受験勉強の山とも言える夏が終わり、受験生はラストスパートをかけているのではないでしょうか。
この時期に受験が終わった後についてのお話をしようと思います。これは中学受験だけでなく、高校受験や大学受験それ以外にも共通します。
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受験結果が「不合格」だったら?
試験が終わって皆さんはとりあえず「ホッ」とするでしょう。そして試験結果が「合格」であればそれまでの努力が認められるでしょう。しかし「不合格」であったらどうでしょうか。
小学6年生は「不合格」という結果がでたら「自分のこれまでの努力は意味がなかったことだ」と思ってしまうでしょう。そのマインドを親御さんがどう変えていけるかが今後の勉強への姿勢や学校生活の充実度を変えていけるのです。
受験では「結果がすべてである」と思われがちです。しかし、受験は「そこまで勉強してきた過程」が重要なのです。そして自分のこれからおかれる環境で能力を発揮し成長することで今後の勉強の姿勢、学校生活の充実度が変わってくるのです。
もしも、第一志望校が不合格になり第二志望校に進学することになったとします。
そこで、
「所詮、第二志望であるから…」と思ってしまう人と
「この学校は先生が丁寧でこの学校に入って良かった」と思う人
この両者に分かれたとします。
この前者と後者では今後の勉強に対する姿勢に大きな差が生まれるでしょう。また、その子の部活や委員会への参加や自己学習への行動力にも大きな差が生まれるでしょう。
現在、「言われたことが出来る」という能力より「自分の考えを行動に移すことが出来る」という能力の方が求められています。
学校それぞれに良い点悪い点があり、またそれがその子に合っているか、なんて学校に入ってからでしか分かりません。自分の置かれた環境でどれだけ自分を成長させ、次にステップアップできるかが今後の人生を大きく変えていくのではと思います。
そこで受験後どのようにお子さんをケアすべきかポイントは3つあります。
不合格だったときの対応
進学する学校の特徴を探す
「この学校ではこんなことが出来るんだよ」と進学する学校でのやってみたいことを話し合っておくことが大切です。
例えば
「部活でこんなことがやってみたい」や
「こんな課外活動をしてみたい」
など、入学する前にその子のその学校への興味を湧かせると意識も上がるでしょう。
なにか魅力があってその学校を受験しているはずです。入学前に入学後の話が出来れば中学校生活のイメージがつき、やる気につながるでしょう。
受験までの過程をしっかり褒める
結果によらず、受験勉強本当によく頑張ったと思います。この受験にかけた時間を自分の自信に変えることが出来ればこれからの学校生活、自信を持って様々なことに挑戦できるでしょう。
これは中学受験に限らず、高校受験や大学受験、就職活動や資格の勉強すべてに言えることです。自分の頑張ったという経験が大きな財産です。
「本当に頑張ったね」と褒めてあげ、子供の自信に繋がる声掛けができると良いですね。
小学生の勉強内容を復習し、すこし中学内容も予習しておく
進学する学校から課題などが出ることも多々あると思いますが、復習と予習というのは自主学習であり勉強において最も重要であります。
また、最初に行われる定期試験でそれからのモチベーションが変わってくると思います。
最初に行われる試験結果でそのクラスの順位などが出る学校も少なくありません。そこでなんとなく子供は自分の位置を決めてしまう傾向があります。そのため、最初の試験は大切であります。
しかし、無理やりすることはないでしょう。ゆっくり中学生への準備ができれば良いのです。
受験が終わって勉強させることは難しいかと思います。得意な科目、好きな科目だけでもいいのです。
また、中学のテキストなどをペラペラ見せるだけでも良いです。受験後から入学までは中学内容について少しでも興味を持つことができる期間になると良いでしょう。
まとめ
中学受験は親御さんのサポートが本当に重要です。
本当に親御さんも「よく頑張った」と褒められるべきです。ただ、「親御さんはサポート役」です。それを念頭に置くことは大切でしょう。
中学受験がゴールではなく、中学生活のスタートです。
そのことを親御さんも理解し、お子さんに伝えることが最も重要なことであるでしょう。
おわりに
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