みなさんは集中力に自信がありますか?
「私は全く集中力が続かない」という人や「私は集中力に自信があって、1時間、2時間と集中できる」という人、「本を読むことやゲームなら永遠と集中していられる」という人、それは人ぞれぞれですね。
今回は自分の最大の集中力を発揮できるポイントを解説していきます。
Contents
15分間の集中力を効率的に使おう!
集中力に自信がない人もある人も、ヒトの最大で集中できる時間は15分間のみなのです。
試験時間に対してこの15分という時間は短い!と感じる人が多いと思います。この15分を上手く使うか使わないかで、試験で自分の実力を発揮できるかできないか決まってくると言っても過言ではないのです。
前者の”全く集中力が続かない”という人は、15分だけなら集中ができるはずです。後者の”1時間、2時間と集中できる”という人は15分で集中し直すことでより質の高い集中が可能となります。
試験中の15分間集中のポイント
★試験時間を15分で割って問題に取り組もう
例えば、入試や定期テストが60分だとします。大体、問題数を時間で割り、各問題にあてる時間を考え、それに沿って問題を解いていくと思います。
そこで15分単位で問題に取り組み(60分なら全体の問題を4つに分けて)問題を解きましょう。”15分間集中し、数秒間休憩し頭をリセットする、そしてまた15分間問題に取り組む”という流れを繰り返しましょう。
算数や理科は問題を割りやすいのでできるかと思いますが、国語の読解問題は割るのは難しいと思います。その際は15分で一呼吸置くことが大切です。集中して読み続けられるからそのまま続けるのではなく、一度目を閉じ数秒間休むことを意識してみてください。
試験で急に集中力を15分で分けることは難しいと思います。そこで日頃からの勉強でも15分間集中を意識して取り組みましょう。
普段の勉強の15分間集中のポイント
いくつかの自習教材では設定時間がありますね。それは1ページ15~20分で設定されているものが多いです。それはやはり集中できる時間が15分であるからです。それに従い、1日15分の自己学習でいいのです。(受験生やテスト前は自分の学習、目標の状況による。)
もっと出来そう、時間がある日は科目を変えて取り組みましょう。なぜ科目を変えるというとリセットされて集中し直すことができるからです。
自己学習だけでなく、授業中もこの15分間集中の訓練をすると良いでしょう。
1科目あたり小学生は約45分授業、中高学生は約50分授業、大学生は約90分授業(学校によりますが、)、またそれは何科目も続きます。
ここでも15分間集中を意識し、授業に取り組みましょう。試験では数秒間の休憩でしたが、授業では1,2分休憩し何も考えない時間をつくりましょう。そしてまた集中し直すということをルーティーンにすると良いですね。
このように授業中で意識することによって試験にも繋がりやすくなります。親御さんは「こんな風(上記のよう)に授業やってみたらどう?」と声かけをしてもらえると良いと思います。
緊張をほぐして集中力up!
試験になると緊張してしまって実際の実力を発揮できないお子さんもたくさんいるのではないでしょうか。今まで頑張ってきたことが試験で発揮できないのは非常にもったいないことですよね。
どんなことをしても緊張してしまうと思いますが、少しでも和らぐようなポイントを解説していきます。
ハンカチを用意する
これは持ち物として当たり前ですが、もし試験中の机の上に置くことが可能であれば、置くことをおすすめします。香り、嗅覚、ストレスには関係があるとされています。
緊張した際には、自分の家で使っている洗剤の香りなど自分が落ち着くような香りのハンカチで気持ちを落ち着かせると良いですね。
ルーティーンを作っておく
一時期ニュースにもなったラグビー日本代表の五郎丸歩選手のキック前に行うルーティン。これは集中力を高めるために行っているとされています。日頃から行なっていることを試験前行うことで緊張をほぐすことができるかもしれません。
例えば、”勉強をする前にチョコレートを食べる”や”この音楽を聞いてから勉強を始める”など。ちなみにチョコレートは集中力upを期待できる食べ物とされています。
また、15分間集中もルーティーンにできると良いですね。
自分が集中しやすい時間を知ろう!
新型コロナウイルスで自宅学習の時間が増えていますね。「なるべく朝に勉強をさせたい」と思うような親御さんも多いのではないでしょうか。
しかし、お子さんそれぞれで集中しやすい時間帯があります。それをまず見つけて理解してあげることが大切です。夕方の時間帯の方が集中できる子は朝に無理に勉強させるよりも夕方に勉強をする方が効率的です。
しかしながら、受験生はまた話は変わってきます。試験は基本的に朝から行われますね。普段から自分の最大の集中力が朝に発揮できるように勉強しておくことが必要です。夕方集中タイプのお子さんは、受験とともに勉強時間を朝方にシフトさせることをお勧めします。
以上の話に延長しますが、現在新型コロナウイルスの影響で実際に試験会場に行く模試が少なくなっています。試験本番の雰囲気を感じることができる模試の機会が失われることは大きな不安であると思います。
そこで、過去問などを模試、または本番の試験と同じ状況(制限時間を測り、実際の会場に近い状態)をご家庭でつくる必要があります。できるだけ本番の試験と近い状態をたくさん経験して、本番も”いつもの感じ”で取り組むことができることが最善です。
しかし、たくさんの受験生がいる雰囲気を感じることが必要です。これからは数少ない模試を大切に受けていきましょう。
まとめ
受験はinputしたものをoutput出来なければ意味がないのです。
勉強内容を詰め込んでもそれを試験の制限時間内に発揮することが必要です。
これまで努力した成果を最大限発揮できるように、工夫して自分なりの集中力の保ち方を確立しましょう。まずは一緒にルーティーンを確立し、お子さんの集中できる時間を見つけられると良いですね。
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