受験はつらいことばかりじゃない?中学受験を親子で楽しむ方法

幼稚園受験、小学校受験、中学受験、高校受験、大学受験・・・子どもの一生には「受験」の機会が何度もあります。でも、幼稚園受験や小学校受験は完全に親主体ですし、高校受験や大学受験は子ども本人が主体となって受験に臨むことがほとんどです。

では、中学受験は・・・?ちょうど子どもに自我が芽生えてくるころで、親子が協力し合って受験に臨むことが出来る唯一の受験といってもいいと思います。実はとても貴重な機会なのです。せっかくですから、親子で楽しんでみませんか?今回は、中学受験を親子で楽しむ方法について書いていきたいと思います。

勉強を教えるだけがすべてではない

「一緒に受験に臨む」というと、「勉強を見なくてはいけないの?」「こんな難しい内容教えられないわよ」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。私にも経験がありますが、子どもに「ここわからないから教えて」と言われて、すぐに答えられるのは小学校5年生くらいまでだったと思います・・・。特に受験勉強で出題されるような問題は大人でも難しく、解説なしにこたえることはまず無理、解説そのものが意味不明・・・そんなこともあると思います。

一緒に勉強に取り組む姿勢は大切ですが、教えられないで苦しんでいませんか?でも、勉強自体は教えられなくてもできることはありますよ。

塾への送り迎えは大事な親子の時間

学年が上がるにつれ、塾に通う時間も長くなり、時間帯も遅くなります。塾への送り迎えをなさる親御さんも多いでしょう。もちろんご家庭の事情により一人で帰るお子さんもいますが、たいていのお子さんは迎えに来てもらうことがうれしいのです。教室から出てきて、出口のところで親御さんの顔を見てぱっと笑顔を見せるお子さん、とてもほっとしていることでしょう。応援してもらっていることを感じ、もっと頑張ろうと思う、そんな瞬間でもあるのです。

お仕事の都合などでなかなか時間が合わないこともあると思います。できるだけ時間を捻出して塾の送り迎え(迎えだけでも)をするようにして、帰りながらたくさん話をしてみるといいでしょう。コミュニケーションを多くとることで、緊張したお子さんの気持ちも和らぎ、また次の日から頑張れる原動力になります。

学校選びはぜひ一緒に

志望校を決めるためには、実際に中学校を訪れていただきたいと思います。文化祭や学校開放日、クラブ見学会など、なるべくスケジュールに合わせて親子で一緒に学校見学に行ってみてください。見学したうえで、もしかしたら親御さんの希望とご本人の希望が合致しないかもしれません。その際にじっくりと話し合い決定するにしても、一緒に見に行っているかいないか、その過程があるかどうかによって納得して決めることが出来ます。「この学校へ進学したらこんなことがしたい」などお子さんの将来の姿を色々考えるのは親にとっても楽しいですし、お子さん自身も夢を持って勉強を頑張ることが出来ます。そのような機会を得ることが出来るのも受験という経験をしているからこそです。

せっかくの機会、中学受験を親子で楽しもう!

受験の期間、特に小学校6年生ともなると、家族旅行に行く時間もなく、ただ黙々と勉強に集中する日々が続くだけ、というイメージがあるかもしれません。たしかに、受験学年ともなれば学習時間は確保しなければなりませんし、集中して学習し、やることも増えてくることは事実です。ですが、お子さんにとって、一生のうちたった一度しか経験できない「中学受験」という機会を親子で一緒に楽しみましょう!成績に一喜一憂してしまうこともあるかもしれません。イライラすることも増えてくるかもしれません。でも、「一緒に頑張っているんだ」という共通の気持ち、共通の目標があれば、サポートを楽しむこともできます。そして、サポートしてもらっているというお子さんも、子どもながらに頑張れるのです。結果がどうあれ、お子さんが「いい受験生活を送った」そう思ってくれるような受験にするために、親子で楽しみ、頑張ってみませんか?

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。