時間がないから勉強できない?細切れ時間の使い方

いくらあっても足りなくなってしまう時間…

来年受験を控えている皆さんも,何年か後に受験を控えていてまだ少し余裕がある皆さんも,日々時間に追われていることと思います。

中学受験が当たり前のようになってきている昨今,子供たちは小学生時代から学校・複数の習いごと・塾や予備校,と週のスケジュールがほとんど空いていないことも珍しくなくなってきています。

塾や家庭教師で担当する生徒さんたちにも,授業以外の日に日々自分で行う作業をリストアップしてお渡しするのですが,全てに〇がつくケースは極めて少なく,出来なかった理由を問うと大抵,

「学校の宿題が多かったから」

とか,

「塾で残されて帰宅したのが22時過ぎだったから」

という答えが返ってきます。

気持ちも状況もよーく分かります。分かるのですが,でも,受験を予定している人は,皆時間が無いという同じ条件下でどれだけ志望校が求める学力を身に着けて挑戦するかに命運がかかっているのですから,何とかして必要量をこなすよりほかありません。

実際に志望校に見事合格するという結果を出している人と,残念だった人の違いは間違いなく,必要とされる学習量を頑張ってこなしたか否か,という点につきるのです。

でも本当に,

「物理的にない時間をどうやって捻出するの!?」

と思ってしまいますよね。

そこで今日は,細切れ時間の使い方を提案させていただきたいと思います。

 

これであなたも細切れ時間マスター!?

細切れ時間とは,お察しの通り登校前の15分とか,帰宅してから塾に行くまでの30分とか,夕食後お風呂に入るまでに少し腹がこなれるのを待つ15分とか,そういった継ぎ目の時間のことです。

こういった時間は,本来特にやることがなければぼーっとしたり,ほっとしたりする時間になるべきなのですが,直近でなくとも受験を控えている身であれば,そこは仕方がないので少し犠牲にして,作業時間にあてるべきでしょう。

毎日の作業リストを月初めに作成する習慣をつけ,一日に必ずこなすべきアイテムを書き出したら,あとは細切れ時間に一つずつ地道にこなしていくだけです。

一区切りの時間は,極力一つの作業を途中にせず一通り終えることに使うのが望ましいです。

そうして,その日その細切れ時間で一区切りの作業を終えたら作業リストに〇を付け,その日はもうその作業については忘れてかまいません。そうやって,作業リスト全てにその日〇が付いたらあとは何も考えずリラックスするもよし,早めに寝てしまうもよし,です。

一見面倒臭そうに見えると思いますが,こうやってちょろちょろとやって積み重ねて行った作業は,以外に合計すると結構な学習時間となりますそしてそれが毎日積み重なっていくと,当然のことながら膨大になります

この工夫をしておくだけで,入試直前にあわてて深夜までまとめて長時間勉強しなくとも,もう素地が出来上がってしまっている,という状態になりますから,習慣化するまで先に少しだけ苦労する分,受験を目の前に控えた年には追い込みの必要がなくなるのでギリギリで詰め込む人よりも時間的にも気持ち的にも何倍も余裕をもって準備することが可能になる訳です。

それに,こうやって時間の使い方が上手になっていると,中学や高校に行ってからぐっと増える学習量にも余裕でついていくキャパが養われますし,また先の長い話ですが将来社会人になって仕事に就いてからも,要領よく仕事をテキパキとこなす能力が身に着きますから,良いことだらけです。

結局,受験と言うのは各教科の学力を知りたいというよりも,つまるところ教科の試験を通してその膨大な量の学習を準備としてどれだけ計画的かつ効率的に行ってきたのか,どれだけ教科を超えてバランスの良い教養や理解力が身に着いているのか,というのを知りたいだけなのではないでしょうか。

ですから,楽なことではないですが,勉強に関してはことに,コツコツと地道な作業を毎日毎日積み重ねて山にすることが出来る人が必ず成果を出すのです。

細切れ時間に作業がさっさと片付いてしまうと,誰でもなく、自分がとってもとっても楽な気持ちになれますよ。

1日24時間という時間は,どんな年代の人にも共通に与えられている時間で,増やすことも減らすことも出来ません。それならば,誰だってやるべきことは少ない時間で済ませ,それ以外の余った時間をやりたいことに使いたいはずです。

受験勉強をするということは,その中で細切れ時間の上手な使い方を身に着けて,このように長い目で見て人生を豊かに過ごす術を習得することなのだと考えれば,受験する学校の偏差値にかかわらず,また違った目線で『とても意味のあること』として捉えることが出来ませんか。

せっかく受験をするのですから,勉強の中身だけでなく,一生役に立つ時間の使い方をついでに身に着けてしまいましょう。

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