不安や追い込みでメンタル崩壊!?東大生がオススメする直前期の上手な過ごし方

こんにちは!わいあーるです。

入試直前、受験生の大半が「最後の追い込み」と意気込んで、今までで一番レベルの勉強をしているかと思います。

それと同時に、直前期の勉強は入試の出来に直結するため、どのように勉強したらいいのか、どう過ごしたらいいのかを悩んでしまう人もいます。

そこで今回は「入試直前期」を2回経験した僕の過ごし方(2つ)を振り返りながら、実際にどう過ごすべきなのかについて考えていきます。

現役時代の過ごし方

まずは僕の現役時代の過ごし方。

現役時代は塾にも予備校にも行っていませんでしたから、ずっと家で勉強するしかありませんでした。

僕はけっこうサボりぐせがあるので、家にいるとSNSやYouTube(特にこれ)に時間を使ってしまい、他の受験生に比べて勉強時間が取れていませんでした。

さすがに少しくらいは勉強していたのですが、ちょっと休憩しようと思ってベッドに飛び込んでスマホをいじり始めると、ベッドとYouTubeの重力からなかなか脱出できずにしばらくそこにとどまってしまう、という日々でした。最悪ですね。

そのままテキトーになにも考えずに同じ生活をしていたら、気づいたら入試が始まり、気づいたら落ちていました。

一日の勉強時間はリアルに6-7時間くらいでした。

朝は7:30くらいに起きて夜は23時くらいに寝るという、生活習慣的には良い行動を取っていたのですが、スマホの引力が強すぎて起きている時間の効率が最悪だったと言わざるを得ません。

ずっと家にいて、しゃべる友達が全くいなかったのも原因だと思います。気持ち的にはけっこう鬱でした。

ただただ勉強が面倒だなと思う生活が続いていて、全然やる気も起きなかったし精神衛生的にも良くなかったと思います。

この生活を続けて不合格になった現実を目の当たりにした僕は、入試の結果を知ってやっと「自分は家では勉強できないんだな」と気づきました。

これは大学生になった今でも変わらない自分の特徴です。

たくさん勉強を重ねて、自分がどういう人間なのか早めに知ることは非常に重要であると僕は昔から言っていますが、それはこの経験から得た教訓です。

浪人時代の過ごし方

次に浪人時代の過ごし方です。

「家では勉強できない」「友達と話す時間がほしい」と現役時代から学んだ僕は、とりあえず通っていた予備校の自習室に毎日行っていました。

結果的に現役時代とは見違えるように勉強がはかどって、なかなか充実した(?)浪人生活を送れていた気がします。

受験勉強も2周目で、1周目よりも要領がつかめてきたということもあるかもしれませんが。

とはいっても、自分の最高の状態で、やる気に満ち溢れて勉強できていた感じではありませんでした。

たしかに現役時代の直前期より勉強できていましたが、直前期でない普通の浪人中(予備校の授業があったときとか。以下この時期を「通期」と呼ぶことにします)のほうが効率も時間も質の高い勉強をしていたからです。

通期に勉強しすぎたのかもしれませんが、直前期はどこか勉強することに疲れてしまった感じがあって、勉強するっちゃするけどそこまで集中力は高くない、すぐに休憩したり散歩したりしたくなるという状態になっていました。

マジでそろそろ勉強飽きたな、もうこれ以上勉強を勉強しなくていいから、このまま今すぐにでも入試を受けてこの生活から解放されたいとめちゃくちゃ強めに思っていました。

いわゆる「マラソン、ゴールする直前がいちばんつらい理論」と原理は同じですね。

直前期はどう過ごすべきか

さて、では実際に直前期はどうやって過ごしたらいいのでしょうか?

こんなこと考えるまでもなく「いつもどおり規則正しく寝て起きて勉強!工夫なんか必要ない!勉強!以上!閉廷!」と胸を張って言える人ならもうそれはそれはたくさん勉強してくださいという感じなのですが、僕みたいにサボりぐせのある心の弱い人はそういうわけにもいきません。

どうにかしてモチベーションを維持し、効率の良い勉強を続ける方法を模索しなければなりません

その方法の一つに「だらけてしまう自分を許す」ということがあります。

僕が先ほど書いた「直前期はどこか勉強するのに疲れてしまった感じ」というのは、勉強にやる気が出ない自分への一種の言い訳です。

このときに「勉強しなきゃいけないのにやる気が全く出ない、自分はダメだどうしよう」と悲観的になるのではなく、「まあ疲れてるから仕方ねえ、ちょっと休んでまた再開しよう」というように心の逃げ場を作ります。

精神的に余裕がないときに精神を張り詰めて勉強することなんか当然できませんから、自分で自分を許してしまうのです。

この「自分で自分を許す」というのが、直前期のメンタルの保ち方の唯一の手段だと思います。

直前期の一番の問題は「いかにメンタルを安定させてコンスタントに勉強時間を確保するか」ということです。

追い込みすぎずに、適度に自分を肯定して、常に前を向きながら未来の入試へ対策を重ねるのが一番の方法です。

直前期の勉強内容

おまけとして、僕の直前期の勉強内容についてですが、基本的に過去問をやるだけの生活でした。

基礎的なこと(理論など)を通期に固めて、直前期は実践的なことしかやらない、というノリです。

センター後のリハビリで市販の問題集や予備校のテキストの復習をしていましたが、それ以外はほぼすべて過去問でした。それもほとんど東大の過去問。

たまーに暇つぶし程度に私大の英語の過去問(早慶の中でも難しい学部とか上智など、英語が難しいと言われているところ)と、滑り止めの大学の過去問を数年分解きましたが。これはあくまでも僕のやり方です。

市販の問題集も解きたいという人もいるかと思います。それも大いにいいと思います。

しかし、やるなら今まで手を付けたことのある問題集の復習だけに留めるべきだと思います。

新しい問題に触れることは非常に大事ですが、無闇に自分の志望大学以外の問題をやってもかえって逆効果だと思うからです。

それだったら、やったことある問題集の復習をして知識を再定着させるか、過去問を進めてそれの復習もするかのほうがいいと思います。

余計なことはせずに自分の志望大学を一点見つめとけば良い、ということです、適当に言えば。

最後に

直前期はどこか精神的に不安定になることが多いですから、この記事がそんなみなさまの指針みたいな感じになれば幸いです。

では今回はこのへんで!!

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駿台予備学校お茶の水3号館東大理系演習コースでの1年の浪人生活を経て、2019年に東京大学理科一類に入学。浪人中に書いていたAmebaブログ「東大理1を目指す浪人生の物語」は、その悲喜こもごもの浪人生活を絶妙な筆致でつづることにより、東大受験生ブログランキングで半年以上に渡って1位を獲得するのみならず、Amebaブログの高校生・浪人生ジャンルでも長きに渡って頂点に立ち続けた。地方の非進学校出身で、都心の名だたる有名校との格差を感じながらも工夫をして成績を伸ばした姿が共感を生み、いまも受験を控える高校生・浪人生から支持を得ている。東大進学後も「とある東大生の脳内をのぞく」と銘打ったブログを開設し、Twitterで受験生の質問に親身に答え続けるなど、精力的に活動している。