國學院大學久我山中学校-2019年度算数大問2(4)約数と倍数-過去問解説

問題:1から100までの100個の整数の中で、4でも6でも割り切れない整数は全部で何個ありますか。

割り切れない方の数を数えるのは大変なので、逆に1~100の中で4か6で割り切れる方の数字が何個あるか数えてみましょう。(この考え方を余事象と言います)

まずは、1から100までの中に4の倍数がいくつあるか考えると、

\(100 \div 4=25\)

より、25個とわかります。

次の、6の倍数についても同様に考えると、

\(100 \div 6=16.666666\cdots\)

となり、16個あることがわかります。

ここで、4でも6でも割り切れてしまう数を2回数えてしまっていますから、その最小公倍数の12で割り切れる数は引いておかなければなりません。

12の倍数の個数は、

\(100 \div 12=8.333333\cdots\)

より、8個あることがわかります。

以上から、4か6で割り切れる数は、

\(25+16-8=33\)

より33個あると言えるので、4でも6でも割り切れない数は、

\(100-33=67\)

より、67個とわかります。

 

答え:67個

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