶせて暗くして、20℃の部屋に置いた。
    • イ 湿らせた棉の上に種子をおき、箱はかぶせずに、5℃の明るい部屋に置いた。
    • ウ 木に種子を沈め、箱はかぶせずに、20℃の明るい部屋に置いた。
    • エ 乾いた綿の上に種子を置き、箱はかぶせずに、20℃の明るい部屋に置いた。
  • 【答え】
    • 問1 イ
    • 問2 イ
    • 問3 オ
    • 問4 272
    • 問5 ①イ ②ア ③イ
    • 問6 ア
  • 〔ポイント〕
    • 香蘭女学校では、毎年第1問で物理・生物・化学・地学の融合問題が出題されています。
    • 融合問題は、今回の問題のように、用語記述や記号選択といった基本的な知識問題がほとんどです。
    • 難しいことは出題されていないため、受験生の演習量や知識量がそのまま得点に直結するような内容となっています。

高得点を目指す上での「カギ」とは?

  • 知識問題では満点を目指す
    香蘭女学校中等科の理科では、難関男子校で出題されるような難問・奇問は出題されていません。
    あくまで単元についての本質的な理解を問うような良問が揃っています。受験生の知識量や演習量がそのまま得点に直結するため、苦手分野を残さないようにしっかり対策を行いましょう。
    一方で、問題によって難易度に少しばらつきがあることも特徴的です。問題によっては「今まで学習したことを関連づけて、論理を組み立てる」ような、一筋縄ではいかないようなものも見かけられます。
    覚えていればすぐに答えることができるような知識問題は、時間をかけずに解き終え、なおかつ満点を目指しましょう。
  • 過去問演習は入念に
    香蘭女学校中等科の理科では、様々な形式の問題が出題されることが特徴的です。
    一般的な中学受験理科でよく見られるような、記号問題、適語補充、用語記述といった問題がほとんどですが、記述問題や作図問題などが出題される場合もあります。
    入試本番で独特の形式に戸惑うことがないよう、過去問演習は事前にしっかりと行いましょう。
  • 時間配分は慎重に
    香蘭女学校の理科は、試験時間30分に対して大問が5問、総設問数が25〜30問となっています。
    1問あたりにかけることができる時間は約1分弱程度と、あまり時間に余裕がないことが特徴的です。
    試験時間が始まったらまず全ての問題に目を通し、得意な分野や解きやすそうな問題から手をつけましょう
    試験終了前の5〜10分間は必ず見直しの時間とし、計算ミスや解答の抜け落ちがないかどうかしっかりと確認しましょう。

まとめ

今回は、香蘭女学校中等科の入試情報や、理科の出題傾向、入試対策方法についてご紹介しました。

当校の理科は、試験時間30分に対して大問が5問、総設問数が25〜30問程度となっており、試験時間に対する問題量が多いことが特徴的です。

高度なひらめきや思考力を問うというよりは、単元についての本質的な理解を問うような問題がほとんどで、受験生の知識の定着度や演習量がそのまま得点に直結するような良問が揃っています。

また「記号選択、用語記述の問題がほとんど」、「様々な分野からまんべんなく出題される」といった点も特徴的です。過去問研究は抜かりなく行い、入試本番で動揺しないようにしましょう。

入試本番まで時間は限られていますが、他教科とのバランスを考えつつ、できる限りの対策を行いましょう。

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参考