はじめに
外国語を身に付けたいときに「多読がおすすめ!」ということを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
多読とはその名の通り、読んでいる文章をじっくり分析することなく、とにかくたくさんの文章を読んで読んで読みまくることです。
今回はその「多読」について、効果のある勉強方法をご紹介していきたいと思います。
英語多読は効果があるのか?
「多読」は第二言語習得研究(SLA)も認めている勉強方法です。
第二言語習得研究(SLA)とは、外国語を習得するメカニズムやプロセスの研究を行っている機関です。
アウトプット(書く・話す)をするには、頭の中に英語の文法や単語などの知識がないとできません。そのために大量のインプット(読む・聞く)をすることで、アウトプットも楽々できるようになるのです。
また多読をすることで、英語脳にアップデートすることができます。なぜなら多読は「英語を英語のまま理解する」からです。
例えば「dog」は「犬」と脳が変換することなく、「dog」は「dog」と脳が覚えます。日本語訳にしなくても理解できるようになるのです。
多読の際の注意
- 多読をする際は、基本的に辞書を使いません。
分からない単語があってもそのままスルーして大丈夫です。まずはどんどん読み進めていきましょう。
- 自分が楽しめる「易しい」英文を読む
いきなり難しい英語の本や新聞などを選んでしまったら、分からない単語ばかりで辛くなると思います。したがって、英語圏の子ども教材や誰もがストーリーを知っている名作などを選んでみるのもおすすめです。一番大切なのは、自分が楽しめるかどうか、です。多読は続けないと意味がありません。だから自分が無理なく、楽しく毎日続けられる本を選んでみましょう。
おすすめの英語多読方法3選
本
「ラダーシリーズ」は5段階レベルにわかれているため、自分のレベルにあった読書をすることができます。
- レベル1: 中学校で学習する単語 約1000語
- レベル2: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約300語
- レベル3: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約600語
- レベル4: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約1000語
- レベル5: 語彙制限なし
多読教材としても人気が高く、なんとタイトル数は100以上!お馴染みの「星の王子さま」「美女と野獣」「オリエント急行殺人事件」などお馴染みのタイトルがあるので、読みやすいです。
他にもAmazonなどで自分の好きな児童書を買うのもおすすめです。
小学生の国語の教科書に出てくる「がまくんとかえるくん」や日本でも人気の絵本「はらぺこあおむし」などを英語で読んでみるのも面白いですよ!
アプリ
続いては英語多読におすすめのアプリをご紹介します。
1つ目は「POLYGLOTS」です。これは速読だけでなく、リスニングや英単語、文法も学べる優秀なアプリです。速読では幅広いジャンルから選択でき、読むスピードを調整もできるんです!
2つ目は「English News in Levels」です。こちらは「Level 1」「Level 2」「Level 3」と自分のレベルに合ったニュースを読むことができるアプリです。自分のレベルがわかっていなくても、アプリ内には英語のレベルテストがあるので、自分のレベルをチェックすることができます。時事問題にも強くなれるし、英語力もアップできるしで、一石二鳥ですね!
3つ目は「BuzzFeed」です。こちらは英語圏のエンタメ記事を読むことができるアプリです。暇なときにパッと読める手軽感と、現地の面白いネタをゲットできることが人気となっています。
4つ目は「kindle」です。こちらはAmazonが提供する電子書籍サービスで、専用端末ではなく、スマホに無料ダウンロードできるんです。読書専用アプリなだけあって、「辞書機能」や「ハイライト機能」など、英語多読に役立つ機能がそろっているのが嬉しいポイント!無料で読める作品もいくつかあるので、お金をかけたくない人にもおすすめです。
ニュースサイト・英字新聞
続いては「ニュースサイト・英字新聞」についてご紹介します。ニュースサイトも英字新聞も、少し上級者向けになります。
ですが、中には初心者向けの、短いニュース原稿が読めるサイトもあるんです。それが「DMM英会話 デイリーニュース」です。1記事あたりの語数が200字から300字くらいで、日本のニュースが多いため理解しやすいという特徴があります。
まとめ
いかがでしたか?今回は「多読」の効果のある勉強方法についてご紹介しました。アウトプットするためにはインプットが重要です。無理なく楽しく続けられる本やアプリを見つけて、たくさん読んで読んで、インプットしてみてくださいね!
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参照
上智大学総合人間科学部社会学科の片倉優花です。
私は中高をドイツで過ごし、高校はインターナショナルスクールに通っていました。ドイツ語も英語も身につけないといけなくて語学習得に苦労したのですが、その経験を生かして、主に「英語」をみなさんに楽しく分かりやすく習得してもらえるような記事を書いていきます。現在は弓道サークルに所属していて、中高はバスケ部でした。他にも水泳やクラシックバレエなども過去に習っていて、体を動かすことが好きです。趣味は、読書、旅行、写真撮ること、食べることです。ドイツに住んでいた時に、ヨーロッパ中を旅行しました。お気に入りの場所は、イタリアのベネチア、フランスのモンサンミッシェル、トルコのイスタンブール、ドバイです。60ヶ国制覇を目指しています!英語だけでなく、モチベーションや勉強法なども書いていけたらなと思っています。
よろしくお願いします!