国語の得点力アップのためのオススメ問題集~難関校編~

難関校の国語というと、どういう印象をお持ちになるでしょうか?文章は長い、選択肢問題も難しい、記述も多い・・・このような印象をお持ちの方が多いと思います。4教科で偏差値が65以上あるようなお子さんでも、国語が凹んでいる場合、過去問を解いてもほとんど点数がつかないこともあるでしょう。

しかし、難関校の国語であっても、正しい方法で訓練すれば、他の科目の足を引っ張らないばかりか、高得点を狙うことも可能なのです。

今回の記事では、難関校の国語の問題の特徴とオススメ問題集を紹介します

難関校の国語、問題の特徴は?

まず知識で差がつく

難関校の場合、特に説明文や論説文で難しい言葉が使われていることがあります。中には、大人でさえも意味が分からないことばが多く、読むのに一苦労・・・という文章が出題されることも多いです。物語文でも、大学入試センター試験レベルの文章が出題されたり、明治の文豪の書いた文章が出題されたりすることもあるので、ことばの使い方でつまずいてしまうこともあります。

知識問題単体として出されるのは漢字の書き取りが中心ですが、上に挙げたような難解な文章問題の中で知識として難しいことばの意味を問われたり、文章そのものが難しいことが多いので、いかに語彙力があるかが勝負を分けることもあります。こうしたことばの知識の有無が結果として大きな得点の差につながり、合否を分けるのが、難関校の国語の特徴の一つと言えるでしょう。

記述問題は最大の壁?

 難関校の国語では、記述問題の割合が高いです。中には漢字の書き取り数問以外はオール記述という学校もあります。これまでどちらかというと処理能力を問うような問題を出題していた学校も、記述問題のウエイトを増やしています。先に述べたようにかなり難度の高い文章を読み取ったうえで記述しなければなりませんから、速くて正確に文章を読む力と、読んでわかりやすい表現力が求められます

「成績の良い」お子さんによく見られがちな傾向なのですが、あれもこれも書けてしまうので、設問で聞かれていないことまで書いてしまうことがあります。「文章の内容を踏まえて」書きなさい、という設問の指示を無視して書きたいことを書いて、空欄ではないのに点数がつかない・・・そのような経験はないでしょうか。記述問題といえども、「聞かれたことに答える」という点は、選択肢の問題と同じです。まとめるならば、「設問で問われていることを、文章の内容から離れずに、表現すること」これが記述問題なのです。以前は「あなたの意見を書きなさい」といったような自由記述も見られましたが、その数は減る一方で、あくまで文章に沿った記述が求められる傾向にあります。

また、字数制限のある記述と、字数制限のない、解答欄が枠だけという記述問題を出してくる難関校もあります。桜蔭中はその代表ですが、論説・説明文の方は字数制限なし、物語文の方は概ね200字の記述問題を出してきます。そして、その形式で中学入学後も国語の定期テストは行われていきます。

選択肢問題も簡単に答えが出せない

ほぼオール記述の出題をする学校もありますが、記述だけでなく選択肢問題が多く出題される学校もあります。海城中学などはその代表です。記述よりも選択肢の方が簡単だと思われがちですが、選択肢には部分点はありません。しかも難関校の選択肢問題は設問自体が長く、簡単に答えが選べないように作られています。本文と設問を併せれば読まなければならない字数も非常に多いですから、制限時間の中で本文を読み、設問の意図を正確につかんで正しい選択肢を選んでいくのは大変難しいのです。

ですから、難関中学を目指す場合、記述対策ももちろん必要ですが、選択肢問題で確実に正解するための練習が不可欠です。選択肢問題だから・・・と甘く見ると痛い目を見ますから、普段の学習の中でも、選択肢問題の正答率は意識してください。そして、なぜその選択肢を選んだのか、その根拠を説明できるまで訓練を積むことが必要です。

難関校対策にオススメの問題集

難関校レベルの語彙を身につけるオススメ問題集

読解問題をたくさんやり、テクニックも勉強しているはずなのに成績が上がらない・・・そういった場合、やはり語彙不足が一番の原因になっていることが多いです。この問題集は、中学受験で出た難語を収録しています、「うがつ」「風光明媚」「有象無象」・・・大人でもおっと思うような難語が多く収録されていますので、大人顔負けの語彙力を身につけることができます。模試や入試でも「意味が分からなくて読めない」ということが減り、読解問題の正答率アップにも大いに役立ちます。ただし、量が多いので、できれば早めから(小6になる前から少しずつ)取り組むのがおすすめです。

難関校レベルの読解力を身につけるオススメ問題集

解説がとても詳しくのっており、最後の総仕上げにお勧めの問題集です。正解している問題でも解説は必ず読み、自分の答えの導き方が正しいかどうか確認するようにしましょう。

有名校の難問が多く収録されており、特に記述問題中心の学校の問題が載っています。難関校の問題を解く練習として役に立つ問題集です。解答例に対して「添削アドバイス」が設けられています。いわゆる入試問題集の仕上げに使うとよいでしょう。解いて採点する際も、〇×を付けるだけでなく、どの部分が足りないのか、あるいはどこを書きすぎてピントがずれたのか、などを必ず確認するようにしましょう。

実際の入試問題を収録しているので問題の難度も高いですが、解答に至るまでのプロセスが詳しく書かれているので、解説を読むだけでも役に立ちます。塾で教えるように、ポイントやキーワードが的確におさえられています。中学受験の国語では、解答の根拠が非常に重要になってきますが、実践的なチェック方法が書かれているので、特に御三家レベルを狙うならばやっておいて損はないでしょう。同じようなテーマの文章が出てきたときにも対応できる力がつく問題集です。同じシリーズの実戦問題集もあります。

近年の入試問題を解きたいときにオススメの問題集

通称「銀本」と呼ばれる、その年度の有名校の入試問題が多数収録されています。実際の入試問題が収録されているので、出題傾向を知るのにも役立ちますし、出題傾向の似ている他校の問題を解いて実戦力を磨くのにも役立ちます

ただし、解説が丁寧ではないので、親御さんか指導者にプロセスを見てもらう必要があるでしょう。また、今回のリンクは「2017年度受験用」です。毎年夏ごろに発売になるので、「何年度のものか」を確認して購入するよう注意してください。

難関校に合格するための問題集の使い方

具体的な問題集をご紹介する前に書きましたが、難関校に合格するためには、ただ「正解か不正解か」を確かめるだけでは不十分です。「なぜその答えになるのか」「なぜこの選択肢は×でこれが正しいのか」「自分の書いた記述と模範解答の違いはどこにあるのか、自分の記述は正しい根拠に基づいて書けたのか」、そういった、解答に至るまでのプロセスをきちんと踏みながら問題を解かなければどれだけ難しい問題集をやっても力はつきません

常に、「答えの根拠は文章中にある」「この問題の解答はこう導く」こういった意識をもって問題を解くように心がけましょう。

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