どうせやるなら楽しくやろう!〜遊びの中に見出す英語スピーキング・ライティング力の高め方〜

近年、インターネットの急速な発達に伴い、今まで以上に英語力をもめられる版が増えたように思います。(サーチエンジンで検索する際も、英語で検索する方が日本語で検索するより、何十、何百倍もの情報が得られます、が、情報が多いからといって全てが良いというわけでもなく、ユーザー側が各情報を吟味するせいが重要になって来るのですが。今回の話とは若干異なるテーマですので、こちらは別の機会にでも)

そして、読者の皆様におかれましても、進学に、就職に、昇進に(という方はいらっしゃるのかな?)、ますます英語力が求められるようになってきていることかと思います。

そこで今回は、机に向かって、ペンを持ち、ノートを広げるといった堅い英語の勉強ではなく、ちょっとした遊び心を忍ばせつつ、適度に英語力も高められるという、私自身が実践している、緩い学習方法をご紹介しようと思います。

英語の勉強として思い浮かぶものとは?

私が、まず最初に英語の勉強として、学校や塾で教えられた勉強方法は以下の手順でした。(恐らく、読者の皆様も多かれ少なかれ似たような流れだったのではないでしょうか?)

単語を覚える→文法事項を覚える→英文解釈の精度を上げる→長文読解をする

勿論、この手順を踏めばある程度、英文が読めるようになり、読解を中心としたテストや資格試験ではそこそこの点数を取れるようになります。(斯く云う私も英検やTOEICL&Rなどは満足いく結果を得られましたが、高校生活の後半〜大学生になる頃には、もはやペーパーテストでの英語の点数だけよくても、スピーキングやライティングなどの発信力がなくては効力がない状況になってきていると感じるようになり、実際、コミュニケーション英語で教わった英語では全くコミュニケーションができなかったり、留学準備のために受けたTOEFLのspeakingでは全くと言って良いほど喋れなかったりと、散々な目に遭いました…)

しかしながら、じゃあどうやってこの課題を解決しようかと思案した際に、基本的に国内で普通に生活していく上で英語環境が皆無に近い日本人にとって、意識的に英語に触れたり学習する努力をし、機会を作らなければ英語の習得が難しいというのは昔から変わっておらず、国際化した現代社会でも依然変わらない状況だと思います。だからといって、刹那的に英語を苦しんで勉強して身に着けるのも、果たして意味があるのだろうか、と、また、数学や物理、化学、政治経済、歴史などなど、他に手間暇をかけなくてはならない教科が山積みなのに、英語まで加わってしまうと負担もかなりのものになります。

ポイントは英語を楽しめるか

日々の勉強にプラスアルファして、さらに英語の学習をすることは、物理的にも精神的にもかなり大変な作業になることがわかったかと思います。ですので、英語をせめて、『楽しく』身に着けることができたら精神的な負担もかなり減ると思い、小学生から大人まで、特にスピーキングやライティング力を『楽しく』身に着けることができる簡単な方法をご紹介したいと思います。

それは、

『アニメのDVDを英語版で観る』

だけです。あまりにもシンプルで拍子抜けしたかもしれません、が、私は実際にこの方法で英語を含む五か国語を習得しました。習得したとは、読み書きはさておいて、普通に現地に行ってその辺にいる人たちと不自由なくやりとりが出来るレベルを指します。具体的にどういうアニメかというと、手始めに涼宮ハルヒシリーズを片っぱしから、次に物語シリーズとコナンを片っぱしから。どれも56周、ハイライトのセリフを覚えてしまうぐらいまで見たら、とあるシリーズやフェアリーテイル、HUNTER×HUNTERなど、ちょっとマニアック?なもの(ハルヒが十分マニアックかもですが笑)にまで手を伸ばしてみます。基本的に、内容は自分の好みで選んでもらって大丈夫ですが、日常生活からあまりかけはなれていない設定のものの方がベターです。気に入ったものを数周、30本も見終える頃には、シーンと会話がとっくに頭にやきついているころだと思います。

そろそろ実際にどれだけ通用するのか試してみたいな、と思ったら外国人と話す機会を設けてみてください。友達でも、英会話教室でも、オンライン英会話でもかまいません。そこで、自分の記憶に残っているアニメのシーンで刷り込まれた一連の音を、シチュエーションに合わせて発話するだけです。アニメと違って、実際の人間が相手の場合には思いもよらないリアクションが返ってきたりするのですが、それが大切なことなのです。そのリアクションに対してこちらもまたレパートリーの中から最もよさそうな反応を返す、ということを続けていくと、会話が成り立つわけですが、この『会話が成り立つ』ことが起こった瞬間に、そのアニメから記憶した音が『自分の言葉』となって蓄えられることになるのです。

アニメを観る→会話のレパートリーを入れ込む→実際に使う→自分の言葉が増える

このループを繰り返すだけで、アニメの内容も楽しめるし英語力も上がっていくしと、楽しくて良いことだらけだと思いませんか。アニメじゃなくて、実写版の映画とかではだめなの?と思う方もいると思います。もちろん、だめではありません。それでも全然かまわないと思います。(私が映画にしなかったのは、既に原作を読んでいて、ある程度ストーリーを知っている作品が良かったことに加え、単純に大人っぽい話が苦手だったのと、1話辺りの時間が短い方が分割して毎日できると思ったからです、あらゆる学習がそうですが、継続こそ力なりです、そもそもの話としてアニメを見る習慣のない人は海外のティーン向けコメディとかも良いと思います、個人的なおすすめはiCarlyです)

英語を習得することからもはや逃げることが出来なくなってしまった日本人。

せっかくですから手軽に出来る楽しい方法で英語力がぐんぐん上がるのを実感してみませんか。

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