品川女子学院中学に合格するためには?入試情報や偏差値をチェック!

いよいよ12月に入ります。受験生の皆さんが毎日頑張って受験勉強最後の仕上げに入る時期ですが、親御さんにとっても正念場の時期に入ります。第1志望は決まっていても、併願校をどうするか、受験スケジュールをどうするか、午前入試、午後入試を受けるか、など、さまざま考えていかなければいけないところです。

中には第1志望校をどこにするか家族でなかなか意見がそろわず、最終的には1月にずれ込む、というご家庭も例年少なくありませんが、過去問を解く時間を確保するためにも、やはり12月中旬には併願校を含め受験校を決めていきたいところです。

今回は、女子校の中でも人気が上昇している、品川女子学院中学校についてご紹介していきます。

学校の環境は?

品川女子学院は、1925年、荏原女子技芸伝習所として創立されました。

所在地は、東京都品川区北品川です。JR・京急線品川駅高輪口から徒歩約12分、京急線北品川駅からは徒歩2分と、東京以外にも首都圏全体から通いやすい立地条件です。第一京浜道路沿いで通学路も広く、企業の多い落ち着いた街にあり、場所もわかりやすいこと、交通の便もよいのも人気が上昇している一因です。

教育目標は?

品川女子学院中学校・高等学校の教育目標は、以下のように掲げられています。

  • 世界に向けて、「いまある世界に目を向けながら、将来、世界で活躍できるよう」
  • 日本では、「世界のどこにいても、日本に誇りを持てるよう
  • 女性として、「女性ならではの個性を磨き、社会の中で活かせるよう」
  • 教育・才能について、「大学に進学できる知識だけでなく、将来社会で活躍するための基礎としての教養」を身につけるよう
  • 夢について、「自分の夢を見つけ、育み、実現できるよう」学ぶこと

学校の特色

  • 28歳になったときに、社会で活躍している女性を育てるという、「28Project」が進行中です。28歳ごろは、学んだことを社会に還元でき始める年齢であることや、結婚や出産などの人生のライフ・ワーク・バランスを考え直す時期です。そのような時期にも、周囲と調和し、協力しながら、自分の可能性を広げていくことができる女性を育てるための教育を目指し、実践している。
  • 2017年3月の卒業生の大学進学実績は、国公立大学よりも早稲田大学、慶應大学、上智大学、東京理科大学といった私立難関校をはじめ、いわゆるG-MARCHクラスの大学への進学が多い。
  • 学校の玄関は施錠されており、登下校時は開放されるが、警備員が立っている。都心の真ん中という立地上、グラウンドは広くなく、中庭程度。全体的にコンパクトな印象を受ける。
  • 校歌の作詞は、与謝野晶子が行った。
  • 以前は、受験者数が低迷していた時期もあったが、わずか7年間で入学希望者が実に60倍に上昇し、偏差値も20近く上昇するなどの快進撃を続け、中堅女子校として注目を集めている学校の一つ。

中学入試の特色

2017年度一般入試の結果は、第1回の倍率は約2倍、第2回は約2.2倍、第3回は約3.7倍(受験者数ベース)です。3回の入試全てに出願する受験生も多いです。これは、女子校で複数科入試を行っている学校に多い傾向です。

第3回の問題と解説は学校ホームページで公表されています。

偏差値(2018年度予想)

首都圏模試 第1回 61、第2回 60、第3回 60

※偏差値は母集団によって異なるので参考としてください。

教育における特色

ひとりひとりに対応する学習指導を行うため、朝や放課後に無料の補習を行っています。長期休暇には、生徒の希望にあわせて各科目の講習(1講座4日間で1500円)を実施しています。

部活動は34種類と多く、同好会もあり、活発に取り組んでいる生徒さんが多いです。学園祭や、先輩を呼んでのキャリア教育にも力を入れており、将来を見据えた教育を行っています。

学校ホームページ

品川女子学院ホームページ

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。