【中学受験・算数】筑波大学附属駒場中学校の算数を攻略するには?

首都圏男子校の最高峰といえば、まず開成・麻布・武蔵の御三家や、駒場東邦中学校、聖光学院中学校などが挙げられます。中でも、以前から人気のあった、「難しい」と言われる学校がさらに難化しているという傾向もみられます。

ただし、これらの中学校は、塾でも学校別コースが設置されていたり、過去問をしっかり解けるだけの受験に必要な基礎を身に着けるという学習を進めることによって、ある程度の「対策」が可能です。模試でたたき出される「合格可能性」も、もちろん当日の出来によって番狂わせはありますが、塾で指導する立場からしても、「ここは受かるだろう」という「見当」をつけることは不可能ではありません。

しかし、筑波大学附属駒場中学校に関しては、模試の合格可能性もあまりあてにならないことが多いですし、いわゆる「筑駒対策」は定番化していません。それが4科目すべてにあてはまるのですから、「合格できるか、できないか」を非常に読みにくい、いいかえれば「絶対に合格します」と言えない学校の一つと言える、非常に受験生泣かせ、また塾泣かせの学校なのです。

2018年度の中学入試でも、開成中学校には不合格でしたが、筑波大学附属駒場中学校には合格した、という受験生が何人もいらっしゃいました。偏差値を出しようにも出せないくらい、「読めない」学校です。

今回は、そんな「読めない」筑波大学附属中学校の算数を攻略するヒントについて書いていきたいと思います。算数オリンピックレベルに近い問題が出題されたり、関西の雄、灘中学校に負けずとも劣らない学校です。どのような力が重視されるのか、これまでの入試問題から傾向と攻略法を考えてみたいと思います。

筑波大学附属駒場中学校とは

国立大学附属とついている中学校はいくつもありますが、完全な中高一貫校と言えるのは首都圏では筑波大附属駒場中学校・高等学校です。小学校・中学校まではあるけれど高等学校がなかったり、学芸大学附属のように、小学校・中学校・高等学校までありますが、中高一貫校とは言えず、成績を満たさなければほかの高校を受験しなければいけない学校もあります。

筑波大学附属駒場中学校と言えば、なんといっても、東京大学への圧倒的な合格実績と、国公立大学医学部志望者が非常に多い、首都圏最難関の国立中高一貫校ということです。実際に通っている生徒さんの中には、「東大に入らないと意味がない」「私立医学部に入れる力はあるけれど、それよりも物理がやりたいから東大の理Ⅰに行きたい」というなど、東大志向、また、進学に対する生徒さんの意識には高いものがあります。

また、国立ということもあるのでしょうが、学校行事も非常に盛んですし、生徒さんによるプロはだしのピアノのコンサートが開かれたり、部活も非常に盛んです。以前には、高校3年生まで野球部一筋(4番でピッチャー)で、全く勉強をしていなかったけれど、翌年1年間必死に勉強して取り戻し、1浪で見事東大に合格する生徒さんもいらっしゃいました。

「自由の駒場」ともいわれ、学習、生活面ともに自主性を重んじる校風には定評があります。また、田植え、稲刈りなどの、かつての教育大附属の名残を残している多彩な学校行事や、クラブ活動も生徒主体で活発に行われています。筑波大学附属中学校に入る生徒さんて、みんながり勉じゃないの?」と考える方もいらっしゃいますが、勉強は勉強、学校生活も十分楽しむ、そのような校風があります。生徒の保護者主催のバザーなども行われており、学校の王道を行っているという矜持が見られます。

入学する時点で、非常に特徴的なのは、「とにかく本を読んできていること」「1つのことについて試行錯誤することを嫌がらないこと」「自由な発想を持っていること」ではないでしょうか。他にも精神年齢が非常に高かったりといろいろな共通点が見られます。

また、学校側も、教科書を書いている先生がたくさんいらっしゃいますが、授業中に生徒の意見を面白がり、非常に自由に発言させてくれる先生が多いのも特徴です。おそらく、生徒と先生の間の信頼関係、どの程度のレベルの会話ができるかということを先生が把握している、つまり生徒さんのレベルに合わせて伸ばしているということが非常に印象的な学校です。

そのような筑波大学附属駒場中学校は、間違いなく首都圏男子校の最高峰と言えるでしょうし、入学試験は、ただ塾で習った問題をおさらいしているだけでは歯が立たないような豊富な知識、高い思考力、表現力が求められる非常に難度の高い試験だと言えます。しかも、国立ですから、学習指導要領の範囲を逸脱しない範囲でそのような入試問題を出題してくるのですから、学校側も受験生に対して「真剣勝負」を挑んでいる、そのような入試だと言えるでしょう。

今回は算数について書きますが、理科では、教科書の実験の図の下に細かく書いてある注意点からも出題するなど、国立ならではの、「小学生なら教科書の内容は完璧に身に着けてきなさい」という姿勢が見られます。

当然ながら、そのような入試問題に挑むわけですから、受験生はほぼ首都圏、あるいは全国から集まってくる最優秀受験者層による厳しい入試になりますし、そのような入試状況は大学入試改革がおこなわれる今後も続くと予想されます。首都圏だけでいえば、「開成」合格レベルの受験生だけで、わずかな椅子を奪い合うような入試です。

筑波大学附属駒場中学校の算数ってどんなもの?

このような学校ですから、当然、入試問題も難しいと思われるでしょう。パターンだけでは全く歯が立たない、「これを小学生が解くの?」と思われるような問題が出題されることはたしかです。つまり、普通の受験勉強をしているだけでは歯が立たない、無理筋の試験と言っても過言ではないほど、というのが正直なところです。

ですが、必ず合格する生徒さんがいるわけですから、どのような能力を見たいのか、どれだけ根気よく問題に取り組めるか、もっと言ってしまえばその場を楽しめるか、そういったところが、なんといってもこの学校の入試の特徴、また攻略するために必要な姿勢でしょう。

では、筑波大学附属駒場中学校の算数の問題とは、どのようなものなのでしょうか。一言でいうと、「慣れ」がないとまず時間が足りなくなる試験であることは間違いないでしょう。

算数は40分で100点満点、大問4題で構成されます。1問1問がどんどん解いていける問題ではないですから、時間的にかなり厳しい試験です。図形問題は男子校では鉄板ですが、その他に、数の性質や整数問題といった、応用・発展レベルのよく練られた問題が出題されます。

ですから、スピードだけでなく、高いレベルの論理的思考力と、正確で速い計算力が要求されます。そのレベルが、他の学校とは一段、二段高いレベルです。また、途中式の記述はもちろん、グラフへの記入など、「手を動かさないと」解けない問題が並びます。

記念受験だ、という生徒さんもいるかもしれませんが、ほとんどが御三家は軽々受かってしまうトップレベルの受験生が集まってきます。入試には、「受験生なら必ず解けなければならない問題」「差がつく問題」「捨て問」といったように問題の難易度をカテゴライズできますが、筑波大学附属駒場中学校では、中でも「差がつく問題」をいくつ解ききれるか、で結果が大きく異なります。

受験生なら必ず解けなければいけない問題はまず落とさないですし、他の学校だったら捨て問と言われるようなものにも受験生は食いついてきます。その反面、ふっと集中力を抜いたとき、学校側の出題意図に引っかかったときに差が生まれます。それが、この学校の「差がつく問題」だと言えるでしょう。受験生のレベルが高いだけに、その中で差をつける問題となると、作問する側も大変です。

とはいえ、ある程度のところまでは、御三家、中でも開成中学や、駒場東邦中学などの対策をしっかりおこなったうえで、筑波大学附属駒場中学校の出題傾向に慣れていくという姿勢で学習に取り組むことが大切になってきます。

たとえば2月1日に開成中学を受験する場合

ここからは、2月1日に開成中学校を受験し、2月3日に筑波大学附属中学校を受験する(おそらく一番多いであろう)ケースを念頭に、解説していきたいと思います。

開成中学校対策の中で、過去問も含めて十分な「思考力」や、解いていって計算の結果がきれいでない(汚い数字、とも言いますが)場合であっても自信をもって「これが答え」と言えるような「正解力」をまず十分に身に着けることが第一ステップです。これができなければ、筑波大学附属駒場中学校を受験することそれ自体がやや危険、ということになってしまいます。2月3日におさえの学校を受験できなくなるからです。

一般的な入試では十分合格点をとることができるであろう受験生が、筑波大学附属駒場中学校の対策にさらにステップアップする際に一番大切なことは、一言でいうと「思い切りの良さを磨きあげること」ではないかと思います。

筑波大学附属駒場中学校の入試は、言ってみれば「筑駒ワールド」ともいえる独特の世界が短い入試時間の中で繰り広げられます。それがよくわかるのが、「規則性」の問題です。規則性の問題では、「手を動かして書き出す」という地道な作業、その中で規則性を見つけていくという発想力が求められますが、ここでは、さらにレベルが高く、「ちゅうちょなく書きだすこと」「ていねいに調べること」「あきらめないこと」、これを徹底しなければ、全く歯が立たない問題が出題されます。

中でも、「ちゅうちょなく書き出す」ということは意外と難しいものです。規則性の問題を、頭の中で考えて、手を動かさずに何らかの公式で解こうとする生徒さんが多いですが、筑波大学附属駒場中学校では、それでは通用しません。

そもそも高いレベルの論理的思考力を身に着けてきている受験生が集まるわけですから、それくらいできてあたりまえ・・・と思われがちなのですが、普段から書き出すことをいとわない学習をしていないと、「ちゅうちょなく書き出す」ということは、普段の学習とは真逆の姿勢を強いられていると感じてしまうこともあるようで、生徒さんによっては戸惑ってしまい、なかなか問題が解けない、ということもよくあります。

頭の中で見通しを立てて、それでようやく書き始める…それでは時間が足りません。どうしても先の見通しを立てないと不安になってしまう生徒さんが多いのですが、ここは我慢です。まずは「書く」ことをいとをいとわないこと。これこそが、筑波大学附属駒場中学校の入試で求められている姿勢です。これは、算数でも顕著ですが、他の教科でも同じことが言えます。

ただ「書けばいい」わけでない

「ちゅうちょなく書き出すこと」がとても大切だということを先ほど述べましたが、ただやみくもに書き出せばいいというものではなく、「書き方」も非常に重要です。

特に、筑波大学附属駒場中学校の場合、解答用紙に計算のスペースがあり、その横に答えを書き込むようになっていますので、まずは問題用紙の空きスペースを有効に使わなければいけません。ですから、ただ何でもかんでも書き出せばいいや、という姿勢だと、スペースが足りなくなりますし、途中で整理できなくなってしまいます。

また、解答用紙にある計算のスペースは、問題用紙の空きスペースを使って解いた後に、思考の過程を説明できるような形で転記するなどの工夫もオススメです。その際、時間との戦いなので、焦って転記ミスをしてしまう受験生が多いですが、この点は十分に気を付けてください。

筑波大学附属駒場中学校の算数では、この「空きスペースをいかにうまく活用するか」がキーになります。これが算数においては合否を決めるポイントの一つと言ってもよいでしょう。

「空きスペースなんだからどう書いても自由でしょう?」と思われるかもしれません。たしかにそうなのですが、その空きスペースに「合わせて」「適正なサイズで」「見やすく」書いていくというのは、ことばで説明すると簡単に聞こえるかもしれませんが、やってみるとそう簡単なことではありません

そもそも、「適正なサイズ」はどのくらいなのかわかりませんよね。最初に大きく書き始めてしまうと、後半になって大切なところでスペースがなくなり、違うところに書いてしまって何が何だかわからなくなってしまう、という結果になってしまいます。

また、計算一つとっても、なぜそのように考えたのか、思考のプロセスが試されていますから、どこから書けばよいのかというこも大切な点です。このように、「空きスペースの活用」問題はなかなか悩ましいのです。

思い切って解き進めることができるようになるためには?

このように、1問とってもどのように書いていったらいいか、そのとっかかりのところから悩ましい算数の問題を思い切りよく解き進めることができるようになるかどうかが、算数では明暗を分けます。

では、どのようにすれば、思い切って解き進めることができるようになるのでしょうか?これは、「ちゅうちょなく書きだすこと」「ていねいに調べること」「あきらめないこと」といった、求められている、問題に取り組む姿勢を身につけるしかありません。その方法とは・・・と言っても、魔法のような裏技があればよいのですが、それはありません。やはり、「回数をこなすこと」につきます

「回数をこなす」と言っても、ただ何度も同じような問題を繰り返しやればよいわけではありません。もし自分が解いてみて、途中でつまずいたところがあった場合はどうしますか?やはりまずは解説を読み、本当に理解できているかどうかもう一度解いてみる、というのが王道ですが、中には解説が不十分なものもありますし、ただ問題集とにらめっこしていても実力はついていきません。

大切なのは、ただ繰り返すだけではありません。自分が解いた解答のプロセスを、手本となるようなものと照らし合わせて、もっとよくするには、もっと時間を節約するには、あるいはミスしないようにするためにはどうすればよいか、ということをよく検討し、その反省を次に生かす、といったことを反復することです。

筑駒に関しては、個別指導に頼るのが効率的

ここでネックとなるのが、自分の解答のプロセスを照らし合わせるための「手本となるようなもの」がなかなかない、ということです。塾でも、筑駒コースをうたっているところはいくつかありますが、正直なところ、「授業を聞いて理解しなさい」ということが多く、自分で繰り返しトライする、ということは難しいのが現状です。

また、通常の塾のテキストなどには載っていないような問題が多いですし、過去問集の解答は、残念ながら間違っていることもあり、解説になっていないこともあります。中には解答しか書いていないものもあります。

このようなテキストや過去問集の解答を見て復習しなさい、と言ってもそれは無理というものです。また、塾の集団授業では、いわゆる赤本のコピーが配られると思いますが、実寸大ではありません。拡大コピーしてくれればよいのですが、なかなかそこまではしてくれません。つまり、実際の入試と同じような過去問演習はできていないのが現状なのです。

そこで、自分の力ではどうしようもない場合には、個別指導を活用することをオススメします。難関校の算数に関しては、すでに個別指導で志望校対策をしていらっしゃるご家庭も多いと思います。

特に、筑波大学附属駒場中学校対策をおこなうためには、自分の解き方に改善すべきことはないか、どうすれば点数がよりとれるようになるか、という点を指導者に指摘してもらうということが重要になってきます。親御さんが教えようとしてもその域は越えてしまっているのが実情です。

個別指導のレベルには注意を

なぜ個別指導をつけるかというと、受験生が自分で解いたプロセスを照らし合わせる「手本となるようなもの」を使って、反復練習することをオススメするからです。

ただし、注意点があります。それは、指導者の「実力」です。指導者が、今後の学習の指標となる「手本となるようなもの」を作るだけの実力がなければ、筑波大学附属駒場中学校のような最難関校の対策をすることは難しいでしょう。その点だけは気をつけていただきたいと思います。

少々厳しい言い方かもしれませんが、中学受験の算数をよくわかっている指導者でなければ効果がないと思われます。最高レベルの受験生と渡り合える実力のある個別指導者を良く選んでいただきたいと思います。ちなみに、大手塾の補修用の個別指導は、残念ながら集団授業ができないためにそちらで教えているという先生もいますから、十分気をつけてください。

出会った指導者に、自分の解答プロセスと照らし合わせるだけの手本となるようなものを用意してもらえたら、あとはひたすら練習することが必要です。指導者と競争して解くというのもオススメです。そこに闘志を燃やせるかどうかが合否を分けるだけの精神力と言ってもよいでしょう。書いて書いて書きまくって(やみくもにではなく、論理的に考えながら)、筑波大学附属駒場中学校の入試問題を体にしみこませるくらいのイメージをもって練習を積みましょう。

そして、「自分で書いたもの」を、「手本となるもの」を見て修正し、それを次に生かすことを繰り返しましょう。できなかった問題は、どこがわかっていなかったのか、何が足りなかったのか徹底的に検証しましょう。それを繰り返していくと、自分なりの問題への取り組み方のスタイルというものが身についてきます。

最終的に合否を分けるのは、その「自分なりのスタイル」を固めることです。

まとめ

今回は、筑波大学附属駒場中学校の算数について、どのような力が求められているのか、どのような学習姿勢が必要なのか、何が差を分けるのかという点について書いてきましたが、最後に、重要な点をまとめておきましょう。

  1. トップレベル中のトップレベルの受験生が集まってくるので、他の受験校の対策は万全にしておかなければいけない(当たり前といってもよい)
  2. 「思考力」「正解力」ともに、最高レベルのものが要求されるという心構えをもつ
  3. 「思い切りの良さ」が勝負を分ける
  4. 「ちゅうちょなく書き出す」「ていねいに調べる」ことが高レベルで求められるので、繰り返しその流れを練習する
  5. 自分の解答のプロセスと「上質な手本になるもの」を照らし合わせ、反省点を次に活かす
  6. 自分の「スタイル」が固まってくるまで繰り返す

筑波大学附属駒場中学校の入試は、本当に厳しい入試と言えます。実際に合格した生徒さんが「運がよかった」とおっしゃることも多いですし、本当に最後まで結果が読めない入試です。

ですが、単に運がよかっただけで合格できるような学校ではありませんし、非常に強い精神力、粘り強さ、試行錯誤することをいとわないこと、など、さまざまな要素が求められます。ですから、いくら「運がよかった」といっても、やはり合格した方は「実力」を身に着けてきたからこそ合格したのだと言えるのではないでしょうか。

最高峰の学校に合格した、それでも「運がよかった」と言える姿勢、それは「まさか受かるとは思わなかった」という本心もあるかもしれませんが、見方によっては、「全力で合格をとりに行った結果合格した」うえでなお、謙虚な姿勢を持つことができる受験生だということです。

筑波大学附属駒場中学校の入試は、「人間力」そのものを試す入試と言えるのかもしれません。これから大学入試改革が始まりますが、中学レベルでここまでの力を持っている生徒さん、そしてそのハイレベルな生徒さんから尊敬される先生、そのような学校であるからこそ、最高峰の学校と言えるのだといえるのではないでしょうか。

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一橋大学卒。 中学受験では、女子御三家の一角フェリス女学院に合格した実績を持ち、早稲田アカデミーにて長く教育業界に携わる。 得意科目の国語・社会はもちろん、自身の経験を活かした受験生を持つ保護者の心構えについても人気記事を連発。 現在は、高度な分析を必要とする学校別の対策記事を鋭意執筆中。