中学受験・社会 歴史の史料問題、どう対策していますか?

歴史の史料問題について、対策はばっちり!という受験生は少ないと思います。塾の授業でも、夏~秋からの総まとめのときに問題演習の中で史料に触れる程度で、後回しにされがちです。直前期に史料を詰め込むのは非常に大変ですし、似ているものもありますから、正確に判別できるように理解するのには実は時間がかかるのです。ですから、早め早めに史料問題には意識して取り組んでいただきたいと思います。工夫次第で、史料を頭に入れるのも楽しくできますよ。

今回は、歴史の史料問題の対策について、考えていきたいと思います。

史料ノートを作ってみましょう

テストで史料問題に出会ったら、ぜひそういう問題を集めたり、歴史資料集を参考にしてまとめていくと、よく出る史料がどのようなものかがわかるようになってきます。歴史資料集には、建築物や芸術作品、舞楽作品の写真や道具、歴史上の人物の肖像画がたくさん載っています。それをそのままコピーして貼ってノートにしてもそれはきれいに仕上がるかもしれませんが、頭にはなかなか入ってきません。

そこで、自分で絵にしてみる、似たものを集めてみるなど工夫をしてみましょう。イメージを頭に残すためには、イラストを描いてみることも有効です。歴史漫画を見てみると、イラストでのっていますよね。そういったものをイメージしながら書いてみると、特徴が頭に残りやすくなりますよ。

解説文をつけてみよう

史料ノートを作ってみたら、自分で解説文をつけてみましょう。解説文は、教科書や資料集に載っている基本的な情報で十分です。細かすぎる必要はありません。その史料がどの時代の、何に関するものかがわかればよいのです。たとえば、芸術作品であれば、作者と作品名、歴史の事件を描いた絵なら、その事件の名前と関連人物、結果としてどうなったのか、建築物ならその名前と立てた人の名前、建築様式などが考えられますね。文学作品、例えば和歌や俳句なども有名なものは書いておくといいでしょう。「落首」の書かれた札の絵が入試で出たこともあります。どういう内容なのか、いつの時代のものなのか、だれが作ったのか、など、知識をつなげるのに役立ちますよ。

そして、自分で「これは特徴的だ」と思った点があったら記しておきましょう。たとえば金閣なら、「金色に輝く」「三層になっている」「前に池がある」「屋根の上に鳳凰がいる」などです。自分で解説を書いたからこそ気づく点がありますし、記憶にも残りやすくなります。また、家族旅行で訪れたことがある史跡や建築物があれば、その情報を記しておいてもよいですね。ぜひ、親子でやってみてください。早くから取り組むと、「○○はこういう特徴があるからこれが正解」と、史料問題で外さなくなりますよ。

模試に出てきた史料はしっかり確認しておく

史料ノートを作るところでも書きましたが、これまでの模試や、これからの模試で出てきた史料問題はぜひ確認しておきましょう。史料ノートに載っていなくて知らなかったものがあれば、それを加えていくとよいですね。問題を分析すると、紛らわしい史料や年代の判別が難しい史料のパターンも分かってきます。どんな点が狙われたのかも記しておくと、今後の模試、入試直前にも確認できる自分だけの参考書ができます。

実は時間がかかる史料問題対策

史料を集めた参考書をながめていても頭にはなかなか入りません。また、先ほども書きましたが、紛らわしいものやいつの時代のものかわかりにくいものもあります。ぜひ、今のうちから史料問題を集めたノートを作ることをおすすめします。完璧に作る必要はありません。模試などをうまく利用し、狙われやすい史料をまとめておきましょう。各時代の代表的なものをまとめ、模試で出たものも付け加えていき、時には自分で描いてみるなどして、特徴をつかんでいきましょう。ただし、時代が混乱しないように気をつけてください。似たような建築物が並んでいて、時代順に並べなさい、などという問題も出題されます。それぞれの特徴をしっかり理解していないと解けない問題です。ぜひ、史料問題が出たらまとめておく、それを習慣にしてください。近年は史料問題の出題率が高くなっていますから、ぜひ得点源にしてしまいましょう。

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