【決定版】英検のレベルと勉強法!どのくらいの単語量や勉強時間が必要なのか?

はじめに

今回は英検のそれぞれのレベルと、必要な勉強時間、必要な単語数、そして合格するための勉強法についてご紹介します。1か月前の勉強法と、1週間前の勉強法など、期間別の勉強法もご紹介するのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。

英検のレベル紹介

英検5級

英検5級は英検の中で最も簡単な級です。­­­­­­レベルは中学1年生あたりに匹敵し、小学生の受験者も多くいます。出題形式は、筆記・リスニング・録音形式のスピーキングテストです。

必要な勉強時間はおよそ10~12時間。必要な語彙数はおよそ300~500単熟語になります。

英検4級

英検4級のレベルは、中学2~3年レベルです。「学校や買い物、スポーツ、道案内」などの身近なトピックが出題されます。出題形式は筆記、リスニング、録音形式のスピーキングテストです。

もし英検5級程度の学力があれば必要な勉強時間はおよそ14~17時間ほどで、もし英語学習の基礎から始める方であれば25時間ほど必要になるでしょう。必要な語彙数はおよそ600~700単語です。

英検3級

英検3級のレベルは中学卒業レベルです。3級から二次試験の面接が加わります。中学卒業レベルということもあり、過去完了や未来完了など複雑な文法も多く出ます。出題形式は、筆記・リスニング・面接です。

英検4級程度の実力があれば、勉強時間はおよそ17~21時間ほどでしょう。必要な単語数は約700~1,200単語です。

英検準2級

英検準2級のレベルは高校中級で、難易度がアップします。「教育や科学」など専門的なジャンルが増えて、長文の穴埋め問題など応用力も試されます。出題形式は、筆記・リスニング・面接です。

必要な勉強時間は、英検3級程度の実力があれば30~33時間ほどです。必要語彙数は約2,000~3,000単語になります。

英検2級

英検2級のレベルは、高校卒業程度になります。高校英語の総まとめで、センター入試レベルが出題されます。長文をすらすら読めること、そして医療やテクノロジーなどの専門用語の知識も求められます。出題形式は、筆記・リスニング・面接です。

英検準2級程度の実力があるならば、必要な勉強時間はおよそ30~36時間になります。必要な語彙数は約3,500~5,000単語です。

英検準1級

英検準1級のレベルは、大学中級程度です。難関大学の入試レベルで、学校や研究でなんなく英語が使えるレベルになります。出題形式は、筆記・リスニング・面接です。

英検2級程度の実力があるとすれば、合格には33~41時間ほど必要です。必要な語彙数は約6,000~8,000単語です。

英検1級

英検1級のレベルは、大学上級程度になります。アカデミックな内容になり、教育や芸術、政治などの専門ジャンルの長文をすらすら読めることが重要になります。出題形式は、筆記・リスニング・面接です。

必要な勉強時間はおよそ46~54時間ほどです。必要な語彙数は約1万単語とされています。

英検に合格するための勉強法

続いて英検の勉強法をご紹介します。やるべきことは、単語を覚えること、問題集を解くこと、ライティングの練習をすること、リスニングをすること、面接練習をすることの5つです。

英検は短期決戦です。例えば「英検3級を受けるぞ!」と決めてから、多くの人は1~2か月以内の勉強で試験に臨んでいます。英検に合格したいという気持ちと短期間ということからモチベーションにもなりやすいです。

ということで、期間別の勉強法を見ていきましょう。

1~2か月前

単語をなるべく毎日覚えるようにしましょう。単語を制する者は英語を制するといわれるほどです。分からない単語がたくさんあると、問題も解けません。

そして、同時に過去問も解いてみましょう。自分の今現在の実力がどのくらいなのか知ることが重要です。直近3回分の過去問が英検のウェイブサイトにあるので、1回解いてみて点数を出してみましょう。どの分野が弱いのか分かれば、そこを徹底的に勉強できます。

また問題集を買ってみましょう。特に長文の語句空所補充や、長文の内容一致選択は何度も解いて慣れることが重要です。また長文を読む際は、必ず時間制限をして読むようにしましょう。当たり前ですが、英検では時間が限られています。当日焦って、なかなか長文が頭に入ってこないこともあるので、普段から限られた時間で要所を掴んで読む訓練をする必要があります。

さらにリスニングも1,2か月前からやっておくといいでしょう。これは耳を慣らす必要があるからです。リスニングが苦手な人はリスニングに特化した問題集を買ってもいいかもしれません。毎日聞くことで、段々と耳が慣れてきます。

1~2週間前

英検本番が近づいてきたら、間違えた問題に焦点を当てて、繰り返し解くようにしましょう。その間違えた問題をきちんと理解して、自分のものにできたかチェックをします。さらに何度も忘れてしまったり間違えてしまう単語は、きちんとノートにまとめておきましょう。隙間時間にそのノートを見て、覚えるようにしましょう。

ライティングの練習も始めましょう。書き方には型があります。自分の意見を最初に述べて、そのあとに理由を2,3つ続けます。

自分の意見

I want to go to America during my summer vacation.

I have two reasons.

First, ~~~

Second, ~~~

このように、自分の型を持っておくといいでしょう。ライティングは、誰かに添削してもらうのが一番いいです。ぜひ学校の先生や塾の先生に頼んでみましょう。

面接のスピーキングもまた、誰かに頼んで面接官役をやってもらいましょう。模擬面接をしておくかどうかで、当日の緊張度合いも変わってきます。面接の流れもしっかり頭に入れておくと、不安も解消されます。

面接の評価には、アティチュード(態度)という項目があり、積極的にコミュニケーションをとろうとする意欲が評価されます。具体的には、入退室のあいさつや、アイコンタクト、大きな聞き取りやすい声、黙り込まない、などです。

英検の面接の出題パターンはある程度決まっています。ですので、過去問や参考書を使って、問題演習を重ねることが最も効果的になります。

さいごに

いかがでしたか?今回は英検のレベルと勉強法についてご紹介しました。

英検は短期決戦です。短い期間でどれだけ単語を覚えて、問題集を解き、英語のリーディングやリスニングに慣れるかが重要になります。

ぜひこの記事を参考に、英検の勉強をしてみてくださいね。

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上智大学総合人間科学部社会学科の片倉優花です。 私は中高をドイツで過ごし、高校はインターナショナルスクールに通っていました。ドイツ語も英語も身につけないといけなくて語学習得に苦労したのですが、その経験を生かして、主に「英語」をみなさんに楽しく分かりやすく習得してもらえるような記事を書いていきます。現在は弓道サークルに所属していて、中高はバスケ部でした。他にも水泳やクラシックバレエなども過去に習っていて、体を動かすことが好きです。趣味は、読書、旅行、写真撮ること、食べることです。ドイツに住んでいた時に、ヨーロッパ中を旅行しました。お気に入りの場所は、イタリアのベネチア、フランスのモンサンミッシェル、トルコのイスタンブール、ドバイです。60ヶ国制覇を目指しています!英語だけでなく、モチベーションや勉強法なども書いていけたらなと思っています。 よろしくお願いします!