英文法を基本から!主要な前置詞の使い分けPART1【詳しい例文付き】

はじめに

前置詞は「前に置く語」と書きます。その名の通り基本的には名詞、代名詞、動詞などの前に置かれます。今回は主要な前置詞「at」「in」「on」「from」「to」「for」「of」を学んでいきましょう。

主要な前置詞の用法

「at」

【場所の一点】

  • Mike arrived at the theater.(マイクは劇場に着いた)

【時の一点】

  • The meetings usually begin at ten.(会議は普通10時に始まる)

【目標】

  • He aimed his bow and arrow at the target.(彼は標的に弓矢を向けてねらいをつけた)

【所属】

  • Lemi is a student at Princeton.(レミはプリンストン大学の学生だ)

【状態】

  • I feel at ease when I’m with you.(私はあなたといるとくつろぐ)

【価格】

  • I bought this coat at a discount.(私はこのコートを割引価格で買った)

【速度】

  • I was driving at forty miles per hour.(私は時速40マイルで車を走らせていた)

「in」

【場所の中】

  • I happened to see Cindy in the theater.(偶然劇場の中でシンディーに会った)

【時の中】

  • I first visit Germany in 1991.(私は1991年に初めてドイツを訪れた)

【運動の目的】

  • I threw the letter in the fire.(私は炎の中に手紙を投げ入れた)

【着用】

  • I dressed in my best clothes to go to the opera.(私はオペラに行くのに、一番よい服を着た)

【状態】

  • I’m in love with her.(私は彼女に恋をしている)

【従事】

  • He is in publishing.(彼は出版関係の仕事をしている)

【形態】

  • The students stood in a line.(生徒たちは一列になって並んでいる

「on」

【場所に接触】

  • Pick up those toys on the table.(テーブルの上のおもちゃをとってきなさい)

【時に接触】

  • How about having dinner on Christmas Eve?(クリスマスイブに食事をしないかい?)

【近接】

  • He owns a bookstore on Oxford street.(彼はオックスフォード通りに書店を営んでいる)
  • a house on the river(川沿いの家)

【動作の対象】

  • He is concentrating on his experiment.(彼は実験に集中している)
  • wait on〜(〜に仕える)

【主題】

  • He wrote an essay on modern pop music.(彼は現代のポップミュージクについての評論を書いた)
  • speak on〜(〜について講演する)

《主題を表すonとaboutの使い分け》

  • 学問的で、専門家向けの主題を表すとき:on

→a book on ancient Roman art(古代ローマに関する本)

  • 一般的な内容に関するとき:about

→a book for children about animals(子供向けの動物に関する本)

【依存】

  • Don’t depend on others.(他人に頼るな)
  • rely on〜(〜に頼る)
  • count on〜(〜をあてにする)

【手段・方法】

  • I usually go to school on foot.(私はふだんは歩いていく)
  • speak on the phone(電話で話す)

【状態・進行】

  • The house is on fire!(その家が火事だ!)
  • on duty(仕事で)
  • on sale(販売中)

【同時】

  • On getting home, I phoned Mike.(家に着くとすぐに私はマイクに電話した)

「from」

【出発点・起点】

  • The train from Osaka has arrived.(大阪からきた電車が到着した)
  • I will be on vacation from July 24.(私は7月24日から休暇を取ります)

【分離】

  • We must protect children from violence.(私たちは子供達を暴力から守らなければならない)
  • keep away from〜(〜に近づかない)

【原因・根拠】

  • He is suffering from a stomachache.(彼は腹痛に苦しんでいる)
  • die from〜(〜が原因で死ぬ)

【区別】

  • Your viewpoint is totally different from mine.(あなたの観点は、私の観点とまったく違う)
  • distinguish A from B(AとBを区別する)

【原料】

  • Butter is made from milk.(バターは牛乳から作られれている)

「to」

【方向】

  • Let’s go to the park and feed the ducks.(公園に行ってアヒルに餌をやろう)

【結合・付着】

  • Attach your name tag to the bag, please.(かばんに名札をつけてくださいね)

【行為の相手】

  • He suddenly spoke to me.(彼は突然私に話しかけた)

【限界・範囲】

  • I got wet to the skin.(びしょ濡れになった)
  • to some extent(ある程度まで)

「for」

【方向】

  • The train has already left for Hakata.(その列車はすでに博多に向けて出発した)

【期間】

  • I am staying here for a few days.(ここには数日間滞在する予定です)

【利益・目的・追求】

  • They held a farewell party for me.(彼らは私のために送別会をひらいてくれた)
  • The politicians are campaigning for the coming election.(政治家たちは次の選挙のために選挙運動をしている)

【対象】

  • I am looking for Martin.(マーティンを探しています)
  • I recommend this racket for a beginner.(初心者にはこのラケットをすすめます)
  • care for〜(〜の世話をする)

【交換・代用・代価】

  • I took Steve for his brother.(スティーブを彼のお兄さんと間違えちゃった)
  • I paid 10,000 yen for these sneakers.(ぼくはこのスニーカーに1万円払った)
  • stand for〜(〜を表す)

【原因・理由】

  • Joe was fined for speeding.(ジョーはスピード違反で罰金をとられた)
  • for this reason(この理由で)

【支持・賛成】

  • Are you for his proposal?(彼の提案に賛成ですか?)

「of」

【所属・所有】

  • Every member of the club attended the ceremony.(部員全員がその式典に出席した)

【分離】

  • A monkey robbed me of my lunch box.(一匹の猿が私から弁当箱を奪い取った)

【部分】

  • Three of my classmates got full marks in math.(クラスメイトのうち3人が数学で満点をとった

【原因・理由】

  • Mr. Jones died of cancer.(ジョーンズ氏はガンで亡くなった)

【材料】

  • This pendant is made of crystal.(このペンダントは水晶でできている)

《ofとfromの使い分け》

原因

直接の原因は「of」で、間接的な原因は「from」を用います。下記が例文です。

  • Mr. Jones died of cancer.(ガンという直接的な原因で亡くなっているため、ここではofを用います)
  • In some countries many people die from poverty.(多くの人が貧困のために亡くなる国がある、という意味になりますが、貧困による栄養失調や病院に行けないなど様々な理由があるため間接的な原因となっています)
材料・原料

材料・原料に変化がなければ「of」を、加工されて変化していれば「from」を用います。下記が例文です。

  • This jacket is made of leather.(このジャケットは革製だ)→(パッと見て革製とわかるのでof)
  • This burger is made from soybeans.(このハンバーグは大豆でできています)→(パッと見て、大豆かどうか判断しずらいのでfrom)

まとめ

今回は前置詞「at」「in」「on」「from」「to」「for」「of」を中心に見てきました。1つの前置詞に複数の意味があるので、文脈をよく読んで把握するようにしましょう!

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参考

 

 

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上智大学総合人間科学部社会学科の片倉優花です。 私は中高をドイツで過ごし、高校はインターナショナルスクールに通っていました。ドイツ語も英語も身につけないといけなくて語学習得に苦労したのですが、その経験を生かして、主に「英語」をみなさんに楽しく分かりやすく習得してもらえるような記事を書いていきます。現在は弓道サークルに所属していて、中高はバスケ部でした。他にも水泳やクラシックバレエなども過去に習っていて、体を動かすことが好きです。趣味は、読書、旅行、写真撮ること、食べることです。ドイツに住んでいた時に、ヨーロッパ中を旅行しました。お気に入りの場所は、イタリアのベネチア、フランスのモンサンミッシェル、トルコのイスタンブール、ドバイです。60ヶ国制覇を目指しています!英語だけでなく、モチベーションや勉強法なども書いていけたらなと思っています。 よろしくお願いします!