今回は「英単語ターゲット」の特徴と、「ターゲット1100」「ターゲット1200」「ターゲット1400」「ターゲット1900」のそれぞれの違いについて紹介していきます。
Contents
ターゲットの特徴
まず4冊の違いについて見ていく前に、ターゲットの特徴を紹介します。
- シンプルなレイアウト
- 覚えやすい「一語一義」主義
- 全部の英単語が例文付き
- レベルごとにわかりやすいパート分け
- 持ち運びしやすい大きさ
詳しく見ていきましょう!
シンプルなレイアウト
ターゲットの最大の特徴は、やはり「シンプルなレイアウト」だと思います。
1つの英単語に1つの意味という「一語一義」主義なので、ひたすらシンプルに英単語を覚えていきたいという方にはもってこいです。
それぞれの英単語には様々な意味がありますが、ターゲットではまず中心的な意味を覚えていきます。
複数の意味を覚えていることももちろん役に立ちますが、英語が苦手な方や他の単語帳を途中でやめてしまった方などは1つの意味から覚えていく方がいいかもしれません。
音声ファイル
ターゲットは、Web上で音声ファイルを無料でダウンロードすることができます。
実際の発音を聞いたり、一緒に発音したりすることで、さらに記憶が定着しやすくなります。
他の英単語帳で音声を聞こうとすると別売りのCDを買わなくてはいけないことが多いので、無料でダウンロードできるターゲットはお得です。
公式アプリ
公式の無料アプリである「ターゲットの友」を使うと、さらに覚えやすくなります。
- 英単語テスト(四択やスペリング問題など)でチェック
- 音声データを聞く
- ミニテストやカレンダーで勉強のモチベーションをあげる
iOS・Androidの両方に対応しているので、気になった方はぜひ活用してみてください。
向いていない人
ターゲットは有名になるだけあって、単語のレベルや覚えやすさはとても良いと思います。
ただ、
- 一問一答のようなシンプルな感じは好きじゃない
- 長文の中で一緒に英単語を覚えたい
- 単語の成り立ちを理解しながら覚えたい
というような方には他の参考書の方が合っていると思います。
そうじゃないという方や、ここまで読んでターゲットを使いたくなったという方は、これから自分に合ったレベルを考えていきましょう。
それぞれのレベルについて
この4冊の違いは、「取り扱っている英単語の難易度」にあります。
(ターゲットのひみつ|旺文社 より)
この図を見てもわかるように、掲載されている英単語は各レベルで結構被っています。
そのため、1200から始めたとしても、1200+1400+1900で4500語覚えなくてはいけないというわけではありません。
最終的に目指すレベルがどのレベルであれ、まずは今の自分に必要なレベルから始めましょう!
それでは、それぞれについて詳しく見ていきます。
ターゲット1100
ターゲット1100は、中学レベルの単語を取り扱っています。
- 中学レベルの英単語を覚えていない人
- 高校の英語の授業についていけないと悩んでいる人
- 英語が超苦手な人
中学レベルだからといって、覚えていないのに次のレベルから始めることはやめましょう。
基礎から固めたい中学生や高校1年生・2年生はもちろん、英語が苦手で1から学びたいという受験生にもおすすめです。
ターゲット1200
ターゲット1200は、基礎レベルの単語を取り扱っています。
- 基礎から英単語を覚えたい高校1年生・2年生
- 中学・高校基礎レベルの英単語に自信がない人
- 英単語帳を使うのは初めての人
このレベルの英単語は、すべての受験生が完璧にすべきです。
高校3年生や浪人生でも、基礎が固まっていないかもと思ったら絶対にこのレベルから始めた方がいいです。
「なんとなく英文は読めるし、英語苦手じゃないでしょ!」というような方も、一度目を通して全部覚えているか確認してみることをおすすめします。
今さら基礎からなんて、と思うかもしれませんが、このレベルを疎かにしていると後々苦しみます。
ある程度英語ができるならすぐ覚えられると思うので、今のうちに完璧にしておきましょう!
ターゲット1400
ターゲット1400は、共通テスト~中堅私大レベルの英単語を取り扱っています。
- ターゲット1200などの基礎レベルの英単語帳を完璧にした人
- 基礎レベルの単語はもう覚えている人
- 共通テストの問題の半分以上は理解できる人
このレベルまで完璧にすれば、共通テストや中堅私大(日東駒専レベル)の英文を読めるようになると思います。
基礎レベルはバッチリ!という方はこのレベルから始めてみましょう。
共通テストや中堅私大レベルを目標にしている方は、ここまで完璧にすれば十分戦えると思います。次に紹介する1900になるとレベルが高すぎるので、覚える必要はありません。
ターゲット1900
ターゲット1900は、共通テスト~国公立2次・難関私大レベルの英単語を取り扱っています。
- 基礎レベルの英単語はもう覚えている人
- 共通テストの問題の半分以上は理解できる人
- 国公立2次・難関私大レベルを目標にしている人
ひとつ前で紹介したターゲット1400と、このターゲット1900は掲載されている英単語が多く被っています。
そのため、基礎を覚えた上で「どのレベルを目標としているか」でどちらを使うか決めるといいです。
1400は共通テスト・中堅私大(日東駒専)レベルでしたが、この1900は国公立2次・難関私大(GMARCH~早慶)レベルを目標としている方向けになります。
国公立2次・難関私大レベルを目標としているけれど、共通テストレベルもまだ完璧じゃないという場合は、1400にしかないレベルの単語を覚えているか確認してみるといいと思います。
まとめ……の前に
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最後に
ここまで4冊の違いを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
どれを買うか迷ったときに大切なのは、「どのレベルに到達したいか」ではなく「今自分はどのレベルなのか」を考えることです。
基礎はどのレベルでも重要ですし、足りていないと思ったら今完璧にすれば良いのです。
周りの人がこれを使っているから、と決めるのではなく、自分に必要なものを選んでみてください。
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参考
早稲田大学の文系学部。事務が主な仕事ですが、大学受験の経験を活かして参考書紹介などの記事を書いています。口癖が「寒い」「暑い」「眠い」の面倒くさがりですが、記事を作るのは楽しんでやっています!読者の皆さんが勉強になったと思えるような記事を作れるよう頑張ります(^^)/