記述が得意になる3つの方法

最近の中学受験では記述問題を出題する学校が増えています。ですが、記述どころか作文すら苦手だというお子さんが非常に多いのです。

思ったことを文章化することが苦手なお子さんは共通して、読書感想文を書くといったことも苦手です。毎年夏休みになると苦戦しているご家庭も多いのではないでしょうか。

よく、たくさん本を読むと文章が書けるようになる、と聞くことがありますが、実はただ読むだけではだめなのです。今回は、苦手な記述を得意にするための方法を紹介します。

方法①「接続詞に慣れる」

記述が苦手なお子さんの文章を見ると、例えば、「~だから、~で、~なので…」のように、切れ目がなくだらだらと続くことが多いです。長く続く文章は読みづらいうえに、書いている内容もよくわからないですよね。実際に、200字の記述問題をたった一文で書いているケースを見たことがありますが、内容的には外していなくても、読みにくければ、減点対象になってしまいます

このような場合は、「接続詞」がうまく使えていないことが原因です。どのように文と文をつなげて、読みやすい文章を書くのか、そのカギは「接続詞」です。正しい「接続詞」の使い方を勉強する一番の方法は、やはり本を読むことと、塾のテスト、特に説明文・論説文などで最初の方によく出てくる「接続詞」の問題おろそかにしないことでしょう。

文と文をうまくつなげないと、なんだかよくわからない文章になってしまいます。接続詞の問題は選択肢問題で聞かれることが多いですが、なぜその接続詞が正しいのか、しっかり考える習慣をつけましょう。

方法②「話す言葉に注意する」

文章がダラダラと続いてしまうもう一つの原因としては、文章が「話し言葉」になっていることが挙げられます。日常会話の中で、お子さんの話し方に注目してみてください。特に低学年のお子さんは、要点をまとめて話すことが苦手です。「あのね」から始まり、よくよく長い説明を聞いてみると、実は単純な内容だったということもあります。

入試の国語では、「聞かれたことに、わかりやすく、簡潔に答える」力が不可欠です。普段から、話したいことの要点をまとめて話すことができるように促してあげてください。

方法③「書き始める前に伝えたいことをまとめる」

大人である我々は、まず文章の「構成」を考えますよね。そのうえで、自分が考えていることを相手に伝えるためにはわかりやすく表現する方法を考えます。

ですが、お子さんの場合、思いついたことを思いぶんまま書いて、結局読み手には何が言いたいのかわからない文章を書いてしまうことが多いです。それは、「何を伝えるべきか」「何を答えるべきか」をつかむのに時間がかかり、「構成」をせずにいきなり書き出してしまうからです。

記述問題に取り組む際には、まず伝えたいと思うポイント(当然問題文に即して、ですが)を書き出して構成を考え、そこに理由を付け加えて肉付けしていく意識を常に持ちましょう。

また、じつはテストではよくある減点対象ですが、「文末処理」も大切です。入試では、ここに配点を置いている学校も多いですし、塾のテストでも見られるポイントです。「なぜですか」と聞かれたら「~だから」、「どういうことですか」と聞かれたら「~こと」とまとめること、これは意外に軽視しがちですが、足をすくわれる原因になるので注意してください

まとめ

記述が苦手、嫌いというお子さんは、書いているうちに何を伝えたらよいのかわからなくなったり、自分の中で伝えたいことを文章に書き出せないという傾向があります。一度「書けない」と思ってしまうと、苦手意識を持ってしまい、テストのたびに白紙にしてきてしまう・・・ということが続きます。

ですが、入試では、選択肢の問題は部分点がありませんが、記述問題では、採点者が見る「ポイント」を押さえていれば、部分点が狙えます。白紙答案を出すのは本当にもったいないです

記述対策は、経験値が圧倒的にものを言います。本や文章に慣れ、自分の考えたことを相手にわかりやすく説明することを繰り返すことで、得意にすることも十分可能です。

「書けるか書けないか」は、中学受験で終わりではありません、大学生でも論文を書くなど、その後の将来にわたって付き合っていく必要があります。ぜひ、今回のポイントを参考にして、「まず書いてみること」、そこから始めましょう

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