駒場東邦中学校に合格するためには?偏差値や入試情報をチェック!

駒場東邦中学校は、男子御三家に次ぐ位置づけの難関校として名前が通っていましたが、今や御三家をしのぐ勢いを誇る超難関校になっています。なぜそこまで人気を集める学校になっているのでしょうか?

学校での教育内容もさることながら、大学進学実績では東京大学をはじめとする難関国公立大学や、医学部受験に強いこと、理系志向が強い生徒が入学してくる率が高いということも、偏差値を押し上げ、人気校になっているという状況です。

カリキュラムなどもかなり練られており。中学高校6年間で何をどのように学ぶかということを一応は決めていますが、勉強面だけでなく、人間性を高め、将来社会に出たときに生き抜いていける力を養成することに力を入れています

今回は、駒場東邦中学校について、偏差値や入試に関する情報をまとめていきたいと思います。

駒場東邦中学校の教育方針について

駒場東邦中学は、自主・独立の精神をもつ人物を育成することをモットーに、中高6か年一貫教育を行う男子校です。そのため、中高6か年で生徒をどのように教育していくかという、整理された教育カリキュラムを作成しています。

進学実績も非常に高いものを誇っており、東京大学をはじめとした難関国公立大学や、医学部医学科への進学、理系研究者を目指す生徒が海外の大学を目指すケースも見受けられます。

学習面が注目される学校でもありますが、学習面だけでなく、クラブ活動や、学校行事への積極的な参加を奨励しており、人間性を高める場を提供する方針をとっています。

進学実績について

2017年度の大学進学実績としては、東京大学52名(現役29名)、京都大学11名(現役6名)、一橋大学9名(現役5名)、東京工業大学17名(現役11名)、早稲田大学94名(現役51名)、慶應大学95名(現役43名)、東京理科大学49名(現役18名)となっており、難関大学に多くの合格者を出していることがわかります。

中学入試情報

【募集人員】男子240名

【試験時間】国語60分、算数60分、社会40分、理科40分

【受験料】25,000円

【入学試験日】2月1日

【合格発表】2月2日午前9時

【入試結果(2017年度)】

出願者532名、受験者514名、合格者272名、倍率1.9倍

出願者のうちの受験者の率、合格者が定員をそれほど上回っていないことからも、人気校であることと、第一志望校としての位置づけを確保してきていることが読み取れます。

【教科別平均点】

  • 国語 満点120点、平全体)63.7点、合格者平均点70.3点
  • 算数 満点120点、平均点(全体)88.4点、合格者平均点98.6点
  • 社会 満点80点、平均点(全体)49.1点、合格者平均点53.0点
  • 理科 満点80点、平均点(全体)47.9点、合格者平均点51.4点
  • 総合 満点400点、平均点(全体)249.1点、合格者平均点273.2点

理系志向の受験生が集まってくることが多いためか、算数は合格者平均点だけでなく、受験者全体の平均点も高くなっています。むしろ、他の3科目でいかに点数をとり、総合点で安定した点数をとることが合格の条件となっています。

教育における特色

駒場東邦中学校の教育の目標としては、「生徒・教員・保護者の三者相互の理解と信頼によって、明るく楽しい学園を作り、生徒各自の個性を伸ばし、能力を高め、豊かな知性と科学的な教養を身につけた、健康で実戦力に富む有為な人材を育成する」ことが掲げられています。

この内容をよくよく見てみると、コミュニケーション能力の向上や、生徒一人一人の個性をいかに伸ばしていくかという点を重視しており、今後の大学入試改革を特に意識しなくても対応できるような、豊かな教養を身につけた、健全な生徒を養成しよう、ということがわかります。

特に、「科学的な教養を身につけた、健康で実戦力に富む有為な人材を育成する」という点については、単なる理系志向の生徒を集めるだけではなく、また、入試も理系偏重ではないという特徴に表れています。

駒場東邦中学校の国語の入試問題をご覧になったことがあるでしょうか?毎年必ず、長文の物語文1題の出題がなされています。物語文は、登場人物の心情の把握や、心情の変化、最終的にどのように成長していくか、というところが読解のポイントになります。駒場東邦中学が理系志向の学校であるならば、理系のテーマを扱った説明文や論説文が出題されても良さそうなものですが、物語文の出題が続いています。

これについては、駒場東邦中学校の先生がおっしゃっていましたが、将来医師をはじめとして理系に進む生徒が多い学校だが、理系だからといって自分だけの世界に没頭していればいいというわけではない、医師であれば1人だけではなく、医師同士の連携、看護師との連携、救急隊員との連携、研究者であれば共同研究者との間のコミュニケーションをとるということがどれだけ大切なことなのか、それを入試の段階で読みとってほしい、だからこそ物語文を出題している、ということでした。

算数にどうしても注目が行きがちですが、そのようにアドミッション・ポリシーを定めている学校だからこそ、出題する学校側の意図をしっかり読みとり、答案でキャッチボールをする、そういった姿勢や能力が求められています。

具体的に、学習面では、「自分で考え、答えを出す」という習慣をすべての教科で身につけることを目標としているところが大きな特徴でしょう。こうした目標を実現するために、1、2年次では英語、数学、理科実験において、学年によって1学級を分割した少人数教育を行い、3年次では数学の分割授業が行われています。

文理に偏る教育をなるべくせず、各教科しっかりと能力を身につけていき、ほとんどの教科は5年次にカリキュラムが一通り終了します。また、入学当初からレポート作成などの課題を多く課すことによって、自分で考える習慣を身につけられるような教育を行っています。

近年よく話題になるアクティブ・ラーニングですが、駒場東邦中学校ではそれをあえて前面に出してはいません。しかし、これまでに行われてきた学習は、生徒の理系志向を考えながらも、自分から課題を設定し、問題解決のために自分の頭で考える、という最も重要な教育内容を長年実施してきています。身につけるべき基礎知識はきっちりと身につけさせ、観察眼を養い、グループで協働して問題を解決していく、そのような姿勢を養う教育が長年行われてきています。

生活面での特色

生活面では、自主・自律の精神を身につけるための生活指導を行い、主体的に行動できる生徒の育成に力を入れています。これから社会に出ていくにあたり、集団生活や、他の人との関係性を良好に保ち、コミュニケーションをしっかりとれるような人材を育成するという姿勢は一貫してぶれていません。

人間は1人では生きていけないこと、何かを成し遂げるにあたっても、1人の力だけでは結果を出すことは難しいこと、そのためにはほかの人の力を借りることが大切であること、人の力を借りるためには、他の人に対して気を配るという基本的なコミュニケーション能力こそが必要であることを6年間を通して教育しています。

そのため、部活動や学校行事では、高校生が中学生の面倒を見るなど、学年を越えた交流を自主的にしていったり、文化祭のポスターも毎年趣向を凝らしたものを生徒が作り、さまざまな外部機関などに貼ってもらうように交渉するなど積極的な姿勢で取り組むなどしています。

偏差値が非常に高いこともあり、入試の難しさをどう攻略するかに対してどうしても目が行きがちですが、日々の学校生活では、コミュニケーションを大事にした教育方針、生徒が自主的に行動することを見守る教員の姿勢が徹底されています。併願校としては、実は鹿児島県のラ・サール中学校が意外と多いのです。勉強だけでなく、6年間の学生生活の中でどれだけのびのび過ごせるか、そういったことを入試の段階で考えて受験に挑戦する受験生、親御さんが多い学校だともいえます。

偏差値など

四谷大塚80%偏差値:67

駒場東邦中学校HP

画像出典:Wikipedia

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