【中学受験】時事問題、直前期これだけは押さえておきたいテーマ

先日の記事では、特に2017年度前半に起こった出来事について、時事問題として出題される可能性がある視点をまとめました。時事問題は、学校によって出題の意図が異なり、出題形式も変わります。大問1題まるまる時事問題を題材に、小問自体も時事関連の問題を集めた、「ザ・時事問題」というようなものから、時事問題と見せかけて、実はそれに関連した基礎知識をしっかり理解しているかどうかを試すものまで様々です。

2月の入試を直前にした受験生の皆さんは、過去問やこれまでに苦手としてきた分野の総復習を中心に勉強していることと思います。時事問題も勉強しなければ・・・そう思ってもなかなか手が回らない、そういう方も多いのではないでしょうか。

時事問題は、1つのテーマから、さまざまな問題を作ることができるという特徴があります。たとえば、政治に関する時事問題であっても、歴史や地理、国際関係などあらゆる分野から知識の理解を問うことができます。場合によっては、自然災害に関する問題を含めて、社会だけではない、科目横断型の問題が出題されることもあります。

時事問題は、もちろんその時期に起こった出来事特有の問題も出題されますが、多くは基本的な知識をしっかり理解できているかどうかを確認する問題が出題されます。中学に入ってから始まる、グループ学習や科目横断的な授業についていくために必要な基礎学力がついているかどうか、目新しいテーマであっても意欲的に取り組んでいくことができるかどうか、という点を判定するためです。

時事問題を学習するうえで大切なことは、一つのテーマが与えられたときに、それに関連する基礎知識が瞬時に出てくるかどうかです。その基礎知識のレベルは、学校の教科書を中心に、発展的な問題がプラスされる傾向にあります。ですから、時事問題だからといって、難しく考える必要はありません。

ただし、時事問題は学習を始める時期が遅くなりがちで、範囲もどこまで出されるかわからない、という不安がついて回ることは事実です。そのため、「こんなにたくさん覚えられない」と、秋に各塾が出版する時事問題のテキストを買ったはいいものの、手が回っていない方も多いのではないでしょうか。

ですが、問題をよく読んで、設問を見てみると、決して見たことのないような知識が出題されているわけではありません。小学生なりに世の中で起こったこと、話題にのぼったことに興味を持ち、知っている知識と結びつけることができているかを見たいというのが学校側の出題意図です。

どうしても敬遠してしまいがちな時事問題ですが、問題文をしっかり読めば、聞かれていることが、いままで学習してきた出来事や人物といった基礎知識が固まっていれば答えられるということがわかると思います。決して難問ではないという意識をもって最後の最後まで取り組んでください。自分の持っている基礎知識が問題とぴったり合ったとき、時事問題は怖くないということがわかります。いまからでも自信をもって知識と問題の関係を意識するように学習を進めましょう。

今回は、2017年度に起こった出来事で、時事問題が作りやすいと予想される大きなテーマについて詳しく解説します。これまでの時事問題の記事と合わせて、基礎知識に漏れがないかどうか確認してみてください。

テーマ1 衆議院議員選挙での自民党の圧勝

2017年9月28日に、安倍晋三内閣総理大臣は、臨時国会の冒頭で衆議院を解散しました。そして10月22日に第48回衆議院議員選挙が行われました。希望の党が新しく結党され、民進党が一緒になったり、一部議員は選別されるなど混乱し、立憲民主党が新たに結党されたり、暴言を吐いて離党したり党の方針に賛同できず無所属で出馬する人もいたり、ぎりぎりまで所属政党が決まらない野党議員がいるなど、非常に混乱した選挙だったといえるでしょう。

結果的に自由民主党が284の議席を獲得して大勝しました。連立を組んでいる公明党と合わせ、連立与党全体で313の議席数を確保しました。313という議席数は、衆議院で可決した法案が仮に参議院で否決されたとしても、衆議院で再可決できるだけの数、つまり議員定数の3分の2以上を占めるため、事実上どんな法案も可決することができることになります。

ここまでの一連の選挙の流れで、衆議院には解散があること、法案を可決するための手続き、必要な議決票数などの知識が確認できますね。

また、衆議院は、今回の総選挙から議員定数と選挙区割りが変更されました。この知識はとても重要ですからこの機会に再確認しておきましょう。議員定数は「0増10減」となり、もとの475名から465名に減りました。議員定数の問題については、関連付けて「一票の格差」の問題も一緒に整理しておきましょう。今回の議員定数の変更は、一票の格差問題を解消するためにとられた措置で、この変更により、一票の格差は最大で2倍以内になりました。

議員定数が減ったことによって、自民党の大勝が持つ意味がより大きくなりました。今回の総選挙で自民党が大勝したことにより、衆・参両議院で憲法を改正しようという勢力(改憲勢力)が全体の3分の2を確保しました。憲法を改正するためには、衆・参両議院の議員の3分の2の賛成によって発議が行われ、国民投票を行わなければなりません。3分の2を確保したということは、憲法改正の発議ができる態勢が整いつつあるということですから、今後一層、憲法改正に向けての議論が加速することが予想されます。

これまでも、中学入試の公民では政治分野が多く出題されてきましたが、今後特に「憲法改正」について出題される可能性は高くなると考えられます。選挙はたしかに時事問題ですが、問われる内容としては、国会や内閣についての基礎知識です。特に関連する数字については正確に覚えておきましょう。安倍晋三首相の名前も漢字も間違えないように確認しておきましょう。

テーマ2 北朝鮮情勢の緊迫化と関係各国との関係

日本と北朝鮮の間には非常に長い歴史的交流があり、位置的にも非常に近いので、北朝鮮情勢に動きがあると、日本はどうしても関係せざるをえない状況に置かれます。とくに現在、北朝鮮情勢は緊迫しています。北朝鮮の指導者、金正恩朝鮮労働党委員長は、国際社会の反対や圧力を押し切って、弾道ミサイルの発射実験や核実験を繰り返しています。

アメリカのトランプ大統領や日本の安倍晋三首相、大韓民国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領らは、こうした北朝鮮の強硬姿勢に対して制裁を強めるよう国際社会に働きかけています。この3国は合同軍事演習を行うなどしていますが、それを理由に北朝鮮がミサイル発射実験をする、といういたちごっこの状態にあります。アメリカは北朝鮮を9年ぶりに「テロ支援国家」に指定するなど、北朝鮮をめぐって、日本に近い東アジア情勢は、非常に強い緊張状態にあるといっても過言ではありません。

北朝鮮が発射する弾道ミサイルの中には、日本の排他的経水域(200海里経済水域)内に落下するものもあります。日本国土を射程距離に入れるほどのミサイル開発技術を手にした北朝鮮が、今後も何度もミサイル発射実験を行うならば、日本の漁業への影響も無視できません。また、8月29日と9月15日に発射された弾道ミサイルは、北海道上空を通過して太平洋へ落下しました。このときには「Jアラート」という、全国瞬時警報システムが北海道や東北地方を中心に作動しました。Jアラートということばについては、最近よくニュースでも報道されています。しっかり覚えておきましょう。

まもなく韓国の平昌で冬季オリンピックが開催されます。北朝鮮はこのオリンピックも政治のカードとして使ってくる可能性があります。オリンピックが終了した後、どのような軍事態勢をとってくるかについても不安があるところなので、北朝鮮情勢の緊迫化には注意が必要です。

さらに、日本と北朝鮮の間には拉致被害者問題など未解決の問題がまだまだありますが、ここに韓国の従軍慰安婦像設置の問題も複雑に絡み合っています。北朝鮮だけでなく韓国との関係も押さえておきましょう。

また、その他の周辺諸国と日本の領土問題などの未解決の問題があります。中華人民共和国と台湾は、尖閣諸島の領有権を主張しており、大韓民国は

北朝鮮とは未解決の問題がまだ残っていますが、そのほかの周辺諸国とも領土問題などが未解決のままとなっています。中国と台湾は尖閣諸島の領有権を主張しています。韓国は島根県の竹島を、1952年以降、実効支配しています。このような領有権問題がなぜ問題になり始めたのか、そのきっかけについてもおさえておきましょう。

北朝鮮や韓国、中国以外にも、ロシア連邦とは方領土(択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島)の領有権の問題が解決されないままとなっています。2016年12月には、ロシアのプーチン大統領が来日し、山口県で安倍首相と会談しましたが、残念ながら領土問題に進展はみられていません。

このように、北朝鮮だけでなく、周辺諸国との領土問題や、今後の解決についてはまだ時間がかかるかもしれません。現在日本が抱えている問題とともに、今後の動きについてもニュースで出てきたらキャッチしておくようにしておきましょう。

テーマ3 天皇の退位特例法の成立

2016年の8月に、宮内庁から今上天皇(現在の天皇)のビデオメッセージが発表されました。このメッセージは何度も繰り返し放送されているので、目にしたことがあるでしょう。この中で今上天皇は、自分が高齢となり、日本国の象徴としての務めを果たすことが難しくなることを心配し、生きている間に皇太子に皇位を譲る、いわゆる「生前退位」の意向を示されました。しかし、現在の皇室制度では「生前退位」は認められておらず、これを実現するためには皇室典範と呼ばれる、皇室について定めた法律を改定するか、あるいは一代限りの特例法を制定する必要がありました。

日本国憲法4条は、天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる、と定めています。内容は難しいので、ポイントだけを押さえておけば十分です。憲法4条で定められている内容は、憲法は天皇の政治的活動を禁止している、ということです。そのため。今上天皇の談話を受けて、皇室典範を改定したり、特例法を設置すること、つまり法律を作ったり改定したりということ自体が政治的活動にあたり、憲法に違反するのではないかとの議論を呼びました。

また、現在の皇室典範では、女性天皇は認められていません。しかし、これまでの日本の歴史の中で、女性天皇は全部で8人(名前を変えて2度即位した例を含めて10代)存在しています。聖徳太子(厩戸王)を摂政とした推古天皇、天武天皇の皇后で、藤原京への遷都を行った持統天皇、平城京への遷都・『古事記』の完成・和同開珎の鋳造などをおこなった元明天皇、僧の道鏡を寵愛したことで政治が乱れた称徳天皇(孝謙天皇)などがいますので、これを機会に、有名な女性天皇とその特徴をまとめておくとよいかもしれません。

天皇に関する問題は思想にも関わるので、直接的に考えを聞くような問題はまず出されません。今回の天皇の生前退位という時事ニュースをきっかけに、天皇の日本における位置、皇室典範という法律の名前、などの基本的な知識を確認しておきましょう。

テーマ4 世界遺産関係

2017に、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が新たに世界文化遺産に登録されました。これで日本の世界文化遺産は17件、世界自然遺産は4件となり、合計21件となりました。地図で位置を確認しておきましょう。

沖ノ島は、4世紀から9世紀にかけて、航海の安全と、大陸との交流の成功を祈る行事が行われていたとされていましたが、その跡が手つかずのまま残っていました。また、戦後の調査で、銅鏡や装身具など約8点の遺跡が出土したことから、「海の正倉院」と称されています。現在でも女人禁制とされており、一般人の立ち入りは厳しく制限されています。

世界遺産とは、歴史的に重要な建造物や貴重な自然環境を保護する目的で、ユネスコ(UNESCO・国連教育科学文化機関)が「世界遺産条約」を採択したことからスタートしました。日本にはほかにも、世界文化遺産として歌舞伎・人形浄瑠璃文楽・能楽の3点が登録されて以降、和食や和紙や、藤原道長の御堂関白記なども登録されています。

福岡県は地理的な近さもあり、古くから中国や朝鮮半島との橋渡し役を担ってきました。そのため日本の歴史、特に古代の歴史ではたびたび福岡県が登場します。

福岡県の志賀島(しかのしま)で発見された金印には、「漢委奴国王」の五文字が彫られていました。中国の歴史書「後漢書東夷伝」には、「漢の光武帝が奴国王に印綬を与えた」という記述もあります。663年の白村江の戦いで日本が唐と新羅の連合軍に大敗したことをきっかけとして、九州北岸の防衛のため設置されたのが防人です。そして、その中心であり、当時神のお告げを聞いていたとされる大宰府も福岡県ですね。文永の役(1274年、最初の元寇)ののちに、元の再襲来に備え強化された異国警固番役も福岡県です。福岡県だけで歴史や地理、産業などについて問う大問が作れそうですね。

また、これを機会に日本の世界遺産の名前を正確に覚え、位置や何県に属するのかということも地図帳でしっかり確認しておきましょう。

テーマ5 周年問題

先日の記事でも書きましたが、時事問題では、「周年問題」が出題されることがあります。周年問題とは、ある大きな出来事が起こってから何年後にあたる年に、その当時の出来事に関連する問題が出題されるものです。「あの出来事から○○年」という出来事をチェックしておくことは、時事問題をおさらいするうえで、実はとても大事なことです。特に、入試の年やその前の年から見て、区切りの良い節目の年に起こった出来事が出題されることがよくあります。

2018年度入試では2017年が歴史的な出来事から何年たったかという視点で周年問題が出題される可能性がありますので、主なものを挙げておきましょう。

応仁の乱から550年

まず2017年には、室町時代の天下の大乱であった、「応仁の乱(1467年)」から550年目です。応仁の乱は、室町幕府の8代将軍であった足利義政の後継者争いと、管領(重要な役職)についていた細川勝元と侍所のリーダーであった山名宗全の勢力争いから発展し、実に11年間も戦乱が続きました。これにより京都は焼け野原となり、京に住んでいた貴族や僧が地方へ逃げました。そのため、京の文化が地方に伝わるきっかけにもなりました。応仁の乱で、西軍(山名宗全側)が本陣を置いたことことからその名前がついた「西陣織」も今では全国的に有名ですね。この大乱をきっかけに、世の中は下剋上の世、戦国時代に移り変わっていきます。

大塩平八郎の乱と、モリソン号事件

2017年から180年前の1837年には、2つの大きな事件がありました。一つは「大塩平八郎の乱」、もう一つが「モリソン号事件」です。特に大塩平八郎の乱は有名ですね。

大塩平八郎の乱については、どのような出来事だったのかしっかり復習しておきましょう。大坂(昔は阪の字ではなく、坂という字が使われていました)町奉行所の元役人であった大塩平八郎が起こした、江戸幕府に対する反乱のことですね。なぜこの出来事が驚きをもって受け止められたかというと、幕府の元役人が起こした反乱だったということです。江戸時代は非常に長く続いており、天下泰平といわれていました。そんな天下泰平の世の中に、元役人が、一般の民の不満を代表して、反乱を起こしたのです。天下泰平という面はもちろんあったのでしょうが、厳しい年貢の取り立てや身分制度などに対する不満がたまっていたのでしょう。天下泰平を享受していた人々にとっては大きな衝撃となった出来事です。

また、大塩平八郎の乱のちょうど200年前の1637年には、「島原・天草一揆(島原の乱)」が起こっています。これもあわせて覚えておくといいですね。

一方、モリソン号事件とは、海で漂流していた日本人を親切にも日本に送り届けてくれた、アメリカの商船「モリソン号」に対し、当時鎖国政策をとっていた江戸幕府が、異国船打払令に基づいて砲撃を行ったという事件です。自国民が助けてもらったのに、それに対して一方的に攻撃を加えるなど、現代では考えられないことですよね。この事件をうけて、渡辺崋山や高野長英といった人物が幕府の対外政策を批判し始めます。彼らは幕府に逆らった罪で逮捕されるという「蛮社の獄」が起こりました。高野長英は、顔を薬で焼いて逃亡したという、まさに命がけの抗議を行ったので有名です。

大政奉還・王政復古の大号令から150年

150年前の1867年には、江戸時代が終わり、明治時代がスタートするという、日本にとって歴史的な大転換が起こりました。1867年に、第15代将軍であった徳川慶喜による「大政奉還」と、それに続く、薩摩(現在の鹿児島)・長州(現在の山口)が中心になって行われた「王政復古の大号令」です。

これにより、約260年間もの長い間続いた江戸時代と、約700年続いた武家政権が終わりをつげ、日本は近代国家への第一歩をふみだすことになりました。この一連の政治改革を、「明治維新」といいます。明治維新は、どこから始まり、明治時代へ移っていったかという時代の大きな転換点で、短い期間に近代国家の体制が整えられました。

明治維新は江戸末期から兆候を見せていますが、皆さんも新選組や、幕末に活躍した人々の名前を知っているでしょう。明治維新の立役者の一人であった坂本龍馬は、大政奉還の直後に、京都で暗殺されています。坂本龍馬は高知の出身です。明治維新に関わった有名な人物の名前と出身地はもう一度おさらいしておきましょう。

 

盧溝橋時代から80年

80年前の1937年には、中国の北京郊外の盧溝橋で、日本軍と中国軍が軍事衝突する「盧溝橋事件」が起こりました。これをきっかけにして、日本と中国は泥沼となった日中戦争に突入していくことになります。

この前後の歴史上の出来事もとても重要ですので、まとめておきましょう。

  • 1931年 柳条湖事件→満州事件に発展
  • 1933年 日本が国際連盟を脱退
  • 1939年 第二次世界大戦勃発
  • 1940年 日独伊三国軍事同盟締結
  • 1941年 太平洋戦争勃発
  • 1945年 ポツダム宣言受諾、終戦

戦争、特に近代の戦争については、入試においても出題頻度が極めて高いので、出来事の年号やそのきっかけになった背景も含めてしっかりと復習しておきましょう。

まとめ

今回は、時事問題で入試で狙われそうなテーマを5つ選んでまとめました。これ以外にも、この1、2年間に起こった出来事はさまざまあります。選挙では、東京都知事選挙も話題になりましたね。知事選挙と国政選挙の違い、知事と首相の選ばれ方の違いも時事問題に絡めてよく出題されますので、確認しておきましょう。

2017年の重大ニュースをまとめた本を手元に置いて学習していると思いますが、ただ暗記しようとするのではなく、どうしてこのような出来事が起こったのか、この出来事に関連した知識として知っておかなければならないことはどのようなことなのか、などを教科学習のすき間時間などに、親御さんとお子さんで一緒に確認すると頭に入りやすいと思います。息抜きにテレビのニュースを一緒に見てもいいですね。

時事問題で大切なのは、ある出来事から様々な基礎知識を連想し、確実に答えていくことです。基礎知識の復習は直前期に最も大事な学習です。時事問題もそれと合わせて最後まで知識を整理していきましょう。

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。