「子どもに自信を持たせたい」そのポイントは親の褒め方と毎日の会話の中にある!

中学受験を目指すなら、小学生の学齢期に学習習慣を身につけさせることがまず必要です。学習習慣が身についてこそ、中学受験を経て中学生になったその先にもわたって勉強ができる子どもになる基礎」ができると言われています。

では、どのようにしたら学習習慣が身につくのでしょうか。そのポイントとなるのが、「子どもに自信を持たせること」です。自信を持っているからこそ、子どもは継続して学習していくことができるのです。

今回は、子どもに自信を持たせるためにはどのような親のサポートが必要なのか、3つご紹介します。

サポート① 点数ではなくプロセスをほめる

子どもが「勉強ができる」という自信を持てるのは、テストでよい点数をとることができたとき、というのがまず頭に浮かぶと思います。テストで良い点数がとれると、子どものモチベーションはもちろん上がります。良い成績が取れたときには、まずほめてあげましょう。

ときどき、「あと1問正解だったら100点だったのに」というような減点方式をとってしまう親御さんがいらっしゃいます。もちろん、嫌みでもなんでもなく、親としての素直な気持ちが口に出るのだと思います。でも、お子さんにとっては頑張って、「あと1問で100点取れるところまできた」わけですよね。きっとモチベーションが上がっているはずです。

そんなときに、「あと1問正解だったら・・・」あるいは「なんで100点じゃないの?」などという減点方式のことばをかけてしまうと、子どもに自信を持たせることはできません。「頑張ってもほめてもらえないんだ」と思い、学習に対するモチベーションは確実に下がってしまいます。

声かけのポイントは、点数ではなく「努力したことをほめること」です。「努力したからよい成績がとれたんだね」「頑張ってたものね」など、プロセスをほめてあげるようにしましょう。お子さんのモチベーションはさらに上がり、「次は100点だ!」と張り切ること間違いなしです。

もし、「惜しい」間違いをしてしまっている場合には、まずプロセスをほめてあげたうえで、「ここが惜しかったね」「どうしたら正解するだろう」と一緒に考えてあげて、次回に向けてのモチベーションアップにつながる声かけをしてあげるとよいと思います。

サポート② 毎日の声かけが大切

子どもが自信を持つことができるのは、何も成績からだけではありません。毎日の生活での声かけによっても自信を持つことができます。自分から進んで宿題をやった、集中して勉強できた、苦手な科目に挑戦した、など、なんでもよいので、その日取り組むことができたことをほめてあげてください。

このときに注意すべきことは、「否定的な声かけ」をしないことです。「もっと早くやっていれば」とか、「そのぐらいじゃ勉強したうちに入らない、もっとやらなきゃ」など、せっかく頑張って勉強したのにそれを否定されてしまっては、子どものモチベーションはこれまた確実に下がります。

お子さんは、がんばったら親御さんにほめてもらいたい気持ちをいつも持っています。子どもが勉強するのは何のためでしょう?親の安心感をみたすためではありませんよね。毎日の声かけについても、子どもが自信を持てるように、肯定的な声かけをしてあげるようにしましょう。

サポート③ 心の安定をサポートする

自信を持って勉強ができる子どもは、自分の存在にも自信を持っています。家族に大切にされているという自信が、何事にも積極的にチャレンジする気力を与えます。小学生の間はまだ、学校であった出来事に落ち込んだり、不安があったりすると勉強に身が入らないこともあります。割り切って切り替える、ということはまだ難しい年頃です。

もし、子どもにいつもとは違うところを感じたら、親御さんの方から声をかけ、話をじっくり聞いてあげましょう。勉強に集中するためにも、心の安定が必要です。心の安定があってこそ深い思考ができますから、波はあっても気持ちを落ち着かせ、心を安定させてあげるようにしてあげたいところです。

また、無理に聞き出すよりも、リビングで一緒に勉強したりしている時などに声をかけてみると、話がしやすくなることもあります。子どもの心に寄り添うことが、子どもに自信を持たせる重要なポイントです。

まとめ

中学受験前の子どもは、親御さんから見て根拠のない自信を持っているように見えても、やはり小学生、ちょっとしたことで自信を失い、勉強にも、日々の生活にも身が入らなくなってしまうことはよくあることです。

子どもの心に寄り添うためには、

  • 努力したことをほめる
  • 日々の生活でちょっとした良い変化について見ていてあげる
  • いつもと違う様子であったらそれを敏感に察知し、さりげなく声をかけ、話を聞いてあげる

これらのことが大切です。

これは、親御さんにしかできないことです。ぜひ、お子さんの気持ちを第一に働きかけ、安心して勉強や生活ができるよう、良き伴走者になってあげてください。

おわりに

今回のような記事に加えて、

LINEでは、『中学受験を9割成功に導く』メールマガジンを週1程度で配信しております。

・志望校の選び方
・効果的な復習のタイミングや方法
・保護者が行うべき準備やサポート

など、皆さまのお手伝いができるコンテンツを随時配信しております。

『個別指導塾テスティー』の公式LINE から配信しておりますので、
 
以下から友だち追加をして、メルマガ登録をお願いたします。
 
 
<スマホからお読みの方はこちら>
 

<パソコンからお読みの方はこちら>

また、

個別指導塾テスティーでは受験相談や体験授業を随時受け付けております。

受験相談では、

・子どもがなかなかやる気にならない
・集団指導の塾に通っているが、イマイチ成果が出ない
・集団指導の塾の授業についていけず苦手が蓄積している

上記のお悩みをはじめとし、小中高生の子をお持ちの保護者様とお話させていただいております。

もし、お子様のことで何かお悩みがありましたら、個別指導塾テスティーへお気軽にご相談ください。

 

<関連記事>

勉強しないのは親のせい?子どものやる気を削いでしまうNG言動集【中学受験】

中学受験で母親が悩みがちな子どもとの距離感と4つの考え方

中学受験生のお母さん向け無料メールマガジン

    本サイトの監修者である、開成番長こと繁田和貴が執筆する無料メルマガは、その内容の濃さから6000人以上の読者に愛読されています!

    登録も解除も簡単にできますので、まずはお気軽にご登録ください。

                                

「開成番長・繁田の両親が語る繁田の中学受験PDF」プレゼント!

無料メルマガ登録

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。