英文法を基本から!時制の一致による動詞の形の決め方をわかりやすく解説します!

今回は動詞の形をどう決めるのかについて学んでいきます。

ここでは「時制が一致しているのか」、それとも「時制がずれているのか」という点をきちんと見極めることが重要になってきます。では、まず「時制」について詳しく見ていきましょう。(基本時制が不安な方はこちらの記事をチェック!)

動詞の形の決め方

文章において、それが「過去」「現在」「未来」のうち、「いつ」のことを話しているのか判断するとき、みなさんは動詞に注目すると思います。例えば、日本語で「私が彼のことを好きだと私の姉は知っている」という文章を、「過去」「現在」「未来」の3パターンで言うとしたらどうなりますか?

  • 【過去】私は彼のことが好きだと姉は知っていた
  • 【現在】私は彼のことが好きだと姉は知っている
  • 【未来】私は彼に恋に落ちるだろうと姉は思っている。

黒太字の「好きだ」という動詞は変化していないが、赤太字の「知っていた」「知っている」のように、最後の動詞の語尾を変化させることで、それが「現在」の話なのか、それとも「過去」の話なのかを決めることができます。それに対して、英語はどうなるでしょうか。

  • 【過去】My sister knows that I loved him.(私は彼のことが好きだったと、姉は知っている)
  • 【現在】My sister knows that I love him.(私は彼のことが好きだと、姉は知っている)
  • 【未来】My sister knows that I will fall in love with him.(私は彼のことを好きになると、姉は知っている)

英語の文では、黒太字の「know」の部分は「過去」「現在」「未来」を通して全て同じ形です。しかしそのあとに続く、赤太字の「love」は時制によって動詞の形が異なっています。

次に「私が彼が好きだ」という事実を「姉は〈昔〉知っていた」という文章にしたいときを見てみましょう。

  • ①My sister knew that I had loved(私は彼のことが好きだったと、姉は知っていた)
  • ②My sister knew that I loved(私は彼のことが好きだと、姉は知っていた)
  • ③My sister knew that I would fall in love with him.(私は彼のことを好きになるだろうと、姉は知っていた)

まず①の文では「姉が知っていた時」以前に「私が彼を好きになっている」ので時制のズレがあります。ですので、「好きだった」という大過去を表す「had loved」を用います。②の文では「姉が知っていた時」=「私が彼を好きな時」のように、同時期のことについて話しているので、同じ過去形になっています。③の文では「私が彼に恋に落ちる時」は「姉が知っていた時」のあとなので、時制のズレがあります。「過去」から見た「未来」を表したい時は、「will fall」の助動詞を変化させて「would fall」という形になります。

【例外編】事実や真理を言う時の動詞の形

「過去・現在・未来」に関係なく、ずっと変わらない事実や真実を述べる時は、動詞の形が現在形になります。

  • Galileo Galilei knew that the earth goes around the sun.(ガリレオ・ガリレイは地球が太陽の周りを回っていることを知っていた)

上記の例文は、「地球が太陽の周りを回る」という昔も今も、そして将来も変わらない事実なので、「goes」のように現在形を用いています。

時制の一致による動詞の変化

  • ①I think John is sleepy.(ジョンは眠いと私は思う)
  • ②I thought John was sleepy.(ジョンは眠いと私は思った)

まず①の文では「ジョンが眠い」のも「私が思う」のもどちらも現在のことなので、「think」と「is」の両方の動詞が現在形になっています。また②の文も「ジョンが眠い」のも「私が思った」のも、過去の同じ時点でのことです。ですので「thought」と「was」の両方の動詞が過去形になっています。この場合は、どちらも時制が同じなので、時制が一致していると言えます。

  • ③I know they got married.(彼らが結婚したことを私は知っている)
  • ④I knew they had got married.(彼らが結婚したことを私は知っていた)

次に過去の文を見てみます。③の文では「彼らが結婚した」のは過去の話であり、それを「知っている」のは現在のことなので、2つの事柄は同時点のことではありません。過去と現在のズレが生じているので、「know(現在形)」と「got married(過去形)」となっています。④の文では「彼らが結婚したこと」のほうが大過去です。つまり「彼らが結婚したこと」と「私が知っていた」ことの間には時間のズレがあるので、「knew(過去形)」と「had got married(過去完了形)」となっています。

  • ⑤I think she will be angry.(彼女は怒るだろうと私は思う)
  • ⑥I thought she would be angry.(彼女は怒るだろうと私は思った)

最後に未来の文を見てみましょう。⑤の文では「彼女は怒るだろう」は未来を指していますが、「私が思っている」のは現在のことです。ですので、「think(現在形)」と「will be(未来形)」のように、時制のズレが生じています。⑥の文では、過去の時点から「彼女は怒るだろう」という未来を予測しています。過去の時点から見た未来なので、助動詞willは過去形の助動詞wouldを用います。

時制の一致をしない場合

一方で時制の一致をしなくてもよい場合があります。

  • We learned that water boils at 100℃.(私たちは水は摂氏100度で沸騰すると学習した)

「学習した」ことは過去のことですが、赤太字の部分「boil」は現在形になっています。これは水は100度で沸騰するという、過去でも現在でも変わることのない事実だからです。このように「時間に関係のない事実」は現在形を用います。

  • Our teacher said that Mozart was born in 1756.(私たちの先生は、モーツァルトは1756年に生まれたと言った)

上記の文では、「モーツァルトが生まれた」時点のほうが、「私たちの先生が言った」時点よりもうんと過去のことです。つまり大過去です。ですので時制の一致を適用すれば、「had been born(生まれた)」のように過去完了になるはず。しかし「モーツァルトは1756年に生まれた」のは歴史上の事実です。このように「歴史上の事実」もしくは「明らかに過去である事実」を表す場合は、過去形のままでもよいルールになっています。

  • She said that she goes fishing every morning.(彼女は毎朝釣りに出かけると言った)

この文でも「said」と「goes」で動詞の時制が一致していません。なぜなら「彼女は毎朝釣りにでかける」という現在繰り返されている動作を表している動作動詞だからです。もしこの動詞を過去形にすると、過去の反復動作を表すことになります。以下例文です。

  • She said that she went fishing every morning.(彼女は毎朝釣りに出かけると言った)〔今のことは知らない〕

また、現在も変わらない性質や事柄を表す場合にも時制の一致は適用されません。以下例文です。

  • Harry said that his wife has blue eyes.(ハリーは彼の奥さんの目は青いと言った)

演習問題

coming soon…

最後に

いかがでしたか?時制の一致のルールを理解できたでしょうか?「過去」の話なのか、それとも「現在」の話なのか。きちんと動詞の形を変化させて、「いつ」の話なのかを明確にすることが重要です。一方で、時制の一致のルールが適用されない例外もあるということも忘れないでおきましょう。

続きは、こちらから。

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