【大学受験英語の勉強法】英文解釈・長文読解の効果的な勉強法とは?おさえるべき3つのポイントを解説!

大学受験英語に必要なものはなんだと思いますか?

なにから手をつけていいのか分からない、どう勉強したらいいのか分からない。そんな方に向けて、大学受験英語の最も効率的で効果的な勉強法をご紹介します。

大学受験英語でおさえるべき3つのポイント

大学受験英語を制覇するためには以下の3つが重要になります。

  1. 単語
  2. 文法
  3. 英文解釈(長文読解)

すでに1番の単語と2番の文法については、別の記事で詳しく勉強法をご紹介しました。そこで、今回の記事では最後のポイントである「英文解釈(長文読解)」について見ていこうと思います。

ついつい、後回しにしてしまいがちだったり、そもそもあんまり意味ないんじゃない?と思っている方も多いのではないでしょうか?

「英文解釈(長文読解)」を勉強するかしないかでは、雲泥の差になります。では、なぜ「英文解釈(長文読解)」が必要なのでしょうか?

英文解釈(長文読解)の重要性とは?

単語と文法が分かっていれば、ある程度英語の文章は理解できますよね。ですが、「勘で分かること」と「きちんと理解していること」はかなり違います。

英文解釈は、英単語と英文法をきちんと理解し、その英文が伝えようとしていることを正確に読み取ることが求められます。

例えば、以下の英文を理解できますか?

In the years to come, will humans take robots that question their practical or moral judgments seriously?

この「that」はどんな役割を持っているのでしょうか?

that」は関係詞節になります。「robots」がどういうロボットなのかをthat節で詳しく表現しているのです。

そして、間違えやすい点が1つあります。多くの人がこの「that」の範囲は「 question their practical or moral judgments seriously」までと勘違いしてしまいがちです。

しかし「take O seriously」という意味になるため、「question their practical or moral judgments」までがthatの関係詞節の範囲になります。「take O seriously」は「Oを真剣に考える」という意味です。

したがって、この英文の意味は以下のようになります。

「今後、人間の現実的で道徳的な判断を疑うロボットを、人間は深刻にとらえるのだろうか。」

いかがでしたか?ばっちり理解できていたでしょうか?

英文解釈の勉強法

では、具体的に英文解釈はどのように勉強すればいいのでしょうか?

ズバリ!

英文解釈用の参考書を使うこと!

その前に…

まずは「英単語と英文法」に取り組んでいることが大前提になります。

一通り英文法の単元を学び終えたら、試しに英文解釈の参考書を開いてみてください。

そして英文解釈では「質」に気を使ってください。よく「多読すればいい!」と思っている方も多いのですが、それは英文を正しく理解できるようになってからです。

「量より質!」です。精読できるようになってから、多読をすると、ぐんぐん英文が頭に入り、リーディングスキルが格段にあがります。

英文解釈用のおすすめ参考書

  • 英文読解入門 基本はここだ!

最初にご紹介するこちらの英文読解参考書は、英文が中高レベルの単語と文法で構成されているため、基礎中の基礎を学びたい方におすすめです。

「英文を自分で解く→解説を読む→解釈力がつく」という流れを繰り返します。

  • ポレポレ英文読解プロセス50

次にご紹介する英文読解参考書は、20年以上も読み継がれている名著です。

こちらは英文の構造を単に説明するだけでなく、どうしてそういう構造になるのかプロセスも詳しく説明しているのです。

例えば、以下の例文を見てください。

Frank talks between an adolescent and his parents often reveal that the adolescent is basically willing to rely on his parents for protection.

(以下、ポレポレより抜粋)

Frank talks ……この時点で、Frank が主語(S)で、talksが(V)と考えるのは自然なことです。

続いて、between、この単語は前置詞です。前置詞は後ろに名詞をともなって、修飾部を作ります。修飾部は文の骨格にはなりませんから、どこからどこまでが修飾部かを確認した上で、(   )でくくり出しましょう。

Betweenは、「between…and~」の形で句を作りますから、この場合だと、(between an adolescent and his parents)とくくり出すこととなります。つぎのoftenは副詞ですから、常に修飾語となり、(often)です。

するとここまでで、

Frank talks (  )(  )reveal that〜.

revealは動詞ですから、

 Frank talks (  )(  )revealだと、SVVとなってしまって

 S      V                  V

文の形になりません。

それで、Frank(率直な-形容詞)、talks(話し合い-名詞)が主語、revealが動詞と決定できます。

どうでしたか?分かりやすいですよね?

ポレポレは、例文が50あり、ボリュームもそんなに多くないので短期間で1周できるメリットがあります。

  • 英文読解の透視図

最後にご紹介するこちらの英文解釈参考書は、ポレポレと同様に難易度の高い参考書です。特に、東大・京大レベルなど難しい大学入試の英語で高得点を狙いたい人向けになります。基礎もあり、充分早慶レベルの長文が余裕で読めるようになったら、ぜひこちらの参考書に挑戦してみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は大学受験英語を制覇するために最後の砦である「英文解釈」についてご紹介しました。

英単語と英文法をしっかりやり、そして参考書を用いて英文を読む。これが一番効率的で効果的な勉強法になります。ぜひ英文解釈を得意にして、受験で成功をおさめてくださいね!

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参考

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上智大学総合人間科学部社会学科の片倉優花です。 私は中高をドイツで過ごし、高校はインターナショナルスクールに通っていました。ドイツ語も英語も身につけないといけなくて語学習得に苦労したのですが、その経験を生かして、主に「英語」をみなさんに楽しく分かりやすく習得してもらえるような記事を書いていきます。現在は弓道サークルに所属していて、中高はバスケ部でした。他にも水泳やクラシックバレエなども過去に習っていて、体を動かすことが好きです。趣味は、読書、旅行、写真撮ること、食べることです。ドイツに住んでいた時に、ヨーロッパ中を旅行しました。お気に入りの場所は、イタリアのベネチア、フランスのモンサンミッシェル、トルコのイスタンブール、ドバイです。60ヶ国制覇を目指しています!英語だけでなく、モチベーションや勉強法なども書いていけたらなと思っています。 よろしくお願いします!