大学受験必見!東大生が実際にしていたオススメの勉強法をご紹介します(化学編)

こんにちは!今回は勉強法編第5弾、化学の勉強法について書いていこうと思います。

化学はそもそも駿台の授業をきいていなかったので、現役時代と浪人時代で勉強法がけっこう同じです。

それを早速紹介していきます。理論・有機・無機の3つに分けます。

概観

理論・有機・無機の3つと書いたのに①から見たことない分類が出てきて戸惑ったかと思いますが、細かく分けて書く前に全体的に共通して言えることを書いておきます。

そもそも化学の問題はけっこうパターンが限られていることが多く、似たような問題を入試で見かけることが非常に多い、というかほとんどです。

したがって、ある程度一生懸命に勉強すれば、数学物理などよりは高い得点をのぞむことができます。

もちろん東大のように、めちゃくちゃに長い文章を読ませて別のベクトルで頭を使わせるという問題もありますが、それもパターンを踏まえればきちんと理解できるものがほとんどです。

その別のベクトルでの頭の使い方は、過去問をやるなりして身につければいいと思います。

それよりも先に、化学の各分野で押さえるべきことを押さえるのが先決です。

以下、その押さえるべきことと実際に僕がどうやっていたのかを書きます。

理論

化学でつまずきやすい単元といえばまず理論化学、特に理想気体の振る舞いや化学平衡などでしょう。

しかしどれもこれも一通りのパターンをさらってしまえばただの得点源になります(特に化学平衡でこの傾向は顕著)。

したがって有効な方法は、とにかく問題集をやり込むというスポ根精神あふれるやり方です。

自分の志望校に合わせて問題集を選んでほしいところですが、無難なところでは「重要問題集」、東大・京大・東工大などの大学は「化学の新演習」という問題集を「化学の新研究」という参考書と合わせて使うのがいいかと思います。

同じことを書くのが面倒なので言っておきますが、この問題集はどちらもこれから書く残りの2分野の問題演習にも使います。

重要問題集は普通ですが、新演習にはけっこうヘビーな問題も含まれていますので、時間を取ってじっくり演習に取り組むとよいかもしれません。

関係ない話ですが僕は浪人中「新演習チャレンジ」といって、新演習の理論・有機・無機を1日ずつ計3日かけて解ききるという、いま考えれば狂った企画を友達としていました。

間違った問題の解き直しも含めて、だれがいちばん早く終わるか競争していました(特に賞品とか罰ゲームとかはありませんでしたが)。

みんな自分のためなのでズルせず正々堂々と競い合っていて、けっこう当時は本気を出して取り組んでいましたね。

この、過去問ほど重たくない狭い範囲の問題を一気に解き上げる「〇〇チャレンジ」シリーズはけっこう秋口の実力固めの時期に有効で、このように串刺し型に勉強すると、実践的な実力をつけるための土台がかなり強く固まります。

僕は他にも「難系チャレンジ」「英語構文Sの付録の例文全訳チャレンジ」などなどやりましたので、気が向いたら僕のチャレンジを真似してみるなり自分で新しいものを思いつくなりして試してみてください。けっこう楽しめるはずです。

無機

あまり慣れていない受験生からすれば「ほぼ暗記とかいう地獄みたいな苦行を強いられるくせに、入試には化学平衡と絡まって出題される」という終わってる分野ですが、それを逆手に取ると、「②理論」で理論を固めてしまえば一切頭を使う必要がないということになります。

といってもその暗記がなかなか精神的にキツい分野で、こればかりは僕が紹介する特別な勉強法というものはなく、自分が普段から実践している暗記の方法を使って気合で覚えるしかありません。

参考までに僕がやっていた方法を紹介すると、とりあえず一通り(薄くてもいいから)記憶して、それをアウトプットで強固に定着させるということをやっていました。

アウトプットを逆にインプットに利用するという作業は化学に限らず暗記全般において有効です。

有機

有機は理論と無機の中間(ちょっと無機寄り)、すなわち暗記がメインだけどまあまあ頭も使わなきゃいけないという分野でしょう。

具体的に言えば、教科書に載っている基礎的な知識をもとに、複雑な構造決定の問題を解いていくという感じですね。

人によって好き嫌い・得意不得意が激しく分かれます。ちなみに僕は構造決定がパズルみたいで大好きでした。

暗記面

さて、まず暗記面についてですが、これは無機と同じく気合で覚えるしかありません。

しかし無機とはちょっと違って、僕はちょっと工夫してインプットをやっていたのでお書きします。

それは「反応の流れ図を書く」ということです。

例えば、p-ヒドロキシアゾベンゼンの製法をベンゼンから遡って、上のように

  • 反応に必要な素材
  • 反応条件

を添えて(できれば構造式で)流れを記します。この2つの要素を添えることが非常に重要です。

なぜならば、構造決定の問題を解くときの手がかりがこの2つだからです。

  1. どの薬品に
  2. どの条件で
  3. どの薬品を作用させたか

でなんの化合物が生成されるか決まるので、構造決定の問題では、文章中からこの②③の記述を探して今何を作っているのかを追っていく必要があります。

上の流れ図では、構造式で①を、矢印に添えられている化学式などで②③が書かれています。

細かいところまで覚えていないと問題が解けないようになっているので、ちょっとした条件でも必要なものはきちんと書き込んでおきましょう。

それに上の流れ図みたいに一種類の流れだけでなく、いろんな反応に発展させると充実していきます。

例えばアニリンから矢印を伸ばしてアセチル化の反応を追加してもいいですし、氷冷せずに塩化ベンゼンジアゾニウムを作ったらどうなるかも記入してみたり、もっと言えばベンゼンは高校の有機化学の主人公的存在ですからたくさんの矢印を出したりすることができそうですし、芳香族ではない化合物もこの矢印のつながりの中に組み込むことができそうです。

僕は、とりあえずつなげられるだけ矢印をつなげて大量の化合物を1枚の紙に収めてきれいに清書して、暇になったときその紙を書き写したり自分で思い出してもう一度作ってみたりしていました。

地道な作業ですが、有機がけっこう楽しかったのであまり苦には思わず勉強できていましたね。

余談ですが、ハイレベルな人は、電子論を使って勉強してもいいと思います。難しい概念ですが、理解できれば暗記の量がけっこう減ります。

ちなみに僕は「マクマリー有機化学概説という本を読んでいました。

頭を使わなければならない面

暗記面のところで書きたいことを書きつくしてしまった感がありますが、次は頭を使わなければならない面についてもお話をしておきます。

先ほど異常なまでに「構造決定」という単語を出しましたが、事実、有機の入試問題はほとんど構造決定であり、その構造決定を苦手としている人がたくさんいるというのもこれまた厳然たる事実です。

その原因をいくつか思いついたので書いておきます。

1つ目は「暗記が甘い」ということ。

上の①②③が3つ揃って初めて、いまどの薬品をいじってなにをしているのかがわかるので、どれかでも欠け落ちていると生成物がわからなくなります。

構造決定の問題はある薬品を出発点にしてそこからつなげるようにして新しい化合物を作っていきますから(上の流れ図とやっていることは一緒ですね!)、ひとたびわからなくなるとその後がほぼすべてわからなくなります。

2つ目は、若者の言葉で言えば「キャパる」ということです。

「キャパる」というのは「キャパシティをオーバーしていっぱいいっぱいになっている状態」を指しますが、受験化学におけるキャパり方は2つあります。

まずは問題文の流れを頭の中に入れきることができないこと

東大の有機の問題なんか特に、3,4ページに渡る長文を読んでその内容をすべて短期記憶に入れて問題を解こうとすると高確率でキャパります。

次に、いろんな可能性を一度にすべて頭の中で考えることができないこと

わかりやすい例としては、化合物の構造異性体が何種類あるか答える問題。頭の中だけで考えていると、どの候補を数えたかとかがわからなくなり、キャパります。

構造決定では「この分子式でヒドロキシ基があるのはどの構造だろう」ということを考えるときに脳内だとこんがらがってしまいそうですね。

ではどうすればよいかというと、積極的にメモをしにいく。

言ってしまえば、化学が得意な人でも、上に書いたようなことを頭の中だけでやっていては手詰まりになりますよ。

メモを残すなんて簡単なことですが「積極的に」となると意外と実践できていない人がいると思います。手がかりはすべて紙の上に見える形にしていくのです。

そこから絞り込んでいくように構造を決定していきます。もちろん、その手がかりをきちんと見つけて絞り込めるだけの知識量があっての話ですけど…

最後に

化学は理系学生の大半が履修する非常に重要な科目です。

数学・物理ほど敷居が高い感じはしませんが、突き詰める(東大・京大などのレベルに引き上げる)となると相当の努力を必要とします。

しかし、理系科目の中で地道な努力がいちばん報われやすい科目です。

上に書いた勉強法を参考にしつつ、自分に合った方法を見つけて効率のいい勉強ができるようになることが理想です!

では今回はこのへんで~!次回が最後になりますが、東大生の勉強法(国語編)です!

おすすめ記事

参考