【完全保存版】こうすれば成績が上がる!理科の偏差値を10以上アップする勉強法

中学受験の理科は、生物・地学・化学・物理の4分野から出題されるということは、受験生の皆さんも保護者の方もよくご存じなのではないかと思います。

分野ごとに大問を1題ずつ出題する学校が多いですが、近年は分野を横断したような融合問題も数多く出題されるようになってきています。

特に、難関校では、「実験考察問題」の出題が目立ちます。

単に知識を聞くだけ、計算するだけという問題ではなく、かなり長いリード文(実験についてや、その条件などについて詳しく書いている問題文)を正確に読みとる「読解力」が必要になります。

さらに、表やグラフから、何についての結果なのかということを読みとらなければなりません。したがって、理科の成績を上げるためには、知識+計算力だけではなく、読解力も必要になるのです。

つまり、近年の中学受験の理科の問題は「総合力勝負」になっているといってもよいでしょう。

一つ一つの知識を正確に理解することと覚えるまで定着させること、それを使いこなせるようになることがまず必要です。それに加えて、計算問題で、問題文のどのデータを使うのかどうかを見分けなければなりません。

つまり、中学受験の理科は、もはや単に暗記さえしていればある程度点数がとれるという教科ではなくなってきているということです

同じテーマでもさまざまな形で問題を作ることができるので、単に知識を覚えているだけでは歯が立たなくなっているのです。

ですが、通常の学習でそこまで対応する力をつけることはなかなか難しいのも現状です。理科という教科は、好き・嫌い、得意・苦手がはっきりしていることが非常に多いです。特に、分野ごとの成績の偏りが目立つ教科でもあります。

今回は、理科を勉強するにあたって受験生が陥りやすいポイントと、それを克服することによって成績を上げる方法について、お伝えしていきたいと思います。

理科の勉強法がわからない、時間をかけているはずなのに成績が上がらない、それには必ず理由があります。

の理由を意識しながら正しい勉強法で学習をすすめていけば、苦手意識もだんだんなくなってきます。

成績を上げるためにも、この時期にぜひ勉強法を見直し、今の実力と、入試で求められている力との距離を縮めていきましょう。

勉強法を見直せば、理科の成績は短期間で上げることができる!

お子さんの理科の成績は伸びていますか?4分野の全範囲をまんべんなく理解できている、といえるでしょうか?

理科は得意なお子さんと苦手なお子さんがはっきり分かれる教科です。

最初に述べたように、理科は大きく分けて4つの分野に分かれています。そして、中学入試でもそうですが、塾の模試やテストも4つの分野からまんべんなく出題されることが多いのも理科の特徴です。

一口に「理科が苦手」といっても、お子さん一人ひとりによってその程度は違います。

4分野全体的にどうも苦手で点数がとれないという方もいれば、分野によっては点数がとれるけれども、点数がとれない分野もあるということも多く見られます。

また、分野の中でも特定の単元に苦手意識があるというケースもありますし、知識問題は何とかなるけれども計算問題だと思うと頭が真っ白になってしまうというお子さんもいらっしゃいます。

理科は、知識系の生物分野、地学分野から学習が始まり、化学や物理分野も比較的早いうちに触れるというカリキュラムで学習していらっしゃる方が多いと思います。

学年が進んでいくごとに、各分野の内容が段階を追って深く難しくなっていきます。

お子さんは、そのような中学受験の理科のカリキュラムに毎回ついてきているといえるでしょうか?

  • どこかで苦手意識が生まれ、それがどこなのかがわからない
  • 問題として出題されて解くときに、どうやって解いたらよいのかわからない
  • パッと見てどの分野の問題なのかわからない

などということは起こっていないでしょうか?

理科は、カリキュラムが毎週ぎっしりのスケジュールで組まれているので、今までの知識が定着しているか、それぞれの分野ごとにその都度チェックする時間をとるということはなかなかできてこなかったというのが大部分の受験生の方に見られる傾向です。

計算問題を解くために必要な知識を十分理解せずに、その問題だけ解こうとして、1問解いたらまた次の問題を解くという学習を進めてきていると、落ち着いて本当に必要な知識や解法を理解できているかどうかを確認する時間はまずとることができていないのではないでしょうか。

そのような学習をすすめていると、一つの単元、一つの分野でつまずき、それがほかの分野にも悪影響を与えてしまうことになりかねません。

最初のうちはそれほど苦手意識はなかったけれど、学年が進むにつれてだんだん理科の点数がとれなくなってきた・・・となってしまいます。

理科の成績は、正しい学習法で勉強をすすめていけば、比較的短期間で成績を上げることは十分可能です。

ですが、毎週大量の問題演習を繰り返す受験勉強をしていると、どこがわからないのか、わからないのはなぜか、それを克服してできるようにするためには何をしたらよいのか、ということを考える時間をとることはできません。

そうすると、どうすれば成績が上がるのかどうかわからない、どこから手をつけたらよいのかまるで分らない、という状態に陥ってしまいかねません。

今なかなか理科の成績があがらない、とお悩みの受験生のご家庭は、そのような状態にあることが非常に多いと考えられます。

では、どうすれば理科の成績を上げることができるのでしょうか。知識を理解し、計算問題にも対応できる力を身につけることができるのでしょうか。

そのためには、まずお子さんの勉強方法をしっかり把握することから始める必要があります。

理科の成績が上がらない「ダメな勉強法」

理科の学習にかける時間を確保していない

理科の成績が上がらないとお悩みの場合、お子さんがどのような勉強のしかたをしているか、保護者の方は把握していらっしゃるでしょうか

理科には計算問題も含まれますし、知識問題でも数字とは切っても切れない教科です。ですから、算数の力はもちろん必要です。

ですが、算数には時間をかけても、理科の勉強に時間をかけていない、そういう状態になっていないでしょうか。

理科は非常に好き嫌いの分かれる教科であることはたしかです。そして、受験生がわからない、と悩んだときに、保護者の方に質問してくることも多いのではないかと思います。

そのときに、一度説明しただけではお子さんが完璧に理解できないことがほとんどです。

そうすると、何度も同じことを質問してくる、それが繰り返されていると保護者の方の忍耐が限界となり、「自分でやりなさい!」と言ってしまいたくなるものです。

保護者の方も、中学受験の経験や、大学受験で理系でなかった場合は、少なからず理科に対する苦手意識のようなものが残っていることが多いです。

学校の理科の授業をおろそかにしていませんか?

中学受験の理科は、小学生が学習するには、かなり範囲も広く、学ぶ内容も多岐にわたります。一般常識でわかるものもあれば、計算を含む実験考察問題まで、出題のされ方もさまざまです。

実験考察問題では、近年実験器具の使い方など、小学校の理科実験の授業で学ぶ内容もあります。

学校の教科書や塾のテキストにものっているので、自分で調べてよく頭に入れればそう忘れるものでもありません。

ですが、塾で習っているからと、小学校の授業をおろそかにしていると、習ったはずの内容は頭から抜け落ち、「知ってさえいれば解ける問題」をたくさん落としてしまうことが多いのです。

小学校で学ぶ内容は中学受験の理科の基本のキ

教科書に載っている内容は、難関校でも出題されます。特に、実験器具の使い方とその手順や、植物や動物の部位の特徴などを書かせるような問題が多く出題されます。

理科の学習を通して、「観察眼」を身につけているのかどうかをはかるための一つの出題方法です。

「教科書やテキストを読んでいればできる問題でしょう?」と思われるかもしれませんが、模試やテストでそのような基本とも思われるような問題で、お子さんは確実に得点できているでしょうか?

また、最難関校の筑波大附属駒場中学校では、塾のテキストではなく、教科書の図の下に細かい字で書いてある図の説明、つまりなぜこのような仕組みになっているのか、といった根本的な説明について知っていないと解けないような問題がよく出題されます。

細かすぎる、と思われるかもしれませんが、学校の教科書に書いてある内容なのです。

中学受験をするなら、教科書に載っているような知識や実験はわかっていることがあたりまえ、という前提で出題されるのです。

中学受験の基本中の基本は、小学校で習ってきたことの内容をしっかり理解していること、覚えていることです。そのうえで、受験特有の考え方や、さまざまな出題方法に慣れていくというステップをふんでいく必要があるのです。

これを忘れてしまうと、土台ができていないのも同じなので、いくら塾で新しいことを習っていても、幹になる部分ができていないので、まず点数をとることはできません。

受験勉強をしているとどうしてもこうした「土台」の大切さを忘れてしまいがちになります。4教科の中でも特に理科という教科は、入試でも小学校の教科書の内容を発展させて考察させる問題が多く出題されます。

せっかく通っている小学校です。その授業時間を無駄にしないように心がけるようにお子さんに声をかけてあげてください。

知識問題を〇×だけで終わらせていませんか?

理科では、知識問題と計算問題、それらが融合した問題など、さまざまな出題形式で入試問題が出題されます。

どうしても計算問題に目が行きがちな理科ですが、知識問題も多く出題されます。それは、「この問題を解いていくために必要な知識をしっかり理解していますか?」という中学校からのメッセージだと思ってください。

必要な知識が定着していなければ、計算問題も解くことはまずできません。

計算問題ばかり解いていて、知識問題は直前に詰め込めば何とかなる、というのは非常に危険な考え方です。

怖いのは「あとでまとめて」やればいいという意識

知識問題であるからといって、あとでテキストを確認すればいいと考え、とりあえず〇×をつけて正解した問題と間違えた問題に印をつけておくだけ、という学習をしていませんか?

そのような勉強方法を続けていくと、いずれ確認しなければいけない知識があったということを忘れてしまい、結局なぜその問題を間違えたのかという振り返りをしないまま放置してしまうことになりかねません。

そして、確認せずに放置した知識は、いずれ非常に多くの量になり、「あとからまとめて」覚えるというには手に余るようになってしまいます。

塾で宿題を出されたときに、おそらくまず手をつけるのは知識問題ではないでしょうか。

知識問題は、日々繰り返し出される宿題の中で、あるいはテストや模試で出題されて解くことによって、繰り返し学習し、定着させていく必要があります。

しかし、ただできた、できなかった、で終わらせてしまっては、いつまでもその知識を理解し、定着させることはできません。

そうすると、計算問題や実験考察問題の基本知識が入っていないということですから、まず知識問題以外でも失点は免れないでしょう。

知識問題は解いたその場で確認すること

知識問題を解いて、〇×をつけて終わり、というのは言語道断ですが、何よりも大切なことは、間違えた問題を「その場で解決する」ということです。間違え方にもいろいろあります。

  • まったく覚えていなくて、何を書いたらいいのか用語そのものがわからなかった
  • 習った気はするけれど、問題とうまく結びつけられなかった
  • 答えはわかったけれど字を書き間違えた
  • 答えはわかったけれど、似たような用語を書いてしまった

以上のような間違いは、受験生が必ず通る道です。

問題によって、あるいは分野や単元によって、このような間違い方の増減はあると思いますが、解いたその場であれば、問題で何を聞かれているのかということを覚えています。

その段階ですかさず正解を確認し、そのうえで、自分がなぜその問題を間違えたのか、その原因を分析することがとても大切です。

これを「あとでまとめて確認しよう」と後回しにしてためてしまうと、場合によっては大量になってしまい、意欲を失う、あるいは確認している時間がない、というになってしまいかねません。

また、問題を解いてから時間がたってしまうと、「なぜ間違えたんだっけ?」ということになり、再度解き直さないとなぜ間違えたのかがわからないという状態になることが多いです。そうすると、かける必要のない時間を余計にかけなければいけなくなります。

このようなことを繰り返していては、いつまでも理科の成績を上げることはできません。

解いた問題はその場で正解を確認し、間違えた場合はなぜその答えを自分が正解だと思ったのか、なぜその答えでは間違いなのか、ということをしっかり意識して、再度その知識を理解するまで覚えることが必要です。

そして、少し時間をおいてもう一度解いてみて、その知識が定着しているかどうか確認するのです。この時間を惜しんでどんどん問題ばかり解いていても、いつまでも知識問題すら正解することはできなくなってしまいます。

もし、あとでやろう、と間違えた問題を放置しているようなことがあったら、今すぐその習慣を改めましょう。×を〇になるまで理解し、覚え、定着させるということは、そう簡単にできることはできません。

ある程度時間がかかるのは当然のことです。おそらく算数などでは、そのように振り返りの時間をとっていると思いますが、理科では軽視されがちです。

お子さんの問題の解き方をよく観察して、間違えたものはその場でテキストなどで確認したり、解説を読むなどして「その場で解決する」ことを習慣づけましょう

まず家庭学習をする際には、「間違えたらその場で確認しよう」と声をかけてあげてください。お子さんをリラックスさせることも、特に知識をしっかり理解し、定着させるためにはとても大切なことです。

「よく考える」ためには、精神的な落ち着きが必要です。保護者の方が家庭学習の進め方についてアドバイスをされるときには、ぜひお子さんのメンタル面もよく考えて声をかけてあげるようにしてください。

正解した問題でも「怪しい問題」があることを意識していない

先ほどは、知識問題のうち、「間違えた問題」についての知識の理解、定着について書きましたが、実は見落としがちなことがあります。

それは、「〇だったけれども、実はわかっていなくてあてずっぽうに書いたらたまたま正解していた」というケースもあるということです。

お子さんからしてみたら、「おっ、合ってる!」と思って喜んで〇をつけ、その問題の答えがなぜそうなるのかについて深く考えることはしないでしょう。

「〇」だったんだから、「×」だった問題だけやればいい、と考えがちです。そして、親御さんも、正解が書けていたんだからまあいいか・・・と見逃しがちです。

しかし、そういった「怪しい問題」の正解の導き方をしっかり理解しておかないと、次に少し違うことばで問題が作られていたときには、まず間違いなく不正解になってしまうでしょう。

「たまたま正解した」問題ほど怖いものはありません。自分は理解できている「つもり」になっているけれど、実は「わかっていない」からです。

もし、これまでのテストなどで間違いを繰り返していたような問題が正解になっている場合は、「なぜこれが答えになるの?」とお子さんに質問してみてください

そのときに、きちんと理由立てて、この問題で聞かれていることはこういうことだから、と答えられたら、お子さんの努力のたまものです。しっかり定着していると安心してよいでしょう。

もし、「えっと、これかなと思ったから・・・」というようなあいまいな答えが返ってきたときは、その場でもう一度問題を解かせてみましょう。

このひと手間が、今後の成績アップのカギになるのです。あやふやになっている知識を、確かなものにするためには、このステップが欠かせません。

もし、保護者の方も一緒になって「あら、正解したのね、よかったわね」で終わらせてしまうと、少し聞かれ方が変わるととたんに正解できないという事態になるでしょう。

「前にできていたのに何で?」ということになりますよね。答えはただ一つ、「お子さんの知識が十分定着していなかったから」ということにつきます。

「怪しい問題」は、のちのちその知識のあやふやさが、過去問を解くときなどに非常に影響してきます。夏期講習で大量の問題演習をするときにも同じことが言えます。

「わかっているはずなのにできない」ということはありません。「わかっていない、できるようになっていないからできない」のです。

その現実から目をそむけずに、早いうちにお子さんの問題の解き方を確認し、対策を打ちましょう。

選択肢問題を軽視していませんか?

理科では、選択肢問題は、知識問題だけではなく、計算問題でも出題されます。計算をさせたうえで、「正しいものを選びなさい」といったような問題です。

一見、選択肢問題は、解答が書かれていて、どれか選べばいい、そのように見えます。

問題文をしっかり読んだうえで、設問と選択肢も正確に読みとって選択しなければいけないという意味で、三重に問題を読むという段階をふまなければいけないことに、意外に皆さん気づかないのです。

もちろん、しっかり内容を理解していれば、答えは見えたも同然、というものもありますが、近年の中学入試の選択肢問題は一筋縄ではいかないものになってきています。

特に、最近よく見られる形式の問題が、「選択肢の中から正しいもの(まちがっているもの)をすべて選びなさい」というものです。「すべて」答えないと、0点になってしまいます。これも、受験生の間で「差がつく」問題の一つです。

正しいもの、あるいは間違っているものを「すべて」選ぶということは、選択肢の内容を短時間でしっかり正確に読みとり、設問に合致するものを一つも落とすことなく答える、ということです。

単に知識を書いて終わり、というものや正解(らしき)ものをひとつ選べば何とかなるというものではありません。

ましてや、わからないから適当に選ぶ、ということもできないので、非常に高度な問題構成だと言えるでしょう。

このように、「すべて」選びなさい、という設問がでると、それだけであわててしまい、一つひとつの選択肢を落ち着いて読めば答えられるはずのものも、一つ落とし、二つ落とし、ということになってしまい、考え込んで時間をかけてしまう受験生が非常に多いのが最近の選択肢問題の特徴です。

もちろん、一つでも落としてしまうと0点になってしまうのですから、軽視することはできません。

一つひとつの知識はわかっていても、「すべて」ということばが入ったとたんに身構えてしまい、焦ってしまって正解できない受験生が多いため、中学校側も「本当に正確な知識、解法が身についているかどうか」を判断しやすいのです。

これも、近年このような形の選択肢問題が増えている理由の一つと言えるでしょう。

このような、いわば「受験生泣かせ」の選択肢問題ですが、克服するためにはいくつかのステップに分けて学習をすすめていくことが効果的です。

ただやみくもに問題に取り組んでも常に正解できるようにならないということをしっかり意識して学習をすすめましょう。

こういった問題を正解できるようにするために、ふむべきステップを紹介します。

ステップ① 知識は正確にしておく

選択肢問題という問題形式の特徴から、答えは選択肢を読めばわかる、と思われがちです。

ですが、先ほども書いたように、近年の入試問題の傾向は、正しいもの、あるいは誤ったものを「すべて」選ばせるという選択肢問題がよく出題されるようになっています。

選択肢を一度見て、確実にこれは正しい、これは誤りだということがわからなければ、正しい選択肢を選びきることはなかなかできません。

これには、理科の知識そのものが不足している場合と、問題文や設問を読み切る読解力が不足している両方の要因が考えられます。

まず必要なのは、理科の知識を正確に理解し、設問を読んだときにその知識を使いこなして正しいもの、誤っているものを見つけ出すことです。

そのためには、知識を正確に覚えておく必要があります。ただ、ことばを正確に覚えるということではありません。必要なのは、設問に答えられる力です。

そのためには、何よりもまず、ある知識が出てきたら、それはどういうときに使うのか、という視点をもって覚えていくことです。その視点を持たずに、ただ頭から覚えようとしても知識は逃げていきます。

選択肢問題は易しい、と思われがちですが、近年の出題傾向をみると、受験生が迷うポイントを突いた設問が目立ちます。

選択肢問題で差をつけられないように、知識はまず理解すること、そしてそれを整理していつでも取り出せるようにしておくことが必要です。

テストや宿題の問題で知識問題がよく出題されると思いますが、少しでも怪しいと思われる知識は、書き出しておきましょう。

それをテキストで確認するという地道なことを続けておこなってください。その時間を飛ばして、正しい知識を理解することはできません。

ステップ② 基本的な計算問題は絶対に間違えないように練習を

選択肢問題には、知識を聞くものだけではなく、計算問題の形をとるものがあります。設問で計算させて、正しい答え(数値)を答えさせる、というものが多く出題されます。

このような形の計算問題は、基本的な計算問題をただ解かせるのではなく、「正しい解答を選ぶ」という作業を増やすことによって、ひねっているといってもいいでしょう。このような問題も、いわゆる差がつく問題の一つです。

かなり複雑な計算問題、例えば物理分野からの出題で、てこや滑車、ばねや浮力などを組み合わせたような、時間のかかる問題というよりは、化学や地学などの基本的な知識があれば、あとは問題文の条件と設問をしっかり読み切れば解ける問題が多く出題されます。

まず計算をして、さらに選択肢で選ばせるというに段階をふむことで、問題の難易度が一見上がるように見えるので、差がつきやすいのです。

ですが、実はよく見てみると、これまで何度も解いてきた計算問題であることも少なくありません。

選択肢の問題には計算問題も出題されること、それを確実にとるためには、まず基本的な計算問題の出題の仕方に慣れることが非常に重要だということを意識して学習するようにしましょう。

そのためには、受験で出題される定番の計算問題を正確に解けるようになることが必要です。まだあまり理科の計算問題には取り組んでいない、という受験生の方も、勝負はこれからです。

どうしても難問に目が行きがちですが、各分野、単元でよく出るパターンの計算問題(中和反応、気体の発生、ものの燃焼、ばね、てこ、滑車、浮力など)を着実に解けるようにしましょう。

苦手意識を持つ受験生が多いところであるからこそ、差をつけることができるのです。1問1問、ていねいに解いて解法を整理しておきましょう。

自分が苦手なタイプの計算問題は集めておいて、テストのたびに解き直しをしていくと、定着度が上がります。

ステップ③ 設問の条件と選択肢を読み落とさない

これは、知識以前の問題かもしれませんが、近年の理科の問題は非常に長い問題文+設問という形の出題が増えています。

国語の問題文とはまた異なった、理科特有の知識やデータがあちらこちらにちりばめられている問題文が出題されるので、まずは落ち着いて読まなければなりません。

算数などでも、問題文をよく読まずに飛びついて解こうとする受験生の方が非常に多いですが、理科の場合は、問題文や、それに伴う資料やグラフの中に解答のヒントがばっちり書いてあることがほとんどです。

つまり、「現場思考」が非常に大切になってくるのです。

現場思考が大切だからといって、何も対策をしなくていいわけでは決してありません。必要なのは、問題文の中に書かれている条件をしっかり読みとることです。

問題を解くうえでの前提条件が文章に書かれているので、それを読み飛ばしてはいけません。

理科は基本的に、知識+読解力+計算力の総合力を試す科目です。

選択肢の問題だからといって、問題文をしっかり読まずに解こうとして、そこで時間をとられすぎては、せっかく対策してきたより難しい計算問題などに取り組む時間が無くなってしまいます。

  • 問題文や設問に書かれている条件を読み飛ばさないこと
  • 出てきた条件には線を引いたり書き出したりして、解くときに使えるようにする習慣を身につけること

などが、とても大切です。「聞かれていることに答える」ということを常に意識して学習するようにしましょう。

理科の成績を上げるために守るべきルールとは?

ルール① 知識問題は、覚えては確認することを繰り返す

知識問題は「覚えれば何とかなる」と思いがちですが、それだけでは新しい知識が出てきたら、前に覚えた知識は忘れてしまいます。つまり、単に覚えようとしても意味がないのです。

入試で力を発揮するためには、時間がたつと忘れてしまうような覚え方をしていても意味はありませんし、入試以前に模試やテストで点数がとれずに成績は上がらないはずです。

問題を解いていく土台になる知識は、着実に理解し、完璧に覚える必要があります。ただテキストをながめていても身につけられるものではありません。

ある単元の知識を覚えたら、本当に理解できているかどうか、必ず簡単な質問をしてあげてください。

本当にその知識を覚えているかどうかを確認するためには、本当に理解できているかどうかを口頭でもよいので、「なぜこの答えを選んだの?」と、理由をワンセットにしてお子さんに聞いてあげてください。

集団塾では、「知識の確認」はしてもらえません。小テストをして答え合わせをし、点数を出して終わりということがほとんどです。

ですが、そのような小テストをいくら繰り返しても、知識はなかなか定着しません。

親御さん、あるいは個別指導や家庭教師の先生の力が必要になることも多いです。なぜなら、お子さんがわからないところ、理解できていないところは、ほかの受験生とは異なるからです。

一番やるべきことは、「自分が」覚えられていないことを確実に覚えていくこと、つまり×を〇にすることです。ほかの受験生ができているかどうかは関係ありません。

自分が志望校に合格したい、そう思うなら、志望校で求められている力をつけていくことが必要です。その際に、ほかの受験生の出来を気にする必要はありません。

自分が覚えられていないこと、あやふやになっていしまっていることから目をそむけないようにしましょう。だれだれもできていなかったから、ということは全く考える必要はありません。

まずは「自分はこの部分が理解できていない」「覚えたつもりだったけれど問題を解くととけない」ことを、親子で共有することが大切です。

ノートなどに書きだしたり、問題をノートに貼ったり、コピーをしていつでももう一度解けるようにまとめておくといいですね。

それを把握したら、ある程度短時間で、単元ごとの知識を何度も回していくことで理解を深め、定着させていきましょう。

「覚える=できる」ようにいきなりなる、ということではありません。覚えたけれど、問題で確認してみるとできるようにはなっていない、ということは必ずあるものです。

一度覚えて入試まで覚え続けていられる受験生はまずいませんから、一度できなかったからといって気にする必要はありません。

むしろ、「いま、この時期に理解が不十分なところがわかってよかった」と思ってください

全体像を見るとどこができていてどこができていないのか、がわからなくなりがちなのが理科という教科です。ですが、分野ごと、単元ごとに分けると、自分ができていないところがはっきり浮き彫りになるものです。

できていないところを目にするのは決して気分の良いものではないですが、それを放置していては入試に間に合いませんし、第一、成績を上げることはできません。

「いまのうちにわかってよかった!」「入試までまだまだ時間はある」という意識を親子で持ち、克服していくように意識を変えましょう。

意識を変えると、お子さんの知識問題への取り組み方は劇的に変わります。だからこそ、理科という教科はある程度短期間で成績を上げることが可能なのです。

わからない知識やあやふやで自信がないものは、必ずテキストや参考書、問題集の解説を読むなどして、自分がなぜ間違えたのか、しっかり把握しておきましょう。

そこに妥協は禁物です。「これくらいできているから大丈夫だろう」「ちょっと勘違いしただけ」と自分に甘くしてはいけません。

すべての知識を見直すには時間が足りないかもしれませんが、よく間違える分野や単元からつぶしていけば、できるようになるまでにそれほど時間はかかりません。優先順位をつけて学習時間を確保していきましょう。

知識問題を軽視せず、覚えたら一定時間を置いてまた確認する、ということを繰り返して、しっかり知識を定着していきましょう。

特に、知識問題が多く出題される生物分野と地学分野の知識はいまのうちに定着させておきましょう。

特に「人体」や「天体」は、手の届かない(触れることのできない)ところなので、勉強していても実感がわかなかったり、人体に至っては「気持ち悪い」といって敬遠した結果、成績が上がらないということはよくあることです。

さすがに自宅に人体模型を置いておくということはできませんが、部分ごとに智識を整理していくと、それほど「気持ち悪い」という意識を持たずに学習をすすめることができます。

たとえば、心臓のはたらきや血流の特徴、栄養素がどのように分解されていくのか、といったように細切れにするのも苦手意識を克服する一つの方法です。

最終的にそれを人体全体に当てはめられるようになれば、取りかかったときはバラバラに見えた知識が統合されていきます。

「天体」に関しては、やはり手のとどかないところにあるものなので、星座、月、太陽など、机上の空論になってしまうことは否めません。

ですが、星座早見盤などを使い、気分転換がてら、自宅の近くから空を見上げて星座早見盤をあててみましょう。そうすると、天体の仕組みや動きが少しずつ分かるようになってきます。

ルール② 計算問題は、「なぜそうなるのか」段階を理解する

計算問題というとどのようなイメージを持つでしょうか?

とにかく早く手をつけて、式を立てて、計算して、答えを書く、そのような手順で普段から計算問題を解いている方は多いのではないかと思います。理科はもちろん、算数もです。

なぜそうなるかというと、「計算問題は時間がかかる」という思い込みが影響していると考えられます。計算問題の場合は、解答が一つなので、特に正解しなければ、という意識も非常に強く働いていることでしょう。

ですが、問題文や設問をよく読まずに計算問題を解こうとしても、問題は解けないですし、成績を上げることも難しいです。計算に必要な条件を読み落とすことになってしまうからです。

計算問題は、1つ式を立てれば解けるというものではありません。

理科の方が、算数に比べて立てなければいけない式は少ないですが、式を立てる前提として、必要な条件をしっかり読みとったうえで式を立てなければいけないという、根本に立ち返ってください。

宿題などで、問題集の問題を解くときに、わからなかったからといって解説に書いてある式だけ覚えようとしていませんか?しかし、その式を覚えただけでは、条件が変われば同じように解くことはできません。

つまり、「問題ごとに立てるべき式は大きく変わってくる」というのが、理科の計算問題の大きな特徴なのです。

計算問題を解くときに意識したいこと

このように書くと、「式や公式を覚えても意味がないのでは?」「いったいどのようにして克服すればいいの?」とお感じになると思います。

理科の計算問題では、この問題の場合はこの公式、というものは非常に少ないです。

どちらかというと、文章の中に書かれている内容からデータを抽出して、条件に合わせて式を立て、計算をしていくというものがほとんどです。中には算数の知識だけで解けるものもあります。

ですが、4教科の入試を課している中学校、特に難関校では、理科で受験生に問いたい力はまた異なります。

前提として、問題文や条件の読み取りがきちんとできているか、それを計算問題で解く際に、理科特有の計算方法というよりは、数的な思考能力が見られるかということがあります。

ですから、理科では、単に公式を覚えただけで解ける問題はあまりないと考えるのが良いでしょう。

「式を立てる」までが一つのプロセスであることを意識しよう

公式を当てはめただけでは解けない問題こそが、理科の点数に直結し、成績が上がるかどうかに関わってきます。

なによりも大切なのは、問題文や設問に書かれている「条件」を正確に読みとることです。

それをもとに解いていくというところは算数に似てはいますが、条件は理科の方が多く、また、問題文の長さは算数よりも格段に長いので、そこで一つでも条件を読み落とすと、まず正解することができません。

理科の計算問題で使う算数的知識は、まず「比例・反比例」の関係です。これは、グラフが出てくる問題では必須といってもよいでしょう。

そのほかによく使う考え方には、「相似」があります。これは、特に化学のものの燃え方や中和反応の問題などで、自分でグラフを書いて解く場合に使うと非常に解きやすいことがあります。

そして、式を立てるときには、設問から見て、問題文に書かれている条件を過不足なく取り出せているか、ということが合否を分けるポイントになります。

自分が立てた式が、自分が考えた解法と対応しているかどうかを常に確かめるようにしましょう。計算自体は複雑なものではありません。

「式を立てることがすべて」と言っても過言ではないのが理科の計算問題です。

そして、大量に式を立てる必要がある問題はあまり出題されませんから、大切なのは「なぜ自分はこの式を立てたのか」ということをしっかり理解することです。

立てなければいけない式の意味をよく考え、解説を読むなどして、たしかにその考え方が合っているか、立てた式は解法から考えて正しいのか、そういったことを1問1問核にしていくことが大切です。

もしできなかった問題がある場合は、

  • 問題文を読み切れていない
  • 条件を正確に読みとれていない
  • 設問の内容をしっかり把握できていない
  • 何を求めるのかを理解していない

など、いくつもチェックすべきポイントがあります。

お子さん自身がそれらをすべて分析するのは難しいので、保護者の方がしっかりチェックしてあげてください。

学年が進むと、特に受験学年になると、解説を読んでも親御さんにとっても理解しきれない部分があると思います。それを放置せず、家庭内で解決できない場合は塾の先生に質問するようにしましょう。

大手塾の場合、1問質問するのに非常に時間がかかり、時間を無駄に使ってくることも多いです。

また、根本的な理解を確認してくれることはまずありません。わからなかった問題の解き方を説明して終わり、ということがほとんどです。

その場では理解してきたつもりになっても、家に着くころには忘れてしまうことがほとんどです。

費用対効果を考えて、個別指導などを利用するのも、選択肢として考えてみることをオススメします。教科すべてでなくてよいのです。

なかなか克服できない原因は何なのかということを大人の目で指摘してあげることが必要です。理科なんか覚えればよいのだから、チェックなど必要ない、と思っておられるご家庭にこそオススメしたい方法です。

ルール③ 記述問題は怖くない!積極的にチャレンジを

特に難関中学校では、記述問題が出題される割合が増えています。その種類も学校によってバラエティー豊かです。

ある実験結果に対してその理由を記述式で答えさせるものもありますし、単に理由を書かせるだけではなく、問題文にそって各設問を解いていった最後に、「これまでの考察に基づき、あなたの考えを述べなさい」というものもあります。

麻布中学校などはその代表格です。問題文に沿って条件が増えていき、それらをふまえたうえで自分の考察文を書かせるという問題がよく出題されます。しかも、200字というかなりの長さの記述問題が出題されています。

ほかに有名な記述問題としては、武蔵中学校の「おみやげ問題」が特徴的なものとして挙げられるでしょう。封筒の中に、その年のテーマとなる何かの部品などが入っており、設問に基づいて答えていく、というものです。使った部品は入試が終わると持って帰ってよいので、「おみやげ問題」と呼ばれています。

「おみやげ問題」では、その物体をよく観察し、動き方や仕組みを理解したうえで、設問の内容について答えていく、というものです。決して、その場で自分で自由に考えて書くというものではありません。

あくまで、どのような動きをする物体なのか、どのようなはたらきをするのかを観察したうえで、設問に対応する仕組みを考え、答えていく問題です。

中には、設問をよく読まず、自分が観察してわかったことを書き連ねる受験生も多くみられるのですが、それでは中学校が考えている、「こういうことに気づいてほしい」「こういう条件をつけたらどのようになるか、その場で考えてほしい」ということに答えることにはなりません。

つまり、記述問題というのは、「ただ書けばよい」という問題ではないということです。

自分の意見を書くという問題であっても、基本はその問題文、設問から離れてはいけないというルールがあります。それに気がつくことができれば、書く内容は問題文などにヒントが書かれているので、必要な要素を見つけ出して、それを文章にすればよいのです。

もちろん、文章の書きかたについては、練習を積む必要があります。最初は何を書いたらよいのかわからないことも多いと思います。

そのような場合は、最初から文章を完成させるということを意識しすぎることなく、箇条書きからはじめましょう。

その問題で、何を書くべきなのかを、問題文や設問の条件をもとに書き出してみましょう。

理科の記述問題は、問題文などに書かれている条件をふまえたうえで答える必要があります。だからこそ、最初から完璧な文章を書けることを目指すよりも「この問題で書くべきこと」を整理することが大切です。

記述問題は配点が高いことがほとんどです。特に長文の記述問題では、より配点が高くなっています。

そうすると、「全部埋めなければ」という意識がはたらいてしまい、書けない、と思ってしまうと、書くべき内容をピックアップする以前に、書こうという気持ちがうせてしまいます。

記述問題には、いくつか書くべき要素があります。その要素を問題文から読み取るところから始めましょう。

そして、書くべき要素によって、それぞれに配点があります。1つでも2つでも書くことができれば、部分点をもらうことができる可能性があります。

ですが、白紙答案にしてしまうと、0点になってしまい、かなりの得点を失うことになります。

まずは、問題文や設問から読み取れる要素を書き出しましょう。そのうえで、「なぜ」そうなるのか、という理由付けを考えていくというプロセスをふんでいきましょう。

最初は白紙になることもあるかもしれませんが、途中まででも、自分が問題に沿って考えたことを書くようにしていけば、いずれ記述問題に対する苦手意識がだんだん薄れていきます。

その段階まで来たら、白紙答案で出すことはやめましょう。3分の1でも、半分でも、書く練習と思って、求められている内容を書く練習をしていきましょう。

その際には、一読して、読み側が読みやすい文章であるかどうかを意識するようにしていきましょう。

いくら正しい要素を書いていても、入試では採点者が読んでみて意味が通るかどうか、理由付けがきちんとしているかということを意識して採点します。模試などとは採点基準が異なるということも知っておきましょう。

急に完璧に書けるようになる必要はありません。過去問演習などをすすめていくうちに、書き方が身についてきます。

それはテクニックともいえるものですから、まずは正しい内容を過不足なく拾えているかどうかを中心に、記述問題の練習をしていきましょう。

一度解説を読んだだけでは、ある質問に対する答えをどう書くか身につけるには不十分です。大切なのは、何度も書いて書き方を自分のものにしていくことです。

記述問題は、一字一句間違えてはいけないというような決まりはありません。赤本などの過去問集に載っている解答も、必ずしも模範解答とは言えないものもあります。

親御さんが記述問題を一つひとつ添削して上げられれば一番良いのですが、なかなかそのような時間をとるのは難しいと思います。

そうかといって、集団塾では、「解答を読んで自分の解答とどう違うのか自分で考えて」と指示されることがほとんどです。

模範解答とされているものと、自分の書いた解答は、書き方こそ違っても、内容はあっているということもよくあるのですが、「自分で見比べる」だけでは、果たして自分が書いたことが正しいのか、ということがわからないままになってしまいます。

記述問題こそ、1対1の指導を受けることが最も効率よく学習できるといえるでしょう。

正確に知識を理解して書いたつもりでも、読み手からすると全く伝わってこない文章になってしまっては、点数をもらうことはできず、ほかの受験生と差がついてしまいます。

ぜひ、自分が苦手とする記述問題の分野があれば、指導してもらい、記述問題の「形」と「内容」についてチェックしてもらうことも考えてみてください。今後の記述問題に対する取り組み方のヒントも貰えるでしょう。

まとめ……の前に

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最後に

理科に苦手意識を持っていらっしゃる受験生の方の場合、どうすれば成績を上げることができるのか、方法がわからず、対策が立てられないという悩みを日々抱えていらっしゃると思います。

最後まであきらめずに地道に学習を続けた受験生こそが、志望校合格を手にすることができます

今回の内容を参考にしていただき、早め早めに手を打っていきましょう。

努力が成績に直結する教科、それが理科です。ぜひあきらめることなく、頑張っていきましょう。

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。