ここでは慶應義塾普通部の基本情報や学校生活等を紹介しようと思います!
慶應義塾は1858年に福沢諭吉が開いた塾が元となっており、1898年に幼稚舎から大学までの一貫教育を始めて以来その体制を今まで引き継いでいます。 中でも慶應義塾普通部では「独立自尊」などの福沢諭吉の理念が色濃く表れていて、ほかの学校とは異なる独自の教育環境も多くみられます。
施設は古い校舎もあるようですが、2015年には新本校舎が完成し、整った学習環境が用意されています。
※慶應中等部/湘南藤沢とはなにが違う?
- 普通部のみ、男子校である。
- 普通部・中等部の学生は進学先として、慶應義塾高校・志木高校・湘南藤沢高校・ニューヨーク学院の中から自由に選べるが、湘南藤沢だけは湘南藤沢高校のみが高校進学先となる。
施設
- 日吉駅(東急東横線/東急目黒線/横浜市営地下鉄グリーンライン)から徒歩5分
校舎の中には古いものもあるようで、体育館の空調環境が良くないなどの声もあるものの、全体的に設備は整っている。
「目路はるかホール」という250席ある多目的ホールや、約36000冊の蔵書を持つ図書館などがあるほか、2015年に新設された新本校舎にはWi-Fi環境が整えられており、さまざまな学習に対応できるようになっている。
制服
いわゆる男子校、といった学ラン。
ボタンに慶應のトレードマークであるペンがクロスしたマークがあしらわれており、どこでも買えるものではないため不便であるという保護者の声もあがっている。三田には慶應制服専門店「望月洋服店」があり、学校生協以外で唯一慶應の制服を取り扱っている。
学費
一年:約1,511,500円(入学金含む)
二年:約1,098,500円
三年:約1,123,500円
入試情報
- 日程:2月1日
- 偏差値:SAPIX… 58 四谷大塚… 64 日能研… 63
- 募集人数:男子約180名
- 受験者:591名
- 科目:筆紀(国語40分、算数40分、社会30分、理科30分 各100点)
面接(本人のみ)
特徴として家族や関係者が慶應出身者である場合や、幼稚舎から上がってきた生徒が多いと思われていますが、実際のところ、幼稚舎出身は外部からの受験者の三分の一程度で、入学後は区別なく、仲良く学校生活を送っている。また、慶應出身者との関係がなくても不利にはたらくことは無い。
学校生活
- クラス・成績
1年生次には24人という少人数で10クラスの編成となっており、2年生以降は40人程度のクラスへと変わる仕組みとなっている。学期は三学期制で、各学期に課された課題で一定の成績を修められなかった場合は「再修」、つまり留年となることがある。 - 授業
授業に関しては、ほとんどの学生が慶應義塾高校、慶應義塾大学へと内部進学していくため、受験対策ではなく、時に高校や大学の内容を扱うこともある。また、学生たちが各自論文や作品制作などに取り組む「労作展覧会」というイベントが年に一度開催され、生徒たちによる自主的な製作・研究活動が行われている。「目路はるか教室」というイベントでは、多様な領域で活躍する慶應普通部卒業生を招いたコース別授業が行われており、慶應ならではの贅沢な授業を受けることができる。
部活動
- 運動部:22
(サッカー部、テニス部、山岳部、アーチェリー部、ラグビー部など) - 文化部:18
(音楽部、コンピューター部、生物の会、歴史研究会など)
部活は全入制で、兼部する学生も多いが、基本的に学業が優先であり、部活動は原則週3日と決められている。
しかし、高校受験をしない生徒が多い分、少ない日数でも部活に専念することができ、部活動は盛んである。
進学先情報
中学校課程修了後、学校からの推薦を得ることで、慶應義塾高校・志木高校・湘南藤沢高等部・ニューヨーク学院の4つの高校のいずれかに進学することができる。(※湘南藤沢進学者は若干名。)
その後は慶應義塾大学へも進学が可能だが、その際の学部推薦基準は高校での成績となる。
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こんにちは!ライターの福久はなです。 都内の中高一貫校出身で、大学受験を経て東京大学に入学しました。 塾講師や家庭教師のアルバイト経験があり、算数・数学・英語を中心に教えていました。 これらの科目に限らず、中学受験の経験を活かして理科・社会といった科目の対策方法や、学校別の受験対策、学校情報についてなど、幅広く記事を執筆しています。 皆さんの役に立つ、面白くてわかりやすい記事をお届けできるように頑張ります!