国府台女子学院中等部-2019年度算数大問3(2)売買損益-過去問解説

問題:ある品物に仕入れ値の3割の利益をみこんで定価を付けました。売れなかったので、定価の2割引きで打ったところ、120円の利益があがりました。仕入れ値を求めなさい。解答は答えのみではなく、途中の計算や考え方を解答欄にできるだけ詳しく書きなさい。

売買損益の問題は、それぞれの言葉が何を表しているかを明確にすることが重要です。(この問題は、特に計算の過程も含めて採点対象となるので、きちんと順を追って情報を式にしていきましょう。また、多くの場合は、最終的な答えに辿り着けなくても、部分点をもらえることがあるので、どこまでわかっているのか、を採点者に伝えるという意識を持っておくことも大切です)

今回は仕入れ値を求めたいので、仕入れ値の値段を□円とすると、定価は仕入れ値の3割増しなので、

\(定価=仕入れ値 \times (1+0.3)\)

\(=□ \times 1.3\)

となります。

次に、売値を考えると、定価の2割引きなので、

\(売値=定価 \times (1-0.2)\)

\(=□ \times 1.3 \times 0.8\)

\(=□ \times 1.04\)

となります。

最後に、利益について考えると、

\(利益=売値-仕入れ値\)

\(120=□ \times 1.04-□\)

\(=□ \times (1.04-1)\)

\(=□ \times 0.04\)

となるので、仕入れ値は、

\(120 \div 0.04=3000\)

となります。

答え:3000円

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