【卒業生に聞く!】歴史ある渋谷の女子校「実践女子学園」、どんな学校だった?

中学受験の際にどれだけ学校説明会に行っても、入学してみなくては分からないことはたくさんあります。

その学校のこと、その学校での学びの良かったところを一番知っているのは卒業生。

今回は、実践女子学園中学校・高等学校の2017年度卒業生のOさんからお話を聞きました。

学校説明会だけでは分からない「実践女子の良さ」が伝われば幸いです。

学校情報

  • 名称:実践女子学園中学校・高等学校
  • 所在地:東京都渋谷区東1-1-11
  • 最寄り駅:渋谷駅(JR 山手線/東京メトロ 副都心線、東急東横線/東京メトロ 半蔵門線・東急田園都市線/京王井の頭線/東京メトロ 銀座線/JR 埼京線・りんかい線・湘南新宿ライン)
  • 設立:1899年(明治32年)
  • 学校形態:女子校・全日制・中高完全一貫制
  • 宗教:なし
  • 入試形式:国数(理社)/思考表現/英語資格 ※入試形態による ※帰国生入試は自己PR文・面接
  • 学年人数:200~260人(年度によって変動あり)

女性教育の伝統を継承

「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」

これは、日本の近代女子教育の先駆者にして、実践女子学園の創立者である下田歌子の言葉です。実践女子学園の生徒は入学当初からこの建学の精神を学び、その名の通り実践を通じて教育を受けます。

例えば、後ほど紹介する「礼法」の授業であったり、規律や風儀面での厳しい指導はこのような建学の精神に則ったものです。

120年も前に社会的に自立した女性を目指した下田歌子の意思が現代にも受け継がれ、実践女子の”自由で溌剌とした校風”の中にも、そうした伝統や風儀が残っているのが感じられます。

生徒の個性と主体性を大切にする

生徒の個性が強く、和気あいあいとした雰囲気であるのが実践女子学園の特徴です。今になって思い返すと、生徒の個性や生徒間の団結を大事にしてくれていた学校なのだと思います。

特に、運動会や体育祭、合唱コンクールなどのイベントはとても盛り上がります。そうしたイベント事で見せる生徒の元気で活き活きとした姿が実践女子の生徒の印象と言えるでしょう。リーダーシップのある生徒も多く、学生主導で進められる練習を通じて、クラス全員で成長できる機会となっています。

また、中学三年間の部活動は全入制となっています。その中で主体性や協調性が身に付けられるかけがえのない経験が出来ます。

日本文化の教育と「礼儀作法」

実践女子学園は、日本文化の教育にも力を入れている学校です。校舎には茶道が行える和室があり、そこで実際に体験することで身を以て日本文化を学ぶことができます。部活動として華道や茶道などを選択てきるのはもちろんのこと、中学一年時には全入制の部活動に加えて日本文化実習として華道・茶道・筝曲・能楽などの部活動に参加することが義務付けられています。

さらに、高校に上ると和室での正しい振舞い方や相応しい言葉遣いなどを学ぶ「礼法」の授業があり、一人一人じっくりと指導を受けることができます。

「日本文化実習」や「礼法」を通じて、それぞれの分野を専門とする先生方から学んだ経験は一生物です。また、これらの授業に限らず、生活全般において「礼儀作法」を重んじる風習は実践女子学園の良い所の一つと言えるでしょう。

綺麗で充実した設備

実践女子学園というと歴史ある伝統校のイメージがありますが、比較的新しい設備も多く、綺麗で過ごしやすい環境が整っています。緑豊かなプロムナードや綺麗な体育館、日本文化実習室、カフェテリアなどが完備されており、充実した学校生活が送れます。

学校HPによると、現在では人工芝のグラウンドが整備されたり、iPadを使った授業が行われたりと、年々充実度を増しているようです。

さらに、実践女子学園の設備を紹介するのに欠かせないのが図書館です。85,000冊という都内でも有数の蔵書数を誇る実践女子の図書館には、「プレゼンテーションピット」と呼ばれる多目的空間や、調べ学習用のスペースも備えられているのが特徴的です。

 

~余談~

第1館と第3館と呼ばれる中学生の校舎は割と古く、「ザ・学校」といったイメージの校舎です。私が通学していた時代には、「受験を受けた校舎と違う…」「学校説明で見た綺麗な校舎じゃない…」などの嘆きの声が、入学直後の生徒から毎年のようにあがっていました。学校見学の際は、中学の棟にも足を運ぶことをお勧めします。

大学受験事情

実践女子学園高校では、ほとんど全ての生徒が大学受験をします。

高校3年時には文系・理系の選択に加え、「発展コース」と「教養コース」の選択をすることができます。「発展コース」は早慶上智~GMARCH・国公立受験者の多いクラスで、学習進度や内容がより高度になります。

2017年度には、「発展コース」は文理それぞれに1クラスずつ設けられ、定員オーバーの場合には成績によって選抜される、という形式でした。

実践女子学園には付属大学があり、エスカレーター式に内部進学する生徒も少なくありませんそのため、このようなクラス分けはとても大きな意味があります。

また、実践女子学園では中学高校通して、どちらかというと補習などのフォローアップに力を入れる傾向が強いため、上位校を目指すのであれば予備校に通うことをお勧めします。

その一方で、意欲のある生徒に対してはしっかりと向き合ってくれる熱心な先生も多い印象があります。その点で、学校での学習効果に関しては生徒のやる気次第とも言えるでしょう。

実践女子学園での6年間

実践女子学園に6年間通って抱いた率直な印象は明るく、温和な人が多いということです。また、渋谷という都会の真中にありながら、繁華街とは反対側にあるため、静かに落ち着いて学習や部活動に専念できる環境でもありました。そのため「人」という面でも「場所」という面でも、私にとっては「安心して学べる場所」であったと思います。

勉強面に関しては、学校側も生徒側も良くも悪くものんびりした印象があるため、「自分のペースでしっかりと学習できること」が鍵になってきます。私自身は、大学受験の際に英作文や小論文などを個別で指導してもらったり、わからない問題は分かるまで丁寧に教えてもらいました。実践女子学園で勉強を人一倍頑張りたい!という方は、「先生は使うもの」というくらいの意識を持って積極的に臨む必要があると思います。

以上のように、実践女子学園は「個性豊かで活き活きとした校風」「伝統や風習を大切にする精神」「充実した設備と立地の良さ」といったように特徴付けらます。

 

みなさんの受験の参考になりましたでしょうか?

実践女子学園の最新情報は 実践女子学園HP で確認してください。

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