英文法を基本から!関係代名詞の基本用法と継続用法について【詳しい例文付き】

今回は、関係代名詞について習います。

関係代名詞とは「名詞を説明するのに使う節」と「説明される名詞」が結びつくことを指す。

例えば「私を手伝ってくれた女性」を英語で言うと、「the women who helped me」になる。赤文字部分が「説明される名詞」で、太文字部分が「名詞を説明するのに使う節」です。

まずは先行詞と関係代名詞の基本について学び、その後関係代名詞の限定用法と継続用法の違いについて学んできます。

先行詞と関係代名詞の基本

先行詞とは「説明される名詞」のことを指しています。

先行詞が人か人以外か、そして関係代名詞が続く節の中でどのような働きをしているか(主格なのか所有格なのか)によって、使う関係代名詞は変わってきます。

主格の場合

  • ①I have a friend who lives in Paris.
    (私はパリに住む友達がいる)
  • ②They live in a house which stands on a hill.
    (彼らは丘の上に立つ家に住んでいる)

上の2つの例文では関係代名詞が主語の役割をしているので、「who」「which」が用いられています。詳しく見ていきましょう。

①の文を2つに分解すると、

  • I have a friend.(私は友達がいる)
  • He/She lives in Paris.(彼/彼女はパリに住んでいる)

となります。

この場合、先行詞は「a friend」で、その「友達」がどんな友達なのか説明するために「who lives in Paris」が続きます。先行詞の後に必ず関係代名詞が続くのがルールです。

「a friend」は“人”なので、関係代名詞は「who」になります。また、この関係代名詞「who」は「lives」の主語の働きをしています。

一方で、②の文章を2つに分解すると、

  • They live in a house.(彼らは家に住んでいる)
  • It stands on a hill.(家は丘の上に立つ)

となります。

先行詞は「a house」で、その後にその「a house」がどのような家なのかを説明するために「which stands on a hill」と続きます。この場合、「a house」は“人以外”なので関係代名詞は「which」を用います。

この関係代名詞「which」は「stands」の主語の働きをしています。このように関係代名詞が主語として働く場合は、「who」や「which」のように主格の関係代名詞が使われます。

以下の表には、主格、所有格、目的格の関係代名詞がまとめられています。

先行詞

主格

所有格

目的格

Who

Whose

Who(m)

人以外

Which

Whose

Which

人・人以外

That

That

所有格

  • ①He has a friend whose father is a writer.
    (彼には、父親が作家の友達がいる)
  • ②I am looking forward for a book whose subject is jazz.
    (私はジャズがテーマの本を探している)

続いては関係代名詞が「その人の」という所有の意味を表している所有格の関係代名詞を見ていきます。

①の文を2つに分解してみましょう。

  • He has a friend.(彼は友達がいる)
  • The friend’s father is a writer.(その友達の父親は作家だ)

このように「友達の〜」と所有格の場合は「whose」を使います。先行詞が「a friend」なのでその直後に「whose father is a writer(その友達の父親は作家だ)」が続きます。

②では先行詞が「a book」で「その本のテーマがジャズ」ということを関係代名詞で表しています。

①は“人”、②は“人以外”の先行詞ですが、どちらも「whose」を使うのがルールです。

また、whoseの直後には必ず“名詞”が置かれ、〈whose+名詞〉の形になります。

目的格

  • ①The man whom I met on the street works at a bank.
    (私が通りで出会った男性は、銀行で働いている)
  • ②I am reading a book which I borrowed from the library.
    (私は図書館で借りた本を読んでいる)

ここでは「whom」と「which」という目的格の関係代名詞を見ていきます。

まず①を2つの文に分解すると、

  • The man works at a bank.(男性は銀行で働いている)
  • I met him on the street.(私は通りで彼に出会った)

となります。

先行詞は「the man」で“人”なので、先行詞の直後に「whom」を持ってきて、「I met on the street(私が通りで出会った)」を続けます。

一方で②の文は先行詞は「a book」で“人以外”なので「which」を用います。

また、目的格の関係代名詞は省略させることも多く、省略された文章はこうなります。

  • The man I met on the street works at a bank.
  • I am reading a book which I borrowed from the library.

that

関係代名詞の「that」は、「which」の代わりによく使われます。

  • ①I lent him the money that was in my pocket.
    (私はポケットの中にあったお金を彼に渡した)
  • ②Where is the CD that I bought yesterday?
    (私が昨日買ったCDはどこにあるの?)

まず①では、関係代名詞thatが主格の関係代名詞whichと同じ役割をしています。

②では関係代名詞thatが目的格の関係代名詞whichと同じ働きをしています。この場合、目的格のthatも省略されることが多いです。

前置詞と関係代名詞

  • ①He is the actor whom Ann sent a fan letter to.
    (彼はアンがファンレターを送った俳優だ)
  • ②This is the city which I was born in.
    (これは私が生まれた町だ)

まず①の文を分解してみましょう。

  • He is the actor.(彼は俳優だ)
  • Ann sent a fan letter to the actor.(アンは彼にファンレターを送った)

文末にある「to」のあとには「the actor」があると考えてください。この関係代名詞whomは文末の前置詞toの目的語の働きをしています。

続いて②の文も分解してみます。

  • This is the city.(これは町だ)
  • I was born in the city.(私はこの町で生まれた)

文末にある「in」のあとには「the city」があると考えてください。この関係代名詞whichは前置詞inの目的語の働きをしています。

なお、前置詞を関係代名詞の前に置くことも可能です。

  • He is the actor to whom Ann sent a fan letter.
  • This is the city in which I was born.

what

  • What worries me is the result of the exam.
    (私を不安にさせているものは、試験の成績のことだ)
  • ②They could not believe what they saw.
    (彼らは自分たちが見たものを信じられなかった)

関係代名詞whatは「〜すること(もの)」という意味で、先行詞はありません。

①では、「What worries me(私を不安にさせるものは)」が文の主語になっています。

②では彼らが信じられなかったものを「what they saw」という目的語で表しています。

関係代名詞の限定用法と継続用法

  • ①He has two sons who work in publishing.
    (彼には出版業界で働いている2人の息子がいる)
  • ②He has two sons, who work in publishing.
    (彼には息子が2人息子がいるが、その息子たちは出版業界で働いている)

関係代名詞の前にコンマ(,)を置かない用法を限定用法、コンマを置く用法を継続用法と呼びます。ですので①が限定用法、②が継続用法となります。

①では先行詞「two sons」が「出版業界で働いている」と限定されています。つまり息子2人は出版業界で働いているが、もしかしたらその2人の息子の他に、出版業界に勤めていない息子がいる可能性もあるわけです。

一方②では、コンマの前で「息子が2人いる」と内容が完結していて、「その2人の息子は出版業界で働いている」と補足の説明がされています。ですので、息子は2人しかいないことになります。

  • ③He gave me some chocolates, which I ate at once.
    (彼は私にチョコをいくつかくれて、私はそれらをすぐに食べてしまった)
  • ④She lent me some books, which were not so interesting.
    (彼女は私に本を何冊か貸してくれたが、それほど面白くなかった)
  • ⑤He said he was not afraid of ghosts, which was not true.
    (彼は幽霊は怖くないと言っていたが、それは本当ではなかった)
  • ⑥It rained all day yesterday, which I expected.
    (昨日は1日雨だったが、それは思った通りだった)

継続用法は文脈によって意味合いが異なり、接続詞を使って書き換えることができます。

③は「彼は私にチョコをくれた」という文に対して、「私はそれらをすぐに食べた」と情報を付け加えているので、「and」を使い、He gave me some chocolates and I ate them at once.とすることができます。

④では「本を貸してくれた、しかし面白くなかった」という意味合いなので「but」を使い、She lent me some books but they were not so interesting.とすることができます。

⑤では先行詞が「he was not afraid of ghosts」という節全てになります。

⑥はコンマの前の主節(It rained all day yesterday)の内容全体が先行詞になっています。

このように、継続用法のwhichは名詞だけでなく、直前の文の内容全体や、文中の節を先行詞とすることがあるので、よく見極めるようにしましょう。

最後に

いかがでしたか?今回は先行詞のあとに「which」や「who」などが続く、関係代名詞を習いました。

“人”なのか“人以外”なのか、主格なのか所有格なのか目的格なのかによって関係代名詞は変化するので気をつけましょう。

次回は関係詞節中で副詞の役割を果たす「関係副詞」について学びます。

【参考文献】
石黒昭博, 2016, 「総合英語Forest」桐原書店

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