英語の試験や実践に挑む際、単語力はとても重要なものになります。
その単語力の勉強方法には様々なものがあります。
実際に試験の過去問を解いてみたり、教科書を読み直してみたり、映画やニュースを見てわからない単語を調べたり…。
その他に、英単語帳や英単語本を使う方も多いのではないでしょうか。英単語の本は様々な種類があるので、どれを使えば良いかわからなくなってしまうことも多いと思います。
そこで、今回は『英単語ターゲット1400』を紹介していきたいと思います。
特徴
まずは、この本の特徴から紹介していこうと思います。
本のレイアウト
最初の数ページでは、
- 本の使い方
- 学習方法
- 発音記号の説明
が紹介されています。
その後に、単語のページが始まります。
単語は、全部で3つのパートに、レベルごとに分けて紹介されています。さらにパート内でも、頻出順でセクションに分けられています。
そのセクションの中でも、品詞ごとに分類されてまとめられています。品詞は、動詞・名詞・形容詞・副詞/その他の4つで分けられています。また、パートごとにそれぞれコラムが載っています。
コラムでは、似ている意味を持つ単語が、日本語訳と共にわかりやすくまとめられています。
そして、最後には索引が載っています。この索引は、ページ数ではなく、単語の番号で引くことができるようになっています。
ページのレイアウト
単語→意味→例文→例文訳 の順で記載されています。
- 意味
- 例文中の単語
- 例文訳中の単語
が赤字で紹介されています。
また、意味の部分では、
- 重要な意味以外の、異なる意味(黒字)
- それぞれの意味として使われる際の品詞名(黒字)
- よく使われる単語の形、熟語(青字)
- 派生語(黒字)
のように、ポイントが記載されている単語もあります。
さらに、例文では、実際にセンター試験で出題されたものも少解されています。これらに関しては、(センター試験)というように記されています。
そして、単語の部分には、チェックマークもあり、自分で覚えたかどうかを確認しながら学習していくことができます。
音声ダウンロード
この本では、音声ファイルを無料ダウンロードすることができます。
この音声ファイルは、単語はもちろん、単語とその意味がセットになったものも聞くことができます。また、例文も一緒に聞きたいという方のために、例文も含めた音声ファイルも別売りで用意されています。
さらに、この本には音声ファイルだけでなく、無料アプリがあります。
このアプリを使うことにより、本に載っている英単語の綴りや意味を確認するクイズを受けることができます。さらに、リスニング機能も付いているので、簡単に英単語の発音を確認することができます。加えて、このアプリでは、ミニテストやカレンダー機能も使うことができるので、モチベーションをキープすることができます。
どんな人に向いている?
次に、この本がどのような人に向いているか、紹介していきたいと思います。
この本に載っている単語は、どれも試験に出てもおかしくないような基礎的なものばかりです。
なので、高校の試験や模試対策にピッタリです。
また、この本で紹介されている単語は、センター試験・共通テストで頻出されている単語ばかりです。そのため、共通テストのための英単語勉強を始めようと思っている方にもオススメです。
自分が覚えられていない単語、これから勉強しなければいけない単語が明確に把握できます。
さらに、この本を完璧に学習すれば、共通テストレベルの英単語を使えるようになったということになり、難関大学を受験するためのスタートラインに立つことができると思います。
本当に重要な単語ばかりを扱っているので、ボリュームも必要最低限なものになっています。なので、さらに上を目指したい方には、次のレベルのものをオススメします。
加えて、この本で紹介されている単語は、実践的なものも多くあります。
英語での日常会話はもちろんですが、その他のニュースや新聞に出てくるようなよりアカデミックなものもあります。海外の高校での授業で、よく聞くような単語もたくさん詰まっています。
そのため、より実践的な英語力を向上させるために勉強を始めたいという方にもオススメです。
受験勉強にしても実践的な勉強にしても、自分が今どのレベルに立っているか、何をしたら良いか、不安な気持ちになる方は少なくないのではないでしょうか。
経験談ですが、筆者が受験生だった頃は、その不安を紛らわすためにひたすら単語を暗記していました。 単語の勉強はいつでもどこでもすることができるので、過去問を解いた後や授業の合間など、隙間時間に不安を紛らわすために単語を覚えていました。
単語の勉強は、不安を解消するだけでなく、きちんと実力として身につきます。なので、不安だなと思ったら、とりあえず単語を暗記してみたりして、是非隙間時間を有効活用してみると良いかもしれません。
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参考
早稲田大学法学部在学。
中学からの留学経験を活かした英語力を元に、初学者が躓くポイントをわかりやすく解説します!