親が勉強を教える難しさ~父親編

中学受験に向けて勉強をする場合、塾に通う方がほとんどでしょう。しかし、家庭での勉強をおろそかにしてはいけません。塾で習ってきて「わかった」と思っても「できる」レベルにもっていくためには、家庭学習が欠かせません

今回は、ある小6受験生のお父さんが考える、「親が勉強を教えるむずかしさ」についてご紹介します。皆様のご家庭にも通じるものがあるかもしれません。是非、参考にしてください。

はじめに

有名私立中学を目指すわが子の前直近模試の偏差値は42。だいたいいつも偏差値42~50前後をうろうろしています(大手中学受験塾の偏差値は40台といえども、決して怠けているわけではなく、それなりに勉強しなければとれない偏差値であり、進学校に合格する可能性のある偏差値でもあります。)

受験まであと10か月弱。受験生としての自覚が垣間見えたと思えば、次の日はさっぱり集中できていない、毎日がこの繰り返しです。小学校6年になりましたから、こなさないといけない学習内容は、量も多く、レベルも高いです。小学生でここまでやってしまうと中学で勉強することがなくなるのではと思ってしまうくらいです。一言で「中学受験」というものの、この膨大な学習内容を消化することは相当な覚悟が必要であり、後の人生に影響を与えてしまいそうな一大イベントだと感じる毎日です。

とはいえ、中高生とは異なり、小学生が自主的に集中して効率よく勉強するのは難しいものです。まずテレビなど家の中にある誘惑に非常に弱い。たとえその誘惑を乗り越え机に向かったとしても、難しすぎる問題を手を動かさずにじーっと時間をかけて考えていると思えば、いつの間にか鉛筆をくるくる回し始めたり・・・集中しているようにみえないこともしばしばです。

そういった問題があるので、塾に通わせていても家庭学習では、親のサポートが欠かせません。最近までのオンエアされていたドラマ「下剋上受験」のように親子で全力でがんばりたいところなのですが、わが家は以下の二つの問題にぶちあたっています。

①親が教えるにはすでに内容が難しすぎる 

まず一つ目の壁は、学習内容が難しいことです。特に算数は、方程式を使うことができず、線分図や面積図を描き、解答を導きます。いわゆる特殊算では、それぞれの解き方をしっかりマスターしなければなりません。つるかめ算、過不足算、倍数算、旅人算・・・と種類が多く、教えようとしても、親にとってもよくわからないことが多いのが正直なところです。

そもそも、問題を読んでどの特殊算の問題なのか判断すること自体が難しい。そして、家で教えた方法と塾の先生と教え方が違ってしまった場合には子供が混乱してしまい、どう解けばよいのかわからなくなってしまうという問題が大きいと思います。

特殊算だけでなく、平面図形、空間図形、確率や数に関する問題も多く出題されます。算数は5年生頃からぐっと内容が難しくなり、進度も速くなるので、このころからは親が教えるのも大変になってきます。

算数だけでなく、国語の読解も塾のテストでは、長文が1ページにぎっしりつまっているものが2題出題されることが多いです。もちろん大人向けに書かれた読み物からの出題がほとんどです。漢字一つとっても日常生活では見かけないような熟語も多く出題されます。

また、理科・社会も断片的な知識では正解しづらい設問が目立ちます。たとえば、(ア)~(オ)まで選択肢があり、正しいものを全て選びなさいという設問や、正しいものがない場合は「○」と答えなさいというような設問。最近になってとくに目立つようになりました。実際の入試では誤ったものをひとつでも選んでしまうえば点数はつかないのでしょう。

こういった、覚えたことがそのまま点数に直結しない問題が増えてきています。正直なところ、自分が30年前に受けた高校受験の問題の方が内容も解答方法も簡単なものが多かったような気がします。

 ②自分の子ども相手だと感情的になってしまう

二つめの難しさは、わが子にたいして感情的になってしまうことです。子どもが問題が解けないとき、態度や表情で親のイライラは伝わってしまいます。「この前もやっただろう?」「何度も間違えるな!」など、口には出さなくとも顔に表れてしまっているようです。

問題の難しさよりこちらの難しさの方が深刻かもしれません。わが子の場合、反抗期も重なって、父親である私と勉強するのを避けるようになりました。最近読んだ育児本にも、うるさい親からは立派な人材は育たないと書いてあったし、男らしくどっしり構えたいのですが、なかなか理想通りにはいきません。

その結果・・・

 このような大きな2つの問題から、わが家の父親家庭教師は開店休業状態となりました。学習に関しては塾にお任せしつつ、しばらくは本人が立てた計画通りにメリハリをつけて生活するように見守ることにしました。

では、親ができることは・・・?

いわゆる受験勉強に関しては塾にお任せすることにして、志望する学校見学に行ったり、行事に一緒に行ったりする、縁の下の力持ちに徹することにしました。まもなく到来するGW中には、

  • 苦手な天体の理解を深めるため、プラネタリウムに行ったり、
  • 同じく理科の振り子、てこなどをお箸、糸、5円玉などを使い実演して実感をつかませること
  • わが子が興味を持っているエンジニアの仕事について色々語る

など、普段の机上学習とは違った角度でサポートしていければと考えています。

ちなみに、妻が行っているサポートは、

  • 塾の送り迎え
  • 学習スケジュールを子どもと一緒に作成する
  • 暗記事項を画用紙などに書き、トイレのドアに貼るなどして、家の中を受験仕様にする
  • 下の子が勉強の邪魔をしないように気を配る
  • 塾のお弁当をつくる

といったところです。

親が勉強を教える難しさは、学年が進むごとに実感するところです。塾と親で、役割分担をよく相談することが大事なのではないでしょうか

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